NO団体名主な企画内容
17 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「田んぼに生息する奇妙なミミズ「ハッタミミズ」をしらべて、守って、日本一長いミミズを育てよう!」
石川県絶滅危惧Ⅰ類に指定されているハッタミミズの痕跡を探し、採集・調査した結果から長~いミミズが育つ環境について考える。調査を通して生物多様性保全の大切さを学ぶとともに、田んぼの環境に親しみ、子どもたちののびのびとした心と体を育むことを目的とする。

速報レポート6 ハッタミミズでウナギ釣り挑戦

活動日: 2024年 7月20日(土)
活動場所: 石川県金沢市岸川町、二日市町の田んぼと川(河北潟南東部)
参加人数: 小中学生 4 人 / 大人 8 人 / 指導者 5 人 / 合計 17 人

<活動内容>
水田などの泥地に生息するハッタミミズは、河北潟の湖で漁業がおこなわれていたとき、ウナギ漁の餌として使われていました。ハッタミミズが生息する環境は、いまはほ場整備などで多くの田んぼが乾いていますが、田んぼを調べてみると、糞塊が多くみられる田んぼも見つかり、すみやすい環境もわずかに残っているようです。河北潟では、防潮水門の設置により、淡水の湖となりましたが、ときどきウナギを釣ったことがあるといった情報も聞かれます。しかし、正式な記録はありません。今回の活動では、むかしのようにハッタミミズを餌に釣りをして、ウナギが捕まえられるか挑戦します。



餌にするハッタミミズは、河北潟湖沼研究所でつくっている田んぼから採集します。捕まえるのに慣れた子どもと、初参加の子どもが協力して、つぎつぎと捕まえらえました。長いハッタミミズを育てたい思いもあるため、ハッタミミズを守るために整備活動している田んぼからは採集しないこと、70cmを超える長いハッタミミズは逃がすこととなりました。




前日の大雨により、予定していた川は増水して危険があったことから、場所を変更して田んぼの近くの小さな川で、釣りをおこないました。ペットボトルを使っての手作り釣り竿と、ヘラブナ用の釣り竿の2タイプを用いて、釣りがおこなわれました。餌にするハッタミミズは、自切したところを使ったり、お尻の側から切って使い、頭の方は残して田んぼにまた逃がします。




ハッタミミズの餌への反応は良く、よくクイクイ棹が引っ張られましたが、引き上げる途中で逃げられることがほとんどでした。魚への負担を軽くするため、釣り針の返しを潰しており、外れやすいためです。それでもフナが何匹か釣りあげられました。魚が釣れると歓喜の声があがりました。残念ならが今回ウナギは釣れませんでした。あと2回、ウナギ釣りに挑戦しようということで本日の活動は終わりました。







<子どもたちの感想>
・大雨だったので、釣りができずに、魚も見れないと思っていたけど、魚がみれたので嬉しかった。
・ふなをつったことが一番おもしろかった。
・本当に川にウナギがいるのか。
・魚をさわれてよかったです。
・ウナギに良い餌はなにか調べてみたい。



速報レポート1 ハッタミミズ調べ
速報レポート2 ハッタミミズ調べ
速報レポート3 ハッタミミズ調べ
速報レポート4 ハッタミミズビオトープ保全活動
速報レポート5 ハッタミミズ調べ
速報レポート6 ハッタミミズでウナギ釣り挑戦
速報レポート7 ハッタミミズ調査隊・琵琶湖バスツアー
速報レポート8 ハッタミミズでウナギ釣りに挑戦II
速報レポート9 ウナギ筒づくり
速報レポート10 ハッタミミズで夜のウナギ釣り

プログラム検索に戻る