NO団体名主な企画内容
46 広島干潟生物研究会(広島県) 「広島デルタの千潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。」
年間潮位差4メートルを誇る広島湾を中心に、そこに生じる広大な千潟に市民や子どもたちを誘い、そこに棲む生き物を観察し、触り、豊かな自然と営みを体感してもらう。そこから課題を見つけ研究に発展させる子どもを育成する企画。

速報レポート7 広島干潟生物研究会第6回観察会「市内に残された自然の干潟。ここだけにいる生き物を探そう」

活動日 2021年9月19日(日)  13:00~14:30
活動場所 広島市中区白島九軒町白潮公園地先
参加人数 104名(幼児15名、小学生34名、中学生2名、高校生3名、成人50名)成人のうち、指導者2名
活動内容

 広島干潟生物研究会主催の、「第6回干潟観察会」は中区の白島九軒町の白潮公園で行われました。広島駅から1㎞も離れていない市街地の中心部でありながら右岸は自然護岸となっており、ここにはヨシの大群落があります。
 これまでの秋の観察会では参加者は60名前後でしたし、ちょうど3連休の最終日というタイミングであり参加者はもっと少ないと予想したのですが、ほぼ倍の参加者となりました。この観察会では、なぜ、ここに豊かな自然が残ったのかを考えていただくことからはじめました。それは地形的なことによります。川がちょうどこの白潮公園のあたりで直角に曲がっており、その内側が干潟になっているのです。ですから瀬となっているので水害にも被害を受けにくく、また、ラッキーなことに川岸に沿って比較的大きな公園が作られ、人家や道路がありません。これが自然をそのまま残すことにつながりました。
 当日は、準絶滅危惧種のヒトハリザトウムシが健在で、希少な種であるユビアカベンケイガニもたくさん見られました。また、市内で3か所でしかみつかっていないハマガニもしっかり巣穴を掘っていました。普通種ではありますが、クロベンケイガニとアシハラガニの個体数の多さは参加者を圧倒しました。
 市内中心部にこんな豊かな自然が残っていることを実感していただいたとおもいます。


開会行事


移動開始


干潟に降り立つ

カニの観察開始

カニの採集



速報レポート1 第1回観察会「ひがたのカニを見分けよう」
速報レポート2 広島大学附属小学校での干潟観察のための事前研修会
速報レポート3 太田川流域振興交流会議学校間交流事業「アシ原で環境を学ぼう」
速報レポート4 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会①元宇品)
速報レポート5 第3回観察会「市内陸地部唯一の自然海岸に行こう」
速報レポート6 広島干潟生物研究会第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光とアカテガニのお産に立ち会う」
速報レポート7 広島干潟生物研究会第6回観察会「市内に残された自然の干潟。ここだけにいる生き物を探そう」
速報レポート8 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会②白潮公園地先)

■別年度のレポート
2022年度 広島デルタの干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
2020年度 瀬戸内海の干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート

プログラム検索に戻る