実施レポート [ 活動レポート８　9月「高野スギを使って木工・へっいさん造りコンクリート仕上げ」　(9) ]

NO	団体名	主な企画内容
41	橋本ひだまり倶楽部（和歌山県）	「「郷土の森」もっと知って、自然を活かして、不便を楽しむ!!」郷土の森の豊かな自然を生かし、植物・昆虫・野鳥観察や、染め物体験など森林を満喫する。またガスや冷暖房設備のないログハウスで、森で伐採した薪を割り、釜戸でご飯をつくり、冬は暖を取るなど四季を通して、森林を体感し不便さを楽しむ企画。

活動レポート８　9月「高野スギを使って木工・へっいさん造りコンクリート仕上げ」　

日時　：　　9月13日（日）　　9時　～　15時
場所　：　　郷土の森・学習体験棟
参加者　：　自然体験クラブ児童　3年～6年生　　14名　（欠席6名）
指導者　：　講師1名　　　へっついさん指導1名　　スタッフ7名　　

9月プログラム

午前　：　小刀の鉛筆削り　・　へっついさん造り
昼食　：　豚汁カレースープにチキンラーメンをトッピング・　羽釜ご飯　・リンゴ
午後　：　木工　・　紀州材を使ってマガジンラック作り

【朝のミーティング】
すっかり秋めいた13日（日）。トムソーヤ企画コンテストに入賞し、チキンラーメンが贈られてきたを伝えました。「安藤百福賞」を受賞したら何をしたいか聞いてみることに。圧倒的に「みんなで旅行」の意見が多く、屋久島、スキー、キャンプなど様々。宝くじを買った時のような夢気分で、一日のスタートが始まりました。

【小刀の鉛筆削り】
小刀を扱っている時は、どの児童も真剣な眼差し。慣れてきたことや、8月のブランクで、基本の持ち方を忘れている児童もおり、油断がケガを招くことを伝え、正しい持ち方でやり直しです。

【へっついさん造り】
以前、土を入れて固めた上に砂利を敷いて、コンクリートを流し、コテで平らにする作業をします。場所が狭いので、砂利を運ぶ・コンクリートを練る・へっついさんに砂利とコンクリートを引きつめる・道具の片付けをするなど、自分のやりたい作業を見つけます。ご飯炊きと、窯の火おこしの準備に行った児童もいました。

【昼食　豚汁カレースープ・トッピング　in チキンラーメン】
自然体験・comに掲載されている奥村先生の「カレー豚汁」を作りました。チキンラーメンを昼食に活用。紹介されている材料の他、ナスやごぼう天を用意。昆布、かつお節でダシを取り、沸騰するまで薪をくべます。味噌、カレー粉を入れ、薄味に仕上げました。チキンラーメンを袋の上から割り、食べる分だけカレー豚汁の入った器にトッピンングします。具材のうま味、カレースープ、味噌、チキンラーメンのコンビネーションが抜群！子供にも大人にも大好評です！　羽釜で炊いた白飯と、リンゴは各自包丁でむいて、秋の野外料理を楽しみました。

【紀州材を使った木工】
午後は、「紀州高野組子細工・伝統工芸師・池田先生」をお招きし、マガジンラック作りです。約1時間、紙やすりでスギ材を磨きます。長時間、同じ作業をするので根気が必要です。板の表面をスベスベになるまで磨いたら、軽くボンドをつけ、固定してから釘を打ちます。部屋中に「トントントン」と金づちを叩く音が鳴り響きます。マガジンラックらしくなってきました。池田先生から、お土産の「紀州組子細工」を2個もらい、作品につけて完成です。スギの木目がきれいに出ています。幾何学模様の組子細工が、より豪華さをかもし出しています。

【本日感じたこと　】
秋晴れのすがすがしい一日。へっついさん造りも大詰めを迎えています。子供たちは、ひとつひとつの作業を一生懸命取り組んでいます。マガジンラック作りも、根気のいる作業でしたが、へこたれることなく完成させました、講師先生始め、多くの協力してくれる方々が、児童の活動に関わってくれています。たくさんの大人の目のシャワーと会話が、子供たちを成長させてくれます。ありがたい気持ちでいっぱいです。