NO団体名主な企画内容
29 芦生山(あしうやま)の家(京都府) 「由良川の源流、芦生の森に挑む冒険学校」
チャレンジクラス(小学3~6年生)とマスタークラス(小学4年生~中学3年生)に分かれて、「芦生の森」で毎月1泊2日のキャンプを実施する。自然になるべくダメージを与えないキャンプ技術を学び、実践し、自然の楽しさと厳しさを体験することにより、「自ら考え、選択・決断する力」を育む。

速報レポート10 チャレンジコース、苔のテラリウム作りとボートで由良川くだり

活動日: 2024年 9 月 21(土)日~22日(日)
活動場所: 京都府南丹市美山町芦生山の家周辺、由良川、内杉谷
参加人数: 小中学生 22人 / 大人  人 / 指導者 9人 / 合計 31 人

<活動内容>
 時々雨がふり突風も吹き不安定な空模様の一日だった。日照りが続き由良川の水量が少ないため今夜の雨を期待して一日目と二日目のプログラムを入れ替えた。初日は雨に濡れることを想定して水着に着替えナップザックを背負って由良川沿いの道を歩き植物観察をしながら苔やシダを採取(京都大学芦生研究林の外)し、トロッコ道をすすみ、かつて炭焼きや狩猟を生業としていた先人が住んでいた集落跡まで散策した。お弁当を食べた後は渓流に入りまだまだ暑かったので涼に浸る。




 午後3時前に冒険学校に戻り森や川原で集めた苔などを使いテラリウムづくりを行う。一人ひとりが瓶に泥砂や小石を入れて湿らせ、苔やシダ植物をピンセットで入れて、それぞれが作品を作り自宅に持ち帰るお土産づくりをした。雨のため夕食は鹿肉カレーを作り、室内でいただいた。夕食後は明日のパックラフトボートやゴムボート操作の確認をしっかり行い早めに休んだ。





 昨夜からの雨が降り朝になってもやまず風もでてきた。予報では10時には雨があがり風も小康状態になるとのことで、水量が多い場所まで由良川沿いにバスで移動、10時30分には流れがゆるやかな場所で川に入りオール操作等を何度も練習し、ひとり一人がパックラフト(一人乗り)で川下りを開始。6人用のゴムボートにも交代で使用した。




 川下りの途中でボートからおりて泳ぎ飛び込み、そして本日の川くだりコースでは一番の難所である急流に挑む。全員半分水しぶきの中に隠れながらも乗り切った。この活動のためにこれまで三回冒険学校前のゆるやかな流れの由良川で練習し操作技術を高めたことが成果としてあらわれた。子どもたちの表情はやり遂げた満足感と自信に満ち溢れていた。2.5キロのコースを下りゴールをした後は、大野ダム近くの浅瀬でたっぷりと遊び由良川の自然を楽しみ、迎えのバスに乗って午後3時に芦生山の家に戻った。着替えとまとめの会、悪天候の2日間だったが子どもたちのモチベーションは高く、安全で充実した活動ができた。





 冒険学校チャレンジクラスの活動は今後も継続する。11月は紅葉の芦生の森冒険と染色体験、年が明けた1月には雪の原生林冒険と雪遊びを予定している。



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