NO団体名主な企画内容
1 上美生学童クラブ(北海道) 「MISSION POSSIBLE(ミッション・ポシブル)~おさかな大作戦」
ちょっとヒントで可能となる「本当の自然体験」を、ちょっと危険な「川」を舞台に活動。ザリガニ捕獲作戦!や水生昆虫捕獲作戦!、ニジマス捕食作戦!に挑み、最後のキャンプ大作戦でミッションの集大成を発揮!

速報レポート1 MISSION POSSIBLE 01

日  時 2012年4月28日(土) 10:15〜11:45
名  称 ピウカ川定点観察1
場  所 ピウカ川上流部(芽室町上美生)
気象条件 気温20℃・晴れ
参加者  子ども10名 スタッフ2名
★導入は控えめに★

天気が良く、この時期にしては暖かかったので、徒歩で20分程度のピウカ川上流へ行った。歩くにはちょっと遠いし、車で行くほどではない距離なので、学童クラブでも去年、一度覗いてみただけの場所だ。
魚とりが学童クラブの主たる目的ではないし、余計なことをしないでくれと思っている子も(保護者も)いるだろうから、できるだけ大ごとにしないで、前日になってから「天気が良ければ、明日、川に行く」と、子どもに口頭で伝えただけだったが、午後には牧場へ牛を見に行くことにしていたので、長靴を持ってきた子がほとんどだった。


車道(しゃどう)を堂々(どうどう)と

★歩きはつらいよ★

学童クラブで用意した魚網(さかなあみ)を各自手にして、わずかに上りの舗装道路を歩き始めた。子どもはともかく、歩くことの少ない大人にとって、20分はけっこうつらい距離だ。1台の車(もちろん自動車のこと)にも遭遇せずに、車道(歩道はない)を歩き続けた。前方には、去年の7月、航空大学校の訓練機が墜落して3名が死亡した剣山(つるぎざん)が見える。


長靴(ながぐつ)に穴(あな)が…

★草が少ないと・・・★

連休前のこの時期の河川は、雪解け水で水量が多いものの、草も木もまだ緑が少なく、道路から川へ行きやすい(藪を漕がなくていい)し、蚊やダニなどの虫もほとんどいないので、水が冷たいことさえクリアできれば、良い環境といえる。
それより何より、もしクマ(もちろんヒグマ)が近くにいても、お互いに姿が見えるので、鉢合わせしなくて済む、という点が、一番うれしいことだろうか。


緑(みどり)が少(すく)ない!

★いつもと違う表情★

1年生3名は、個人的にはともかく、学童クラブでは初めての魚とり。また、女ばかり(男は1年生の2名だけ)という今日のメンバー構成。どうなることかとちょっと心配だったが、魚とりが似合わない学者タイプの<けいご>も捕まえようと努力していたし、ファッションセンスのよい<あいり>もひたすらカエルを追いかけていたし、<ここ>と<松さえ>はずっと草木で遊んでいたし・・・。普段の学童クラブでの暮らしとは違う表情が見られて、おもしろかった。


手(て)の中(なか)のかわず

★今年初の水揚げ★

1時間弱の「漁」の間に、結果的には、ほとんどの子が魚やカエルを捕獲することができた。全体の収獲は、(1)5cm前後のドジョウ十数匹(今回はきちんと数えなかった)、(2)小さなカエル2匹、(3)その他各種昆虫、だった。大人としては、カエルの飼育は難しいので逃がしたかったのだが、捕獲した生き物は、すべて水槽で飼育してみることで意見がまとまった。


またまたドジョウ

課題・成果

1.数少ない草の中に(たぶん)イラクサがあって、<ほのか>と<あかね>が触ってかぶれた。大事には至っていないが、次回までには何らかの処理(草刈りなど)が必要か。
2.大人は長靴で正解だが、子どもはまず間違いなく水没するので、初めから運動靴着用として、替えの靴を用意したほうがいい。
3.何でもいいから、とにかく「自力で捕まえること」がうれしいようだ。
4.予想外に収獲があったので、飼育できる環境を整える(水槽を増やすなど)必要がある。



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