NO | 団体名 | 主な企画内容
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出雲市立須佐小学校(協働:須佐コミュニティセンター)(島根県) |
「魅力いっぱい須佐の郷探訪」 "学校、コミュニティセンター、地域の3者が連携を取り、神話の源郷であり自然豊かな須佐地域での体験活動。地域の温故知新により子どもたちの想像力、生きる力を見に付けさせるとともに、故郷の良さを子どもたちの心に植付ける。" |
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速報レポート1 すさっ子探検隊
実施日:5月25日(金)9:00~15:00
活動場所:島根県出雲市佐田町須佐地域内
参加者:須佐小学校1年生~6年生 93名、教職員14名、保護者19名、案内講師6名
ねらい
地域講師と須佐に伝わる須佐之男命伝説や歴史の舞台となった場所を探索したり、自然にふれあう活動を通して、地域に対する関心を高め、大切にしようとする心情を育てる。
活動内容
須佐の自然とふれあう活動を4コース設定する。
1.スサノオウォーク(東須佐コースを地域講師と一緒に歩く)
2.スサノオウォーク(西須佐コースを地域講師と一緒に歩く)
3.目田森林公園(班に分かれて炊飯活動)
4.エンジョイものづくり(講師と一緒に自然観察をしながら、ものづくりをする)
須佐小学校児童を1年生から6年生を縦割り班(児童の希望により)にして活動をする。
活動の様子
1.スサノオウォーク(東須佐コース)
出雲風土記に記載の須佐之男命を祀る須佐神社に伝わる七不思議を地元講師と巡る。
地域の講師さんの案内で出発
まずは須佐神社への参拝から
樹齢1200年の須佐神社大杉について権禰宜から説明を聞く
・雨壺(あまつぼ)
須佐神社から約1㎞下流の田圃脇にある大きな岩があり、その岩に直径約60㎝の穴がある。この穴をかき回すと須佐大神の怒りにふれて大洪水が起こり、犯した者の家には不吉なことが起こると言われる。
・星滑(ほしなめら)
神社の西方、山の頂上近くで岩石が露出して谷のようになっている所に夜、白い斑点が見える。これは星が光るのだと言われ、光沢があって大きく見える年は豊作と言われる。
・落葉槇(おちばのまき)
須佐之男命の妃神である稲田姫が、神社近くの誕生山でお産をなさった時、産具を槇葉に包み、松葉で綴って流瀬川に流された。それが流れ着いた所に「槇と松」が生え現在に至る。いまでも槇葉の縁に松葉で刺したような穴がある。
・影無桜(かげなしざくら)
その昔、隠岐国で耕田が実らず不作が続いたとき、隠岐に住む男に夢想があり「須佐大宮 の境内の大きな桜が繁茂して、それが隠岐へ影をさすために耕作ができぬから、須佐の国 造に頼んでその桜を切ればよい」とのことで桜を切ったところ以前のように豊かな稔が続 くようになった。その切り株から生えた桜は以後大きくなることなく、また枯れることなく現在に至る。
・神馬(しんめ)
その昔、藩主や有力な武将が神社へ馬を奉納していた。奉献された馬はどんな経路の馬で も後に白馬に変わり、世の吉凶、災い、国の大事など種々の異常を予知したという。
神馬について須佐神社権禰宜から説明を聞く
・塩井(しおのい)
神社系内の小池は塩水が湧いており、須佐之男命がこれを汲み土地を清めたという。
また、出雲大社に近い「稲佐の浜」とつながっており、湧出に間渇があるのは日本海の潮
の満干と関係があるといわれる。
・相生松(あいおいのまつ)
神社本殿の裏に、一本で男松と女松の両肌を持ったものがあった。
昭和の初期に枯れ伐採された、今は跡を残すのみ。
2.スサノオウォーク(西須佐コース)
- 地元講師と目田森林公園内にある室町時代尼子の臣亀井永綱の居城(高櫓城)跡に登り、 当時の高櫓城の役目等について話を聞く。
今日1日がんばろう!
高櫓城跡に登る
目田森林公園内にある鬼の窟について説明を受け、多倍神社に移動をし鬼の窟に住む鬼を須佐之男命が退治し、首を埋め大きな岩で蓋をしたと言われる鬼の首取り岩の伝説、八俣大蛇退治の神霊を祭る神社である話を聞く。
多倍神社について説明を聞く
高櫓城と関係の深い久光寺へ移動をし、高櫓城との関係の説明を聞く
3.目田森林公園でザリガニ釣りと自然観察をし、薪を使っての炊飯活動
焼きそばづくり
スイーツ用の団子作り
カレーと団子を煮込み中
4.エンジョイものづくり
講師の指導で自然観察とものづくりに挑戦した。
エンジョイものづくりチーム
公園内での自然観察
フクロウのキーホルダーを作りましょう
フクロウのキーホルダーづくり
活動成果
- 地域住民を講師として、自分たちの住む町にある須佐神社に伝わる神話、須佐之男命に関わる伝説について現地をまわって話を聞くことができ理解を深めることができた。
- 戦国時代の(尼子・毛利)合戦の舞台となった過去の歴史を知ることができた。
- 薪を焚いての炊飯活動は電気、ガスとは火力の強さを知ることができ、災害時の対策にもつながる経験となった。
- 森林公園内での自然観察と木を使ってのものづくりは、身の回りに沢山ある木を使って生活に必要なものを作る発想力に繋がった。
- 1日の野外活動で、地域に対する関心を高め、大切に守り伝えようとする心情を育てることができた。
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