NO団体名主な企画内容
14 国立市立国立第七小学校(東京都) 「校長先生と身近な自然体験チャレンジGO3(スリー)!」
地域の自然観察・研究だけに留まらず、クヌギやコナラ、リンゴ、カキの植栽、トウキョウサンショウウオやアカハライモリ、川魚の飼育を行い、学校にいる間はいつでも自然に触れ合える企画。

速報レポート8 「100年の森構想・・・雑木林づくり大作戦!」

日時  平成27年10月19日
    (上記の日時以前にも日常的に継続実施)
参加者 児童106名+教員5名
100年の森構想・・・学校に雑木林をつくろう!(平成13年度の活動の続き)

 国立第七小学校の裏庭は、放置されたままの土地で、何も利用されていません。そこで、
 一昨年より雑木林づくり計画を地道に進めてきました。1年目はドングリ拾いから始まり、ポット苗で苗木を作り、昨年は苗植えを行い、今年から本格的な雑木林づくりに取り組んでいます。6月からは5年生・6年生の児童が中心となり、雑木林の場所への土入れを行ってきました。この土は建設会社関係の保護者が「校長先生が雑木林を作りたいというので全面的に協力したい」ということで、トラック5台分もの土を提供してくれたものです。その土を高学年児童が1日に5・6人ずつ作業し、リヤカーに移し、雑木林予定地に運搬しました。初めてつかう大きなスコップにみな始めは悪戦苦闘しておりましたが、コツをつかむとだんだんと上手になってきました。土を運んだ後のからのリヤカーに、子供達を乗せて校長先生が引っ張ってくれるのがともかく楽しくスリル満点なようで、子供達は大喜び。「また明日もやりたい!」という声もありましたが、高学年一人一人が一回は経験しようということなので、再度チャレンジできずに残念な顔をしておりました。
 学校に雑木林を作る目的は、たとえ狭くとも昔の国立市、つまり武蔵野の雑木林の景観を楽しむことと、理科・生活・総合学習や環境教育の教材としての見本林とすることが大きなねらいです。明るい落葉広葉樹の森は、多くの植物が繁茂し、昆虫、野鳥のすみかにもなり、生物多様性や食物連鎖等の学習にも役立ちます。そして、将来的にはカブトムシやクワガタも子供達が自分で捕まえることができる林を作りたいと考えています。10~15年後には、コナラ・クヌギ林ができあがる予定であり、伐採してからは、シイタケ栽培や、炭焼き体験なども雑木林計画の構想に入っています。なお、もう一か所には、武蔵野の雑木林(二次林で人間が管理してきた森)とは違った、潜在自然植生であるシイ・カシなどの黒々とした照葉樹の森づくりも行っています。その土地本来の植生の森(自然のセレクションにより木々の成長が淘汰され、自然の力で出来上がる森)である常緑照葉樹と落葉広葉樹の2つの森を比較し、その違いなども児童が科学的に観察できるようにしていきたいと考えています。
 常緑照葉樹林には、スダジイ、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、ヒサカキ、アオキ、イヌツゲ、アセビ、チャ、などの植栽していき、落葉広葉樹林には、コナラ、クヌギ、ヤマザクラ、エゴノキ、マルバアオダモ、リョウブ、ネジキ、ツクバネウツギ、コゴメウツギ、ハナイカダ、コウヤボウキ、ガマズミ、ムラサキシキブ、クロモジ、などを植栽していきます。なお、これらの樹々は、校長自宅(八王子)付近の雑木林管理者より無料提供されるものであり、校長自らが採掘し八王子市より車で運搬してきたものです。
 作業は、通常の授業時間には行うのではなく、中休みと昼休みに行い、奉仕活動的な要素も含め、自分たちで後輩のために素晴らしい自分たちの森を残そうという意味があります。今後は苗が丈夫に育つような様々な世話や手だてを考えながら、雑木林づくりに励んでいきたいと考えています。







速報レポート1 「6年生 日光移動教室での自然体験学習」
速報レポート2 「4年生 身近な地域での自然観察体験学習」
速報レポート3 「2年生 身近な地域での自然観察体験学習」
速報レポート4 「5年生 身近な地域での自然体験(稲作体験学習)」
速報レポート5 「全校児童で校庭をフラワーランドにしよう!」 
速報レポート6 「行って来ました!5年生野外体験教室!」 
速報レポート7 「校庭でバッタゲット大作戦!」 
速報レポート8 「100年の森構想・・・雑木林づくり大作戦!」
速報レポート9 「国立七小どろんこ遊び大作戦!」

■別年度のレポート
2014年度 校長先生と身近な自然体験チャレンジGO! 実施レポート
2013年度 国立市立国立第七小学校「みんなで自然体験推進レッツ・ゴー!」 実施レポート

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