NO団体名主な企画内容
17 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「田んぼに生息する奇妙なミミズ「ハッタミミズ」をしらべて、守って、日本一長いミミズを育てよう!」
石川県絶滅危惧Ⅰ類に指定されているハッタミミズの痕跡を探し、採集・調査した結果から長~いミミズが育つ環境について考える。調査を通して生物多様性保全の大切さを学ぶとともに、田んぼの環境に親しみ、子どもたちののびのびとした心と体を育むことを目的とする。

速報レポート7 ハッタミミズ調査隊・琵琶湖バスツアー

活動日: 2024年 8月3日(土)
活動場所: 琵琶湖博物館・バスツアー
参加人数: 小中学生 6 人 / 大人 9 人 / 指導者 4 人 / 合計 19 人

<活動内容>
 今回は金沢駅で集合し、マイクロバスで琵琶湖博物館へ行きました。琵琶湖までのバスの中では、ハッタミミズ調査隊で調べたことの振り返りをおこない、ハッタミミズクイズ、連想ゲームなどを楽しみました。ハッタミミズの長さの日本記録は96cmです。長さを競うハッタミミズダービーがおこなわれた目的や結果、ハッタミミズ最長記録保持者である琵琶湖博物館の大塚先生にお話をうかがうことなど伝えました。バス会社のトラブルから到着が遅れましたので、琵琶湖博物館の観覧時間は1時間弱と短くなりましたが、それぞれ自由行動で観覧しました。琵琶湖博物館にはじめて訪れた方がほとんどで、濃厚で工夫された展示内容を見て、また個人的に来たいと思うといった声が数名の方より聞かれました。





 レクチャールームにて大塚先生のお話をうかがいました。ときどき子どもたちに面白おかしく語りかけてくださり、珪藻研究者の大塚先生がハッタミミズと関わるようになった経緯や、ハッタミミズ調査の課題、ハッタミミズの長さを競争する取り組み、不可思議なハッタミミズと琵琶湖の分布から考察したこと等、色々なお話をうかがうことができました。最後に、河北潟からの再々挑戦状を子どもたちから大塚先生にお渡ししました。







 琵琶湖博物館の近くにある、もともとハッタミミズが生息していた蓮田へ行き、現状を確認しました。いまは休耕地となり、ハッタミミズが生息できない環境となってしまいました。
 帰りのバスでは、スタッフによる生きもの切絵クイズを楽しんだあと、これからハッタミミズの不思議なところや、調べてみたいことなど、意見を出し合い、今後の調査計画にむけて話し合いました。





<子どもたちの感想>
・しょくせいのへやで、ツキノワグマやタヌキがあったからびっくりしました。
・1年に何匹のハッタミミズがいるのですか。
・また行きたいなと思った。
・ハッタミミズのひょうほんがあることがすごいと思った。
・ぜんぶ楽しかったです。

<大人の感想>
・琵琶湖のハッタミミズを超える大きなミミズを金沢から発見したいと思いました!
・ハッタミミズの生息域に興味をもった。琵琶湖から三方五湖、河北潟がつながっていたのでは?という自分の仮説を調べてみたくなった。
・博物館をもっとゆっくり見てまわりたかったです。時間が足りなかったです。前はハッタミミズがいた場所に行ってみて、今は水が無い場所になってしまい、ハッタミミズはいなくなってしまったんだなとさびしくなりました。簡単になくなる現実がとても恐い事だと思います。
・出発前からトラブル発生、一時はどうなるかと思いましたが、無事に到着し楽しめました。皆さんやさしい方達で、子供よりも楽しめました。次回ウナギ釣りも楽しみにしています。
・大変有意義な時間でした。ありがとうございました。
・こんな巨大なミミズがいることを初めて知りました。とても勉強になりました。遠いところまで連れてきていただき、初めてきた博物館もとても楽しく見どころいっぱいでした。機会があったらまた参加したいと思います。
・今まで全く知らなかったハッタミミズについて知ることができて楽しかったです。また、学術的で楽しいお話も聞けて良かったです。お世話してくださった皆さんありがとうございました。琵琶湖博物館も水族館や昆虫など時間が足りないくらいでした。



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