NO | 団体名 | 主な企画内容
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44 |
広島登山研究所(広島県) |
「ジュニアアルパインクラブ(わんぱく登山部中学部)」 大人の引率者のいない中学生のみの計画山行」を企画。安全面にリスクもあることから、地図読みや天気図などの技術試験や山行計画書含む念入りな準備を実施。中学生が自ら山で遊び冒険できるように展開する活動。 |
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速報レポート2 地図読み講習と実験 (臨時会)
実施日:2011年 4月3日(日)
天気 :晴れ
参加人数:-
目的
ガイダンスで地図読みに参加出来なかったこどもへのフォロー
地図読み講習の実験
活動の概要
ガイダンスで地図読みの部分に参加出来なかった部員へのフォロー。また、今後どのようにこども達へ「地図読み」をわかりやすく伝えられるか、プログラムの実験を行った。参加者にはあらかじめ実験の主旨を伝えた。
午前、室内実習。ねんどを用いて山のミニチュアを作り、横に輪切りにして「等高線」の理解へのアプローチを試みた。やりながら当初のやり方を変更したり、つけくわえたりして、等高線の理解、等高線による谷と尾根、ピークの表現、読み取りについての理解を更に試みた。午後から三滝山でハイキングをしながらの実際の地図読みを行った。
成果と課題
地図読みの伝達方法の実験としては、かなり良い結果になった。最初、色つきの小麦粘土を2色使って山のミニチュアを作り、横に輪切りにすると、思惑通り等高線の形が現れた。ただ、これは「作業の面白さ」にとらわれてしまうことも分かり、また、円滑な等高線の理解にはつながらなかった。
そこで、めいめい粘土で大きめの山の模型を作ったあと、その模型の斜面に水平方向に線を引いてもらうことにした。高さを変えて何本か横線を引いてもらう(もちろん線は同じ高さで閉じられる)。その後、白い紙の上に模型を置いて、模型と接している面の型どりを行う。もう一度、模型を紙から離し、上部に置きなおしてから、今度はかたどった「山のふもとの形(言ってみれば登山口標高?)」の中に、山に書きこんだ水平線を、上から目で見ながら出来るだけその通りに書き取ってもらった。
このやり方は非常に良くて、この後、地形図を使って谷と尾根、ピークを読み取ってもらったが、どのこどもも簡単に読み取ることが出来た。
自分の手で尾根と谷のある山を作ったことと、その模型に自分の手で横線(つまり等高線)を引くこと、その横線を紙に落とす(2次元に落とす)一連の作業を追うことで、地図記号への理解が体験的に、また感覚的に深まったと考える。課題は、作業を円滑に行うため道具を選択・準備をしていきたい。
頭を使いすぎた後は、実際の自然の世界へ。桜満開の季節となり、とても楽しいハイキングになった。
Blogなどの報告
わんぱく登山部(中学生) http://wanpakutozanbu.doorblog.jp/archives/2999612.html
ジュニアアルパインクラブ http://jr-alpine.doorblog.jp/
→臨時会カテゴリ http://jr-alpine.doorblog.jp/archives/cat_50049408.html
→ピックアップ http://jr-alpine.doorblog.jp/archives/51668355.html