NO団体名主な企画内容
30 大阪市立新北島中学校科学部(大阪府) 「大阪市住之江区新北島地区のアリのモニタリング調査とアルゼンチンアリ(特定外来生物)の駆除」
アルゼンチンアリを駆除する事が目的で、環境事務所や地域の住民や事業所の人たちと協働しながら、責任感や自尊感情を育てようとする活動で、地域の環境を理解し地域に貢献する環境学習。

速報レポート5 アルゼンチンアリの地域と校内のモニタリング

8月28日(金)新北島中学校校内モニタリング 参加生徒数11名、顧問1名
9月 5日(土)新北島地区モニタリング    参加生徒数11名、顧問1名
9月12日(土)平林地区モニタリング     参加生徒数13名、顧問1名

 飼養許可が出たので、今回から二重に保管しながらですが、アルゼンチンアリを生きたまま持ち帰れることになります。エタノールで殺処分してから持って帰ると、アリがエタノールのせいで手足が引っ付いてしまい、顕微鏡などで観察してもよく分からないといったことがありましたが、今後は少なくなります。
 また、今回から科学部の生徒で作った『アルゼンチンアリ調査中』の旗を持ちながら地区のモニタリングを行いました。今までも事情の知っている地域の方から『ありがとう』『ご苦労様』という言葉をかけてもらうことはありましたが、『これは何をしているのか?』などの問いかけもありました。アルゼンチンアリの防除の活動は数年単位で続くと思われるので、地域の人たちとの連帯に旗は役に立つと思います。また、車からの視認性を上げて事故防止にもつながり、何より1名の顧問が3班の生徒を巡回しつつ監督しているので、生徒の居場所がすぐわかる旗は非常に便利でした。今回はトランシーバーも使用しましたが、鉄筋コンクリートの建物が多いので、遠くなると交信できませんでした。しかし、近づくと交信できたのと、部員がトランシーバーで交信するのが楽しいようなので今後も使っていくつもりです。
 残念ながら、今回もアルゼンチンアリはたくさん見つかりましたが、去年の今頃見つからなかった在来種のアリが増えてきているので、今後もこの活動を続けていくしかないと考えています。


エタノールで手足が引っ付いてしまったアルゼンチンアリを顕微鏡カメラで撮影したもの

生きた状態で捕獲したアルゼンチンアリを顕微鏡カメラで撮影したもの

9/5 手作りした旗を持っています。


9/5 アリ探しながら荷物(アルゼンチンアリや他のアリを逃がさない2重の箱)を持って移動しています。

9/5 冷凍庫で殺処分したアルゼンチンアリを袋に詰めて、顕微鏡カメラで撮影後に近畿地方環境事務所に郵送します。

9/12 土曜授業があったので、昼から調査に出発しました。


9/12 吸虫管でアリを必死に捕まえています。(簡単には採れません)



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3 地域の小学校での科学教室開催とアルゼンチンアリの小学生への説明
速報レポート4 アルゼンチンアリのモニタリングと校内防除、発表用資料の作成とデータ整理
速報レポート 番外編
速報レポート5 アルゼンチンアリの地域と校内のモニタリング
速報レポート6 発表会の発表資料作りや発表の練習、展示資料の作成。
速報レポート7 大阪市中学校生徒理科研究発表会での発表
速報レポート8 アルゼンチンアリの地域のモニタリング
速報レポート9 アルゼンチンアリの活動の広報活動
速報レポート10 新北島中学校内のモニタリングと駆除剤の散布
速報レポート11 こどものためのジオ・カーニバルの出展準備とアリの同定作業

■別年度のレポート
2016年度 都市部の自然環境について自分たちで観察、調査、分析、活動する! 実施レポート

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