NO団体名主な企画内容
33 大阪市立瓜破西小学校(大阪府) 「ワクワクを紡ぎ出せ!~COTTON×SILKプロジェクト~」
3年生が蚕の飼育、4年生が河内木綿の栽培を行う。収穫した絹(silk)と綿(cotton)を活用して、伝統的な工芸品作りに挑戦したり、新たな活用法を考えたりする活動を通して、子どもたちの主体性、創造性を育む。

速報レポート7 丈夫な絹糸を紡ぐことは、カイコの命をいただくこと

活動日: 2023年6月23日(金)
活動場所: 3年生教室
参加人数: 小中学生34人 / 大人4人 / 指導者 2人 / 合計 40人
活動内容

 大きくなったカイコ、真っ白で美しい繭をつくるカイコも出てきました。さて、当初の目標は絹糸を作ること。子どもたちは絹糸を作る方法を調べ学習を通して知っています。それは、カイコを繭のまま熱湯でゆでるというもの。自分で育てたカイコを繭のままゆでるなんて…愛情をもって育てた分、そんなことできないという子どもが大半を占めます。でも、ゆでて糸にしてあげることこそ、カイコの命を無駄にしない一番良い最後なのではという意見も…。クラスで終わりのない議論が行われます。
 子どもたちの話の中では「牛だって殺してお肉にしてるから食べれてるんやで」「野菜もいのちいただいてるやん」「命を無駄にせず使うことが大事やと思う」それ以外にも多様な意見が出ました。愛情を込めて育てたからこそ深まった交流。クラスのみんなが命のことを自分ごととして考えた瞬間でした。
 カイコの最後は自分たちそれぞれで決めることに。お湯につけて糸を紡ぐ子ども、繭を切り、中のさなぎを取り出してからお湯につけて糸を紡ぐ子ども、繭人形を作る子ども、それぞれが自分で考えて自分の繭をどうするか決断しました。これだけ考えて出した答え、きっと、どの答えも正解だと思います。






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