実施レポート [ 速報レポート１(1) ]

NO	団体名	主な企画内容
30	大阪市立新北島中学校科学部（大阪府）	「大阪市住之江区新北島地区のアリのモニタリング調査とアルゼンチンアリ（特定外来生物）の駆除」アルゼンチンアリを駆除する事が目的で、環境事務所や地域の住民や事業所の人たちと協働しながら、責任感や自尊感情を育てようとする活動で、地域の環境を理解し地域に貢献する環境学習。

速報レポート１

5月22日（金）　新北島中学校校内のモニタリング調査
参加生徒数　18名
科学部顧問1名、部員18名で新北島中学校校内のモニタリングを行った。
放課後、中学校の校内を2班に分けてベイトラップ（砂糖水を脱脂綿にしみこませてアリを集めるもの）を５～１０ｍおきに設置した。校内の入れる場所（プールの裏や建物の裏など）にも設置して、可能なかぎり校内のアリをモニタリングできるようにした。
（ベイトラップの設置については、生徒が自分たちで考えて設置をし、漏れがないか顧問で確認した。）
ベイトラップを設置しつつ、アリがいないかどうか、16名の目で探しながら活動を行った。
ベイトラップと目視の結果では、アルゼンチンアリは見つからなかったが、黒アリを見つけることができた。
（１年前はアルゼンチンアリのみしか校内からは見つからなかったので、黒アリが見つかること自体大きな変化である。）
生徒たちによって、結果を校舎配置図に記入し記録した。
また、ベイトラップ回収の際に、駆除剤をまいてアルゼンチンアリの数が減るようにした。（モニタリングで見つかっていなくても、アルゼンチンアリがいなくなったという証明にはならないので、駆除剤をまく必要がある。）
また、こどもエコクラブのホームページに副部長2人で報告を行った。
（生徒が自分たちで広報することを意識するために、こどもエコクラブに自分たちで報告するように指示している。）

5月２３日（土）　新北島地区のモニタリング調査
参加生徒数　14名
科学部顧問1名、部員14名で新北島地区のモニタリングを行った。
生徒を3班に分けて、大阪市住之江区新北島地区にベイトラップを44か所設置し、アルゼンチンアリのモニタリングを行った。ベイトラップを設置後、新北島南公園に集合待機ののち、ベイトラップの回収を行った。10か所からアルゼンチンアリが見つかった。アルゼンチンアリは特定外来生物なので、アルゼンチンアリはその場で廃棄した。
活動終了後、こどもエコクラブのホームページに副部長が報告を行った。

6月4日（木）　新北島中学校校内のモニタリング調査
参加生徒数　14名
科学部顧問1名、部員14名で新北島中学校校内のモニタリングを行った。
３年生が修学旅行で不在だったので、１・２年生で校内のモニタリングを行った。
（今回は地域での一斉防除の期間ではなかったので駆除剤は散布しなかった。）
ベイトラップでのモニタリングを行ったが、
ベイトラップにはアルゼンチンアリは見つけることはできなかったが、体育館そばの所で、木の幹にアルゼンチンアリが３匹いることを目視で確認した。
活動終了後、こどもエコクラブのホームページに副部長が報告を行った。
（写真は捕獲したアルゼンチンアリを撮影した。）

６月１３日（土）　新北島地区のモニタリング調査
参加生徒数　13名
科学部顧問1名、部員13名で新北島地区のモニタリングを行った。
生徒を3班に分けて、大阪市住之江区新北島地区にベイトラップを41か所設置し、アルゼンチンアリのモニタリングを行った。ベイトラップを設置後、新北島南公園に集合待機ののち、ベイトラップの回収を行った。5か所からアルゼンチンアリが見つかった。アルゼンチンアリは特定外来生物なので、アルゼンチンアリはその場で廃棄した。活動終了後、こどもエコクラブのホームページに副部長が報告を行った。
（写真は新北島南公園で見つかったクロオオアリを撮影した。）

6月17日（水）　新北島中学校校内薬剤散布
参加生徒数　19名
科学部顧問1名、部員19名で新北島中学校内の薬剤を散布した。モニタリングも行ったが、体育館の近くでアルゼンチンアリが15匹ほど見つかった。アルゼンチンアリ以外のアリも複数種類見つかり、駆除の効果を感じることができた。
活動終了後、こどもエコクラブのホームページに副部長が報告を行った。

7月9日（木）　新北島中学校校内のモニタリング調査
参加生徒数　14名
科学部顧問1名、部員14名で新北島中学校校内のモニタリングを行った。
放課後に科学部を3年生と2年生をリーダーに２つの班に分け、校内の５～１０ｍおきにベイトラップをしかけ、30分後に回収した。この日は午前中に雨が降っていた影響か（午後には晴れていたが）アリはまったく観察されなかった。アルゼンチンアリや在来種のアリも観察できなかった。
活動終了後、こどもエコクラブのホームページに副部長が報告を行った。

■別年度のレポート
2016年度都市部の自然環境について自分たちで観察、調査、分析、活動する！　実施レポート

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