NO団体名主な企画内容
47 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる「子ども匠の学校」」
生活の基礎となる火起こしやノコ・金ヅチの使い方、自転車のパンク修理、魚のさばき方、釣具の仕掛けづくりなど各分野の専門家(匠)による5回の講座を行い、実践活動として、サバイバルキャンプを実施します。

速報レポート1 開校式 講話「自然災害:命を守るために大切なこと」

実施日:7月22日(木・祝日)午前10時~午後3時30分
場所:森と海の学校
受講生:19名(以下の講座も同じ)
    受講生の内訳
    小学生  15名(男9名 女6名) 
    中学生  4名(男3名 女1名) 研修生合計19名
講師   3名(男3名)
スタッフ10名(男5名 女5名)   総合計 32名
事業目的

 核家族化の進行とともに、子どもたちは世代間や地域での交流が減少し、生活の基礎となる様々な技術を学ぶ機会が少なくなりました。
 生活の基礎となる知恵や技術は、近年多発する地震や台風、洪水などの自然災害で被災したとき、命を守り、逞しく生き抜く力となります。
 そこで、命をまもる「子ども匠の学校」を開催し、「生活の基礎となる技術」を各分野の専門家(匠)による5回の講座で学び、その実践活動として「サバイバル・キャンプ(1泊2日の野宿)」を行いました。
 子どもたちが、遊びながら、楽しみながら、学ぶことができるよう、講師と指導スタッフが協力して計画を立案しました。
 なお、実施にあたっては防災分野の専門家で設立したNPO法人「防災ネットワーク宇部(理事長:山口大学大学院理工学部・三浦房紀元教授)」や防災士、気象予報士等の協力を頂きました。



募集対象

小学3年生から中学生の男女
※コロナウィルス感染拡大防止措置として各講座とも、募集定員を男女15名程度

実施における課題

1.コロナウィルスの感染対策
 3密(閉空間、密集場所、密接場面)を避けるための対策を十分に講じ、募集定員は、15名程度の少人数で各講座を実施し、講座中は常にマスクを着用させました。
 また、会場の入り口で検温、手を消毒させることにしました。
2.安全の確保
 命をまもる「子ども匠の学校」は、刃物を扱う機会が多いので、説明を丁寧に行い、特に、「魚のさばき方」や「包丁の研ぎ方」については、指導者とスタッフが子どもたち一人ひとりに付き添って指導しました。
 各講座とも、安全面には十分な配慮を行い、障害保険に加入しました。
3.会場の確保
 宇部市内の公共施設がコロナウィルス感染拡大防止措置として、使用停止となっているところが多く、「森と海の学校」事務局の建物(精華学園高等学校LAN学習センター・「もうひとつの学校」(フリースクール))を主会場として使用することにしました。
 床面積は222㎡ありますが、使える教室が限られており、コロナウィルス感染拡大防止対策と教育的効果を検討して、子どもたちのみを入場させ、保護者の参加をお断りしました。
4.教育委員会の後援
 コロナウィルス感染が拡大しているなかの事業であり、教育委員会の後援が頂けるかどうかという課題がありましたが、事業内容に対する理解と期待もあり、3密(閉空間、密集場所、密接場面)を避けるための対策を講じることなどを条件に、教育委員会の後援を頂くことができました。
 それにより、山陽小野田市や宇部市などの小中学校にパンフレットを配布して頂くことができました。

時刻講座内容場所備考
09:00
09:15



10:00
10:15
10:20

10:55

11:10

11:20
スタッフ打ち合わせ:石丸、達明 スタッフは準備
受付開始(名札):加藤ほか
※9:30弘中講師着・講演準備 控室は2階応接室
※9:45からDVD(ズームイン朝または、激レア)
開校式(岡村精二挨拶、講師・スタッフ紹介、諸注意)
弘中講師の紹介
講話:弘中秀治「命を守るために大切なこと」(40分)
謝辞:江藤修三 
(休憩10分)
第1講座・講師紹介(講座内容説明)
(石丸さん、達明さん)
本箱づくり説明(図面作成(A4用紙)板への線引き)
道具の使い方指導(ノコの引き方、釘の打ち方、キリの使用)
場所決め、作業開始(スタッフは低学年の手伝い)

玄関


2階







1.2階

加藤・福永
駐車場:山崎・海志、宮野
会場:吉岡、
吉屋





弁当:加藤
12:00 昼食:各自弁当、お茶   スタッフ:弁当・お茶1.2階
12:30
15:00
15:20

15:30
作業継続(食事が終わった人から自由に作業再開)
片付け(必要な人はニス吹付)
記念写真
終了式
解散


2階


健康チェック・検温

受付で名札を受け取る親子

開校式

主催者挨拶 NPO法人森と海の学校 理事長 岡村精二
講師代表挨拶 江藤修三(元小学校校長、精華学園高等学校校長)
指導スタッフ・ボランティアスタッフ紹介、オリエンテーション

 開校式はコロナウィルス感染症対策のため、保護者は参加せず、研修生だけで行いました。
 緊張した表情の研修生たちは、指導者の優しい声掛けのおかげで、明るい雰囲気に包まれ、初対面にもかかわらず、開式前から友達ができた子どもたちが多くいました。


スタッフの打ち合わせ会議

理事長挨拶

講話 :「自然災害:命を守るために大切なこと」
講師:弘中秀治(NPO法人「防災ネットワーク宇部」事務局長、気象予報士)

講師の弘中秀治先生は、阪神淡路大震災以来、宇部市職員として災害等の危機管理に携わり、また、全国の被災地でのボランティア活動を通して、避難所の立ち上げ、運営の専門家として、全国で講演活動を行っています。

講演では、「地震」「台風のときに発生する高潮」「大雨による土石流」などが起こるメカニズムについて、パワーポイントや被災地の映像を使って説明して下さいました。
また、具体的な事例やご自身の体験を通して、
「一番大切なことは死なないこと」
「そのために、何をしなければいけないのか」
ということを子どもたちを相手にわかりやすく、お話して下さいました。
終了後、子どもたちから矢継ぎ早に、数多く質問が出ましたが、一つ一つの質問に対して、丁寧に応えて下さいました。


講師の弘中秀治先生

講話を真剣に聞く研修生

地震の時の避難訓練



矢継ぎ早に質問する子どもたち

講演で使用したパワーポイントの資料


配布資料



速報レポート1 開校式 講話「自然災害:命を守るために大切なこと」
速報レポート2 講座1:大工さんが教えるノコとカナヅチの使い方【本箱づくり】
速報レポート3 講座3:自転車屋さんが教えるパンクの修理と分解整備 自転車の正しい乗り方
速報レポート4 講座3-①:板前さんが教える「包丁の砥ぎ方・魚のさばき方と盛り付け」
速報レポート5 講座3-②:板前さんが教える「包丁の砥ぎ方・魚のさばき方と盛り付け」
速報レポート6 講座4:釣り名人が教える仕掛けの作り方と魚の釣り方
速報レポート7 講座5:火起こしの技術と燻製づくりを学ぶ 
速報レポート8 講座6:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ①(避難所体験・1泊2日)
速報レポート9 講座6:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ②(避難所体験・1泊2日)
速報レポート10 閉校式・感想文

■別年度のレポート
2019年度 子ども海洋冒険学校『第16回チャレンジクルーズ to 長崎・田島』 実施レポート

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