NO団体名主な企画内容
47 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる「子ども匠の学校」」
生活の基礎となる火起こしやノコ・金ヅチの使い方、自転車のパンク修理、魚のさばき方、釣具の仕掛けづくりなど各分野の専門家(匠)による5回の講座を行い、実践活動として、サバイバルキャンプを実施します。

速報レポート8 講座6:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ①(避難所体験・1泊2日)

日時:7月31日(土) 午後2時~8月1日(日)午後3時  
会場:「アクトビレッジおの」(宇部市小野)
受講生:19名
    受講生の内訳
    小学生  15名(男9名 女6名) 中学生 4名(男3名 女1名) 研修生合計19名
指導スタッフ  講師 4名(男3名 女1名)
補助スタッフ10名 (男5名 女5名)       総合計 33名

防災訓練、特に避難所体験を主とした内容を1泊2日で企画し、5回の講座で学んだ技術や知恵を生かした活動を行いました。
1日目はブルーシートと竹、ロープを使った簡易テントの作成、そして、野宿)、ノコギリとナイフを使って、竹で飯盒と食器(コップ)を作りました。そして、メタルマッチで火を起こして竹の飯盒で、お米を炊き、限られた食材で夕食を作りました。
夜は満天の星空を見上げながら、寝袋で就寝させる予定でしたが、大雨と雷雨の警報が出たため、宿舎に避難させました。
2日目は朝、清掃奉仕を行い、朝食は牛乳パックを使って、ホットドックを作りました。
午前は、魚釣り講座で学んだ技術が活かして、小野湖でブラックバスやコイ、フナ釣り(エサはパン)に挑戦しました。
昼食は、簡易食材として、トムソーヤ企画コンテント参加記念頂いたチキンラーメンを各自で作らせました。
午後は感想文を書き、午後3時から閉校式を行いました。   




キャンプ日程
7月31日(土)
14:00 開校式・スタッフ紹介
    オリエンテーション、班編成・自己紹介等
14:30 燻製箱(燻製の出来具合)のチェック
14:45 ブルーシートを使った簡易テント作り
15:30 (休憩)
16:00 「竹の飯盒(はんごう)」「コップづくり」
    野外炊飯(竹のご飯、副食は燻製、豚汁)
17:30 夕食 18:00食器の片付け 
   (雨天・雷雨のため、研修室(和室)に避難)
19:00 シャワー
20:00 夜話「可能性への挑戦」
   (太平洋横断147日・DVD「激レアさんを連れてきた」)
22:00 就寝
8月1日(日)
06:00 起床・洗面・荷物の整理・散策
07:00 朝食準備(ホットドッグ作り)
08:00 朝食 8:30カマドの片づけ・清掃奉仕
10:00 魚釣り(ブラックバス、ブルーギル、コイ)
11:30 自由活動(テントの片づけ)
12:00 昼食(チキンラーメン)13:00感想文書き
14:45 閉校式(修了証授与) 15:15解散
    指導者:岡村精二(レク・コーディネーター、工学博士:防災分野) 
    三隅尚行(サバイバル・コーディネーター)
    篠澤あきの(サバイバル・コーディネーター) 
    岡村里美(公認心理士、レクインストラクター)

14:45 簡易テント作り
開講式を行った後、ブルーシートを使った簡易テントを作りました。
材料は1.8m角のブルーシート、1.5mの竹、3mのビニールロープ、鉄杭4本。見本の簡易テントを1つ造って見せただけで、子どもたちは、すぐに理解できたようで、班ごとに決めた場所に「自分だけの一人用簡易テント」を作りました。
班員全員の顔が見えるように向きを決めた班もあれば、2人用を造って、一緒に寝ようと決めた子どもたちもいました。
造り始めて30分足らずで、ほとんどの子どもたちのテントが完成しました。中に入って、寝転がる子どもたちもおり、夜を楽しみにしている様子でした。
今夜は、ソロキャンプで野宿です。


二人用に作った簡易テント

皆の顔が見えるように方向を決めた班

「夜が楽しみ」と笑顔の子どもたち


30分足らずで、ほとんど完成しました

16:00 竹の飯盒での炊飯、竹のコップづくり
    孟宗竹を使って作った飯盒で「ご飯」を炊きました。1個の竹の飯盒で米3合、6個で米1.8升を炊きました。お米を竹の飯盒に入れ、水で3回砥ぎ、米と同量の水を入れ、カマドに並べて準備完了。
    「火起こし」と「焚火」講座の実践です。


男の子はマキ割りや、火起こしが大好きです


炊きあがった竹の飯盒(今にも、底が抜けそうでしたが、上手く炊けました。



「アクトビレッジおの」の「ハーブを育てる会」の皆さんから冷たい「ハーブ茶」の差し入れを頂きました。

竹のコップを作る子どもたち。講座の成果ですね。ノコの使い方が上手くなりました。


豚汁づくりに挑戦する子どもたち

講座のおかげで「包丁の扱い」が上手になりました。




夕食は「手作りの燻製」と「豚汁」

お茶は手作りのコップで頂きました。

緊急避難
夕方の天気予報で、大雨と雷警報が出たため、研修室(和室)に寝ることになり、子どもたちは残念がっていました。(予報通り、深夜、大雨になりました)



講話
夜は理事長の岡村精二が「可能性への挑戦」と題して、手作りヨットによる単独太平洋横断の体験談を通して「備えと準備の大切さ」を学びました。
(昨年出演したテレビ朝日の「激レアさんを連れてきた」の収録映像も見ました)



速報レポート1 開校式 講話「自然災害:命を守るために大切なこと」
速報レポート2 講座1:大工さんが教えるノコとカナヅチの使い方【本箱づくり】
速報レポート3 講座3:自転車屋さんが教えるパンクの修理と分解整備 自転車の正しい乗り方
速報レポート4 講座3-①:板前さんが教える「包丁の砥ぎ方・魚のさばき方と盛り付け」
速報レポート5 講座3-②:板前さんが教える「包丁の砥ぎ方・魚のさばき方と盛り付け」
速報レポート6 講座4:釣り名人が教える仕掛けの作り方と魚の釣り方
速報レポート7 講座5:火起こしの技術と燻製づくりを学ぶ 
速報レポート8 講座6:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ①(避難所体験・1泊2日)
速報レポート9 講座6:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ②(避難所体験・1泊2日)
速報レポート10 閉校式・感想文

■別年度のレポート
2019年度 子ども海洋冒険学校『第16回チャレンジクルーズ to 長崎・田島』 実施レポート

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