NO | 団体名 | 主な企画内容
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46 |
広島干潟生物研究会(広島県) |
「広島デルタの千潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。」 年間潮位差4メートルを誇る広島湾を中心に、そこに生じる広大な千潟に市民や子どもたちを誘い、そこに棲む生き物を観察し、触り、豊かな自然と営みを体感してもらう。そこから課題を見つけ研究に発展させる子どもを育成する企画。 |
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速報レポート6 広島干潟生物研究会第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光とアカテガニのお産に立ち会う」
活動日 2021年7月24日(土) 19:00~21:00
活動場所 江田島市荒代海岸
参加人数 174名(幼児15名、小学生64名、中学生5名、高校生0名、成人90名)
成人のうち、指導者4名
活動内容
広島干潟生物研究会主催の、「第4回干潟観察会」は江田島市の荒代海岸で行われました。たくさんの人数が集まることができ、なおかつ山が迫った自然度の高い海岸です。毎年ここをウミホタル観察会の場所に指定しています。
これまでの参加者数は120名前後でしたが、今年は他のイベントが中止となっていたからか、あるいは自然に触れあいたいという思いがことの他強かったのか、174名という大所帯になりました。
この観察会では、ウミホタルを採取するトラップを自分で作ってきてもらいます。コーヒーのビンのふたに直径5ミリメートルほどの穴をたくさん空け、長いひもをくくり、さらには、エサも自分なりに工夫して持ってきていただくのです。中には、10個も作ってきた人もいました。こんなにハードルが高いのに、年々参加者が増えてきているのが不思議です。
まず、オリエンテーションで、安全上の注意をお願いしました。その後桟橋に進み、思い思いにトラップを海底に沈めてもらいます。これで30分ほど放置しますが、その間に砂浜に移動して浜辺の生きものを観察します。途中、アカテガニがたくさん山から下ってきており、崖や岩場に点々とみられました。頃合いをみて、水際まで降り、からだを揺すってお腹に抱えたゾエア幼生を放出しますが、あいにくその瞬間は見られませんでした。
浜では、夜行性のスナガニがたくさん出歩いていました。逃げアシが速いので、こどもたちはキャーキャー言って追いかけています。打ち上げゴミをひっくり返すと、やはり夜行性のハマダンゴムシがのそのそと出てきます。普段見られるオカダンゴムシの1.5倍ほどありますので迫力がありますが、色白でかわいい感じです。
40分ほど散策したのち、もとの桟橋に戻ります。気の早い人はさっさとトラップを引き上げて、きゃーキャー言っています。実はウミホタルは刺激を与えないと光らないので、何も採れなかったとがっかりしている人も見受けられましたが、よくよく見つめると、瓶の中でミジンコのようなものがわんわん泳ぎ回っています。「へー、これがウミホタルですか。光っていないですねえ。」ということで、採れた中身すべて海面に放り投げると、一面が満点の星の中の天の川のように光り、「キャー」という感動の声が上がりました。
おそらく、多くの方に、新たな自然に対する認識をもっていただいたこととおもいます。
陸路でお帰りの方は、早瀬大橋、音戸大橋を渡り、呉市内を縦断して1時間半以上かけて広島にお帰りになったことでしょう。研究会としては、切串港、天応港を12分で結ぶ貸し切りフェリーを準備していましたので、これをご利用の方はショートカットで帰宅できました。
集合風景
オリエンテーション中に夕焼け
思い思いにトラップを沈める
桟橋が沈みそうなほどの人
夜の浜での観察
水辺に進むアカテガニ
ウミホタルを海面にばら蒔いた時の反応
速報レポート1 第1回観察会「ひがたのカニを見分けよう」
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速報レポート3 太田川流域振興交流会議学校間交流事業「アシ原で環境を学ぼう」
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速報レポート6 広島干潟生物研究会第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光とアカテガニのお産に立ち会う」
速報レポート7 広島干潟生物研究会第6回観察会「市内に残された自然の干潟。ここだけにいる生き物を探そう」
速報レポート8 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会②白潮公園地先)
■別年度のレポート
2022年度 広島デルタの干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
2020年度 瀬戸内海の干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
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