速報レポート1 「6年生 日光移動教室での自然体験学習」実施日 平成27年6月10日~12日
はじめに
参加者 児童+教員 合計65名 東京都では、卒業年度の児童が地元地域ではなく、遠方に宿泊する行事があり移動教室という名称で学校行事として実施しています。国立市では毎年、6年生の歴史学習に合わせ日光方面に行っています。国立七小でも、日光東照宮の二社一寺見学や奥日光の自然体験などを行いながら奥日光湯元に二泊しています。 二日目は朝からの晴天で、近くの山々の残雪が旭日に映え、澄んだ青空が見られました。朝礼終了後に朝の散歩に出発。早速、校長の自然観察教室の始まりです。まず、奥白根山に僅かに残雪が見える山に目を向けさせました。「山を見て気が付いたことを言ってごらん!」と子供達に問いかけると、常緑の針葉樹と新しい葉を展開し始めた広葉樹の緑の違いに、「へえー!きれいな緑だ。」「葉っぱっていろいろな色の緑になっているんだ。」との声が上がりました。また、宿舎近くを飛ぶ鳥のイワツバメの姿を発見したり、早朝の鳥の声に耳を傾けたりしました。シウリザクラやレンゲツツジなどが咲く小道をのんびりと歩き、子供達は高原の朝を満喫。シラカバの樹木の所で、「校長先生!何かある?」との声。よく見ると、コフキサルノコシカケが何か所か見られました。みんなであれは何だろうといろいろと想像させた後に、分解者としてのキノコの役割などについてお話しました。しかし、物質循環のお話は小学生にはちょっと難しかったようです。子供達はみな、標高 いよいよ青葉若葉の輝く戦場ヶ原ハイキングに出発。湯滝から赤沼まで、何と3時間もかけて超ゆっくりと「てくてく戦場ヶ原自然ウオッチング」にスタートしました。道々、ポイント毎に様々な体験活動を行いました。なお、日光に来る数日前に別紙の「国立てくてく6年生号外その1」を配布し、どのような活動をするかを知らせ、興味・関心が高まるような手だてをとっておきました。(添付資料別紙1参照) 優秀賞 岩のかべ 白い流れが くだけちる 清らかな 水が落ちるの 湯滝かな 佳作 その後も校長先生のレクチャーにより、奥日光の自然の豊かさを確認することができました。校長先生作成の学習カードに従い、様々な活動にチャレンジ。滝の近くの森の中で落ち葉がほっこりと積もった場所で思い切りジャンプし、その感触や感想を記したりしました。以下、子供達の感想は、 ふわふわ 木の根 しめってる トランポリンのよう 土にすいこまれるような感触 やわらかい 吸収力がある きもちいい 自然のかたさ 吸い込むかんじ ふかふか ごろごろ クッションみたい コンクリートとちがう マットみたい しょうげききゅうしゅうされてつかれないもさもさしていてきもちいい ふかふかベットのよう 落ち葉のやわらかい感じ じめじめ ゆかぬけそう もちもちクッション 水にすいこまれる だんりょくがあり げかしにく 葉と土がまざってる おもしろい・・・など様々でした。 その後も、針葉樹の森の中で、いろいろなコケをさわったり、原生の森で大きく深呼吸したりしました。その時の感想は、 国立よりしめっている おいしい すんでいる ぜんぜんちがう 空気がいい すがすがしい その他に、耳を澄まして自然の営みの様子を五感で観察したり、ゆるやかな湯川に笹舟をみんなで作っては浮かべては流したりしました。目をつぶって自然の営みにじっと耳を傾けた時の感想は、 いろいろな鳥の鳴き声 さえずり ピチピチ 遠くの滝の音 虫や鳥の音 小鳥のさえずり ハチの音 かすかな滝の音 ピコリの声たくさん ピーピー 歩く音 人の呼吸 川の音 カエルの声 鳥チュリーチュリー キュリリー ピヨピヨ ピーピロピロピー 3~4種類の鳥がやりとりをしている 鳥のさえずりが360度聞こえた いろいろな鳥の声 チュンチュン 鳥がなくと自然の中にいる気がする・・・などでした。 さらに、湯川にて発見した滝を見ては、華厳の滝や湯滝と比較して、自分たちで好きな名前を滝につけて楽しんだりしました。以下、どんな名前の滝になったかというと・・・ ふんすい滝 こうそく滝(高速) 小さい滝 大じゃの滝 低空滝 ザ滝 下流の滝 短滝 滝はや滝 白滝 山滝 華竜滝 沼魚滝 広滝 湯二滝 しんせんな滝 白竜滝 康滝 しら滝 三つ滝 三角す 森滝 枝わかれの滝 落大滝 水だき ねずみ滝 ミニチュア滝 滝スライダー 雪の滝 水流滝 流下の滝 三滝 まる滝 緑滝 金石の滝 座滝(すわっている感じだから) 魚滝 冷滝 玉沼の滝 ゆる滝 四方緑滝 チビ滝 二割り滝 さかな滝 沼地滝・・・などでした さらにスケッチポイントの泉門池では、3分間スケッチにチャレンジしました。湯滝から泉門池までは、ウラジロモミやコメツガの針葉樹やミズナラやカエデ類の広葉樹が織りなす針広混合林の中を歩きながら、たっぷりのフィトンチッドを浴びながら森林浴を堪能しました。途中、フライフィッシングをしている人やバードウオッチングをしている人と仲良しになり、1分間講師をお願いして、毛バリを見せてもらったり、今日光戦場ヶ原で見ることができる鳥についての特別レクチャーもお願いして、子供達に話してもらいました。 戦場ヶ原の後半は、広々と開けた草原で男体山や日光連山の景観を楽しむことができました。ベンチにて再びスケッチを行いながら、山々をバックにワタスゲがたくさん見られるビューポイントを眺めながら、赤沼へと到着しました。「森をゆっくりと歩き観察し、しっかりと見よう!じっくりと体験しよう!」との校長先生の言葉通り、他の学校の倍の約3時間をかけてゆっくりと自然体験をすることができました。 速報レポート1 「6年生 日光移動教室での自然体験学習」 速報レポート2 「4年生 身近な地域での自然観察体験学習」 速報レポート3 「2年生 身近な地域での自然観察体験学習」 速報レポート4 「5年生 身近な地域での自然体験(稲作体験学習)」 速報レポート5 「全校児童で校庭をフラワーランドにしよう!」 速報レポート6 「行って来ました!5年生野外体験教室!」 速報レポート7 「校庭でバッタゲット大作戦!」 速報レポート8 「100年の森構想・・・雑木林づくり大作戦!」 速報レポート9 「国立七小どろんこ遊び大作戦!」 ■別年度のレポート 2014年度 校長先生と身近な自然体験チャレンジGO! 実施レポート 2013年度 国立市立国立第七小学校「みんなで自然体験推進レッツ・ゴー!」 実施レポート プログラム検索に戻る |