NO団体名主な企画内容
7 一般社団法人アーバンネイチャーマネジメントサービス(千葉県) 「谷津干潟ジュニアレンジャー2012」
カニ釣りやだんご虫レースなどで身近な自然に親しむことからはじめ、地域の特徴的な自然である干潟を「知る・守る・伝える」活動を年間を通じて行う。終了後はリーダーとして活躍する人材を育てる。

活動レポート12 干潟を守る「淡水池の生きもののすみかをつくろう-生きもの調査」

日時:2012年10月21日(日)
活動の概要

 谷津干潟自然観察センターに隣接する淡水池はカモなどの水鳥のお休み処。今回は淡水池がたくさんの生きものでにぎわうことを目的に環境管理活動を行う『にぎわいプロジェクト』の一環で、淡水池の生きもの調査を地元の千葉工業大学生物部の大学生と一緒に行いました。


網をつかって草の生えぎわをガサガサ。

顔より大きなアメリカザリガニ。鳥たちのエサになることもしばしば。

ザル三兄弟?大きなザルをつかって生きものをつかまえました。


泥の中から小さなヤゴも見つけました。

つかまえた生きものを水槽に分けて入れます。

生きものの同定作業。10種類の生きものが見つかりました。

ジュニアレンジャーの感想(活動後のふりかえり・ジュニアレンジャー手帳より)

「淡水池が意外と深くてビックリした」「池の中の魚や貝をつかまえるのは大変だった」「場所によって住んでいる生きものが違うことを知った」「あんなに大きなザリガニを持ったのは初めてだった」

成果

生きものの探し方、調べ方や道具の使い方を学ぶことができた。
・大きなザルや網などを使い淡水池の生きものを探すことができた。泥にまみれた小さなゲンゴロウなども見つけ、生きものを探す力が身についたのではないか。
・初めて見る生きものを同定するために、図鑑を使って積極的に調べる姿が見られ、生きものへの興味・関心が高まっているようだ。

淡水池の生きものの多様性の現状を実感することができた。
・淡水池は埋め立て後、人工的に整備した池であり生物層は外来種のアメリカザリガニなど偏りがあることがわかった。干潟に比べ生物多様性は低いが、ジュニアレンジャーにとって身近な水辺であり、これから環境をつくっていこうという意欲を高めるきっかけになったのではないか。

大学生との交流の機会を持つことができた。
・にぎわいプロジェクトと合同で行ったことで、異年齢の大学生と交流を深めることができた。道具の使い方や生きものの同定など大学生に教わる場面も見られ、活動に対してお互いがモチベーションを高める様子が見られた。
・大学生と手分けして道具の片付けなどを行い効率よく活動を進める姿が見られた。



活動レポート1 干潟を知る「干潟の生きもの調査をしよう」
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