NO団体名主な企画内容
30 大阪市立新北島中学校科学部(大阪府) 「大阪市住之江区新北島地区のアリのモニタリング調査とアルゼンチンアリ(特定外来生物)の駆除」
アルゼンチンアリを駆除する事が目的で、環境事務所や地域の住民や事業所の人たちと協働しながら、責任感や自尊感情を育てようとする活動で、地域の環境を理解し地域に貢献する環境学習。

速報レポート 番外編

7月下旬~8月21日 顧問1名で対応
特定外来生物アルゼンチンアリの飼養許可について

 特定外来生物であるアルゼンチンアリを移動させると、法律により罰せられます。現在、新北島中学校では、アルゼンチンアリのモニタリングと校内防除を行っています。アルゼンチンアリの移動は禁止されているため、モニタリングをしている場所で、エタノールなどで殺処分してから移動などを行っていました。しかしエタノールで殺処分した場合、アリがエタノールのために手足や胴体などが引っ付き、うまく顕微鏡写真などで撮影できないことが多く困っていた。
 そのため、生きたままアルゼンチンアリを捕獲し、学校の理科室で観察するために『特定外来生物等の飼養許可』を申請することにした。(観察後すぐに殺処分します。)それは将来、アリの飼育によるアリの特性の調査などの発展的活動も考慮しています。

行った手順を書くと
①7月下旬ごろに近畿地方環境事務所の自然保護官に相談し申請する様式データをもらう。
②申請書類では『教育』の目的での申請を行った。
③別紙として、飼養施設の敷地内位置図、飼養容器の図面・写真、敷地まわりの地図、理由書が必要。
④書類をチェックののち、責任者(今回は中学校長)名と校印を捺印
⑤郵送
 しばらくたつと許可証が送られてくる。
⑥許可証の写しを使用施設に掲示
⑦⑥の写真を撮影する。
⑧特定外来生物等の飼育から30日以内に様式7(外来生物の増減を報告するもの)を近畿地方環境事務所に送付する。
 となります。

 有効期限は3年なので、3年毎に更新か廃止届を出すことになります。行政書士に頼まなければ、郵送費用以外は必要ありませんでした。
 今回の申請では、アルゼンチンアリを移動や保管する場合の施設の容器の二重化とふたなどテープなどで固定する(特定外来生物が逃げ出さない)ようにするように指導がありました。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3 地域の小学校での科学教室開催とアルゼンチンアリの小学生への説明
速報レポート4 アルゼンチンアリのモニタリングと校内防除、発表用資料の作成とデータ整理
速報レポート 番外編
速報レポート5 アルゼンチンアリの地域と校内のモニタリング
速報レポート6 発表会の発表資料作りや発表の練習、展示資料の作成。
速報レポート7 大阪市中学校生徒理科研究発表会での発表
速報レポート8 アルゼンチンアリの地域のモニタリング
速報レポート9 アルゼンチンアリの活動の広報活動
速報レポート10 新北島中学校内のモニタリングと駆除剤の散布
速報レポート11 こどものためのジオ・カーニバルの出展準備とアリの同定作業

■別年度のレポート
2016年度 都市部の自然環境について自分たちで観察、調査、分析、活動する! 実施レポート

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