NO団体名主な企画内容
46 広島干潟生物研究会(広島県) 「広島デルタの千潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。」
年間潮位差4メートルを誇る広島湾を中心に、そこに生じる広大な千潟に市民や子どもたちを誘い、そこに棲む生き物を観察し、触り、豊かな自然と営みを体感してもらう。そこから課題を見つけ研究に発展させる子どもを育成する企画。

速報レポート8 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会②白潮公園地先)

活動日 2021年10月18日(月) 13:00~15:00
活動場所 広島市中区白島九軒町白潮公園地先
参加人数 69名(小学校4年生64名、担任3名、副校長1名、指導者1名)

 広島大学附属小学校4年生の総合的な学習の時間の環境教育として、前回(6月24日)に引き続いてのプログラムです。場所は、市内感潮域の都心部に唯一残された自然護岸の干潟です。
 講師として干潟研の事務局長が参加し、子ども達を案内しました。すでに、4月に学校を訪れて体育館でガイダンスを行っており、また前回も好天に恵まれてたくさんの生きものに触れていたこともあって、今回は生き物を探すのも、捕まえるのも、自信に満ちていました。直前(10月10日)に、この白潮公園の干潟での観察会(速報レポート7参照)の様子が新聞報道(※)されたため、それを学校で事前に学習する機会があったようで、興味・関心はおのずと高まりました。また、この地に自然護岸のある干潟が残ったわけも記事からよく理解して臨んでいてくれたので、説明も円滑に進みました。
 当日は、準絶滅危惧種のヒトハリザトウムシが成熟して真っ黒になっており、また、希少な種であるユビアカベンケイガニもたくさん見られました。また、さらに貴重な種であるハマガニも、見ることはできなかったとはいえ、巨大な巣穴をいくつも発見できたことで存在を感じました。
 広島駅から1kmも離れていない市内中心部に、豊かな自然が残っていることを実感してくれたとおもいます。 
 なお、この観察会と前回の観察会、講演会は総合的な学習の時間の一環であり、その中心でもある。今後も支援していくことになる。


開会行事

干潟に降り立つ

チゴガニの採集


アシハラガニの採集

川辺でシジミの観察

カニの名前を聞く


参考資料 ※ 中国新聞の記事

※ 中国新聞のウェブサイトに9月19日に開催した観察会の際の動画、スナップ写真もある。
  https://www.chugoku-np.co.jp/Edit/otagawa2021/



速報レポート1 第1回観察会「ひがたのカニを見分けよう」
速報レポート2 広島大学附属小学校での干潟観察のための事前研修会
速報レポート3 太田川流域振興交流会議学校間交流事業「アシ原で環境を学ぼう」
速報レポート4 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会①元宇品)
速報レポート5 第3回観察会「市内陸地部唯一の自然海岸に行こう」
速報レポート6 広島干潟生物研究会第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光とアカテガニのお産に立ち会う」
速報レポート7 広島干潟生物研究会第6回観察会「市内に残された自然の干潟。ここだけにいる生き物を探そう」
速報レポート8 広島大学附属小学校校外学習(干潟観察会②白潮公園地先)

■別年度のレポート
2022年度 広島デルタの干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
2020年度 瀬戸内海の干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート

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