NO団体名主な企画内容
31 京都市立朱雀第三小学校(京都府) 「「生命と人の温もりを感じよう!」」
命を支えてくれる動植物の存在を、身近に感じることの出来ない都心で生活する子どもたちが多くなっている。農業体験や海でのキャンプ生活を行うことで、命の重さを実感し、自分たちの生活には多くの人々が関わっていることを気付かせる企画。

速報レポート10 「協力・発見・(山)」 キャンプ3日目

参加者 児童49名 指導者10名(全員) 9月26日(月)

3日目のテーマは「協力・発見(山)」。午後と夜は山を歩き,山の昼の顔と夜の顔を体験します。まず午前中は大型船(カッター船)を漕ぎます。最終日のカッター船退所の成功を目指します。午後はハイキング。
約3時間,9kmのコースです。夜はナイトハイク。ハイキングのコースを一部使ったドキドキ体験です。残念ながら男子1名が発熱。今日は一日救護室で休んで,回復を待つことになりました。

 カッター船体験…全長約7m,船の重さ1.5tのカッター船を24名,25名がオールを漕いで進みます。櫂の重さは約5kg。長さも約4m強あるので,扱いはなかなか大変です。注意深さが足りなかったり,艇長の指示を聞いていなかったりすると大事故につながるため,艇長はなかなか厳しく指導をされます。


「説明を聞く顔は真剣そのもの」

「櫂立て!」「櫂座栓外せ!」「防弦物外へ!」など,指示はめまぐるしく出されます。幸運だったのは波が穏やかなこと。船酔いを心配して酔い止めの薬を服用する子どもも多くいましたが,一人も気分が悪くなる子どもも出ず,無事に予定通りの湾内一周に成功しました。自信を付けた子どもたちの顔が出航前より少し大人びて見えました。


「力を合わせて,そーれ!」

「タイミングを合わせて…」

「上手になってきたぞ!」

ハイキング…海も大きな自然ですが,山もまた偉大です。子どもたちは社会科の学習で「森林で働く人々」や「森林の働き」について学習しているためか,「こんなに木が多くあるから水や土をしっかり山に蓄えられるんだったね。」「思ったより,根はすごく広い範囲にはっているんだな。」などと言いながら歩きます。途中で様々なキノコも発見。楽しい会話が続きます。ところが難所は急坂が約40分続くところ。ロープ伝いでないと,大人でもなかなか登れません。「荷物もとうか?」「そっちよりもっと右に行った方が滑らないよ。」
仲間を思いやる声があちこちから聞こえ,先生たちも元気をもらいました。最後の展墓台から見える日本海は絶景で,大きな歓声が上がりました。ハイキングの最後には,海岸へ降りてお土産のストーンペインティング用にするお気に入りの石を拾って帰りました。


「まだまだ,元気いっぱい!」

「うわあ,急な坂のはじまりだ~」

「ぺったんこの,いい石が見つかったよ」


「吊り橋だってだいじょうぶ!」

ナイトハイク…夜に山を歩く…ふだんは絶対に許してもらえない体験です。グループに一つの懐中電灯。昼に歩いたコースの一部とは言え,なんだか全く違うところを歩いているよう。わずか30分のコースなのですが,スタート前からドキドキです。しかも肝試しも兼ねていて,出発前には校長先生から体験に基づく怖~い話が。しかも途中のポイントにはお化けに扮した先生たち登場。怖さを紛らわせるため,大きな声で歌いながら歩く子どもたち。暗い山中から悲鳴と歌声が響き渡りました。   


「ちょっと怖いので,集団で…」

「泣いちゃったけど,ピースです」



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■別年度のレポート
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