NO | 団体名 | 主な企画内容
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広島干潟生物研究会(広島県) |
「広島デルタの干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。」 月1回干潟観察会を実施し、そこに棲む生き物を観察し、触り、豊かな自然と生物の営みを体感。そこに自然科学や社会科学的な課題を見つけ、研究に発展させられるようサポートする。8月には3泊4日の宮古島キャンプを実施。 |
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速報レポート2 第2回観察会「市内陸地部唯一の自然海岸に行こう」
活動日:2022年5月15日(日) 13:40~15:10
活動場所:広島市南区向洋沖町 猿猴川河口左岸
参加人数:186名(幼児18名、小学生70名、中学生7名、高校生0名、成人91名)
成人のうち、指導者2名
活動内容
第2回干潟観察会が行われたのは、広島デルタを流れる6河川の最も東側を流れる猿猴川の河口です。市内陸地部で唯一自然海岸が見られる場所で、貴重な場所です。広島市民として、ぜひ知っておいてほしい場所ですので、毎年ここを観察地として含めています。
今回は、近隣の向洋本町子供会から17名(大人6名、子ども11名)の参加があり、地元の自然を知りたいという熱意にあふれた方々がおいでになりました。
開会式でガイダンスのあと、中学生の女子が諸注意の紙芝居をやってくれました。
今回は広々とした場所ですのでグループに分けず、思い思いに生きものたちと触れ合ってもらいました。普段水中に没しているマツダ大橋の橋脚ですが、今日の最低潮位が17㎝と低く、昨年に引き続いて歩いて周回することができました。後日、この付近を通った時に、あの橋脚を歩いて回ったという記憶がよみがえり、改めて今日の潮の低さを認識することになるでしょう。
岩に産み付けられたカラマツガイの卵のうが、ちょうどバナナの形と色をしていて印象的だったようです。またイボニシが、黄色いカプセルのような卵のうを岩肌にびっしり産み付けていたのも観察できました。圧巻はスナガニ堀りで、なかなか大人でも掘り出せませんが、日ごろカニの研究をしている小・中学生の女子スタッフ2人が、苦も無く取り出し、参加者をあっと言わせました。
その後、主催者が準備した魚のアラやカキに内蔵を干潟に点々と置きました。そうすると、いつのまにか泥の中にかくれていたアラムシロ(小型の巻貝)がその匂いに引き寄せられて集まってきます。スカベンジャーとしての働きを目の当たりにし、参加者はじっと見入っていました。
わずか1時間半でしたが、そのあいだに、たくさんの生きものたちがいて、それぞれの働きをしていたり、生活をしていたりするのを実感してもらえました。
事後、参加者からいくつかメールをいただきました。「子どもがたいへん喜び、また次回も行きたいと言っています。予定を教えてください。」「タマシキゴカイの卵のうを少し持ち帰り、顕微鏡で見たところ、小さな幼生が見えました。」「身近なところにこんなに豊かな自然があることを教えていただき、ありがとうございました。」
今回は、RCC(中国放送)から観察会の様子を報道したいとのことで、最初から最後までカメラが入っていました。放送は、5月27日(金)の RCCテレビ「ランキンLAND!」の中の、「海魅人に会いたい」コーナーで紹介されました。
集合時の記念写真
干潟に入りさっそく生きもの探し
オリジナルカニ図鑑下敷きでカニの名前を調べる親子
腐肉に集まるアラムシロの観察。貝が有機物を分解していることを知る
スナガニを深い巣穴から掘りだした中学生
テレビ報道の内容
テレビ報道の内容
テレビ報道の内容
テレビ報道の内容
テレビ報道の内容
テレビ報道の内容
速報レポート1 第1回観察会「ひがたのカニを見分けよう」
速報レポート2 第2回観察会「市内陸地部唯一の自然海岸に行こう」
速報レポート3 第3回観察会「希少種ハクセンシオマネキの行動観察」
速報レポート4 第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光と夜行性の干潟の生きもの観察」
速報レポート5 第5回観察会「宮古島わくわくサイエンスキャンプ」
速報レポート6 第6回観察会「市内中心部に奇跡的に残った干潟に行こう」
速報レポート7 西区己斐公民館環境講座「親子で学ぼう!太田川の干潟観察」への講師派遣
速報レポート8 「広島デルタの生きものたち」写真展と研究ポスター展
■別年度のレポート
2021年度 広島デルタの千潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
2020年度 瀬戸内海の干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
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