NO団体名主な企画内容
30 大阪市立新北島中学校科学部(大阪府) 「大阪市住之江区新北島地区のアリのモニタリング調査とアルゼンチンアリ(特定外来生物)の駆除」
アルゼンチンアリを駆除する事が目的で、環境事務所や地域の住民や事業所の人たちと協働しながら、責任感や自尊感情を育てようとする活動で、地域の環境を理解し地域に貢献する環境学習。

速報レポート8 アルゼンチンアリの地域のモニタリング

9月26日(土)新北島地区モニタリング      参加生徒数14名、顧問1名
9月30日(水)緊急新北島アルゼンチンアリ調査  参加生徒数14名、顧問1名
10月3日(土)平林地区モニタリング       参加生徒数12名、顧問1名

 発表会が終わり、新しい2年生部長の元での活動となった。3年生が引退したため、活動人数が5名ほど減少した。しかし、今まで土曜日の活動に参加をしていなかった部員が、研究発表会に触発されて研究に取り組むようになり土曜日の活動に参加することになった。そのため、参加人数がさほど減らなかった。アルゼンチンアリは今回大量に発生している個所もあり、なかなか防除が難しいことを感じさせる状況であった。また、アルゼンチンアリではないアリも多数確認されているので、そのあたりは部員たちも喜んでいた。
 今回も地域の住民の方が、「アルゼンチンアリの調査をやってくれているのか」と生徒に声をかけてくださったり、地域の町会の人からアリの調査を依頼されるなど、生徒たちが自己有用感を感じられることになった。地域との交流も今回の活動では重視しているので、『中学生が地域のためにはたらいてくれている』と思ってもらうように活動していきたい。
 また、旗について完成した当初から顧問や校長先生は文字の色が薄いことは気づいていたが、生徒たちが気付くまでそのままにしていたところ、10月3日に1年生の部員から旗の文字が見えにくいと問題点の指摘があったので、3日(土)に文字を塗ることになった。その際も文字の塗り方などは部員たちに任せたので、2年生を中心に工夫して作業を行っていた。
 近畿地方環境事務所から、顕微鏡を使ったアリの同定作業も中学生に行わせてほしいという依頼があった。今までは顕微鏡写真で撮影する所までは部員たちにさせていたので、アリの同定作業に部員たちが今後取り組んでいく予定にしている。(中間テスト後の10月中旬を予定している。)
 あと、部員からアルゼンチンアリの巣があるという情報があったので、9月30日(水)に緊急でアルゼンチンアリの調査を行った。多数のベイトラップ(砂糖水でアリを捕まえるしかけ)を用いてアルゼンチンアリと思われるアリを大量に捕獲した。大阪市立科学館で11月7日・8日に予定しているジオカーニバル(地学の催し)にアルゼンチンアリ(殺処分済)をブース出展で科学部員が展示するので、その際の来場者の希望者に配布する予定のアルゼンチンアリを捕獲した。


9/26(土)アルゼンチンアリを吸虫管で吸い込むのに必死な部員たち

9/26(土)吸虫管で捕まえたアルゼンチンアリを密閉容器(小)に入れて、自分たちで記録用紙に記録をとっている

9/30(水)緊急でアルゼンチンアリの調査をした時の写真


10/3(土)平林地区のモニタリング調査(班に分かれず全員で調査)

10/3(土)文字がはっきりなるように工夫して塗りなおしたアルゼンチンアリ調査中の旗



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3 地域の小学校での科学教室開催とアルゼンチンアリの小学生への説明
速報レポート4 アルゼンチンアリのモニタリングと校内防除、発表用資料の作成とデータ整理
速報レポート 番外編
速報レポート5 アルゼンチンアリの地域と校内のモニタリング
速報レポート6 発表会の発表資料作りや発表の練習、展示資料の作成。
速報レポート7 大阪市中学校生徒理科研究発表会での発表
速報レポート8 アルゼンチンアリの地域のモニタリング
速報レポート9 アルゼンチンアリの活動の広報活動
速報レポート10 新北島中学校内のモニタリングと駆除剤の散布
速報レポート11 こどものためのジオ・カーニバルの出展準備とアリの同定作業

■別年度のレポート
2016年度 都市部の自然環境について自分たちで観察、調査、分析、活動する! 実施レポート

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