NO団体名主な企画内容
45 広島干潟生物研究会(広島県) 「広島デルタの干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。」
月1回干潟観察会を実施し、そこに棲む生き物を観察し、触り、豊かな自然と生物の営みを体感。そこに自然科学や社会科学的な課題を見つけ、研究に発展させられるようサポートする。8月には3泊4日の宮古島キャンプを実施。

速報レポート7 西区己斐公民館環境講座「親子で学ぼう!太田川の干潟観察」への講師派遣

活動日:2022年9月25日(日) 
活動場所:広島市西区己斐本町 太田川河川敷
参加人数: 家族10組限定(32名;幼児5名、小学生11名、成人16名)
これ以外に、公民館主事1名、広島市西区役所地域起こし推進課職員1名と当会指導者1名
活動内容

 10組の親子を対象にして開かれた己斐公民館主催事業の講座に、講師として招聘されました。まず室内で、干潟の成り立ちや生き物たち、またそれらの環境と私たちの生活とのかかわりについてわかりやすく解説しました。また、当会が作成したカニの見分け方の下敷き「広島デルタのカニ」を用いてカニの特徴や名前の調べ方を伝授しました。
その後現地に出かけ、カニや貝、植物などの生きもの探しを楽しみながら、巣穴や塩生植物の役割などを学びました。
 絶滅に瀕しているウミニナが多数みられることや、希少な種(ユビアカベンケイ、ハクセンシオマネキ、ハマサジ、フクド)も多いことに子どもだけでなく保護者も興味をもっていただいたようです。
 直後のアンケートによると、満足度の5段階評価(満足、やや満足、ふつう、やや不満、不満)では、親子全員から「満足」と回答がありました。
 また、小学生の記述では、

  • でっかいカニがとれてうれしかった(1年女子)
  • たのしかった。カニをかいたかったけどにがしました(1年男子)
  • またさんかしたい(2年女子)
  • じゅん絶めつきぐ種のエビが見られてうれしかった(3年男子)
  • とても楽しかったです。めずらしいものを見つけると達成感がありました(6年男子)

 などの声がありました。
 なお、同行された区役所の職員からは、「干潟は西区の地域資源だということがよくわかりました。区として魅力活力向上の一つとして取り組まねばならないと思っています。今年度も来年度以降も「干潟」に関する事業を実施したいと思っていますので、ご相談にのっていただけないでしょうか。」というメールがあり、今後担当者も含めて協議を進めることになりました。


室内でのオリエンテーション

カニの見分け方の下敷きを用いてカニを見分ける実習

現地で思い思いに石をめくってカニを探すようす


カニを捕まえては、同定を試みる

親も夢中になってカニ探し

ユビアカベンケイガニの棲みかで捕獲に挑戦



速報レポート1 第1回観察会「ひがたのカニを見分けよう」
速報レポート2 第2回観察会「市内陸地部唯一の自然海岸に行こう」
速報レポート3 第3回観察会「希少種ハクセンシオマネキの行動観察」
速報レポート4 第4回観察会「ウミホタルの幻想的な発光と夜行性の干潟の生きもの観察」
速報レポート5 第5回観察会「宮古島わくわくサイエンスキャンプ」
速報レポート6 第6回観察会「市内中心部に奇跡的に残った干潟に行こう」
速報レポート7 西区己斐公民館環境講座「親子で学ぼう!太田川の干潟観察」への講師派遣
速報レポート8 「広島デルタの生きものたち」写真展と研究ポスター展

■別年度のレポート
2021年度 広島デルタの千潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート
2020年度 瀬戸内海の干潟に出かけ、生き物たちを見て、触って、研究しよう。 実施レポート

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