NO団体名主な企画内容
32 大津市立葛川中学校(滋賀県) 「「筏流しの再現」:葛川に古来より伝わる水文化「シコブチ信仰」を発信し、地域活力を高めたい!」
豊かな自然と土着の文化である「筏流し」を再現し、安雲川上流で伐採した杉を筏に組んで琵琶湖を南下する。筏には、全校中学生で取り組んだ商品を積み、街に運ぶ。運んだ杉を筏ベンチテーブルとして道の駅に寄贈する。

速報レポート4 「筏の漕ぎ方の特訓」

日 時 令和3年6月21日(月)
参加者 3年生徒3名、教職員2名、指導者1名

 夏休みに3日間かけて琵琶湖を筏で漕ぎきるためには、前回練習した漕ぎ方とともに、体力と気力の習得が必要である。炎天下でも、効率よく漕ぐ方法を学び、本校のプールで、何回も練習をしました。







「この地域に伝わる筏流しを自分たちの手でやってみたい」という強い思いを抱き、中学3年生の3名はあきらめることなく、黙々と練習に励みました。古来より伝わる水文化や、自然の美しさ、豊かさを内外に発信し、地元地域の活力を高めるべく、3人の挑戦は続きます。

「丸太運びと筏製作会議」
日 時 令和3年6月30日(水)
参加者 3年生徒3名、教職員3名、指導者1名

 いよいよ本番のびわ湖イカダ旅まで1ヶ月をきりました。昨年度、林業家の協力で、杉の木を約20本間伐させてもらい、プール横で皮を剥ぎました。そして、約1年間、乾燥させるために、自転車庫横にねかせておきました。そして、本日、工務店の協力を得て、イカダを製作すべく、その丸太を工務店に運びました。









 次に、この丸太を使って、どのようなイカダを作れば、安全にびわ湖を漕ぐことができるのか、を協力いただく工務店の方と相談しました。丸太は、何本も繋がないと浮力が出ず、繋ぎすぎると今度は重くなって沈んでしまう。何人が乗るために、イカダの大きさをどうするのか、浮力を出す工夫があるのか、について論議しました。
 左の写真は、昨年度、本校横の安曇川にて、筏流しを行ったものです。乾燥が十分でなかったため浮力が出ず、丸太が水面下に沈んでいました。今回は、びわ湖を航行するにあたり、安全性が大切です。沈まない工夫が求められます。また、推進力が生まれるように、形状を考える必要があります。工務店の方に指導を仰ぎ、生徒3名のアイデアをもとにイカダ作りの構想を練りました。
 さらに、今回は、この丸太を街に届け活用してもらう目的があります。かつて筏師が、樹木を筏にして街に運び、製材所で木材として活用してきた歴史を考えると、今回のびわ湖イカダ旅の大きな目的の1つとなります。運んだイカダでテーブルに加工し、道の駅でテーブルベンチとして活用してもらうことを企画しました。3日間で丸太をイカダで運び、その場で道の駅に寄贈するためには、あらかじめテーブルとして活用するために、加工しておく必要があります。
 いくつもの難問を解決すべく知恵を出し合い、課題を整理していきました、3人の生徒は、自分たちでイカダを組むことは無理であることから、工務店の方に多くのお願いをして、この日の会議は終わりました。果たして、イカダは本当にできるのでしょうか。





速報レポート1 「筏航行技術の習得」
速報レポート2 「子ども水力発電所建設計画」
速報レポート3 「アマゴつかみと地域発信」
速報レポート4 「筏の漕ぎ方の特訓」
速報レポート5 「イカダ作り、イカダ組み」
速報レポート6 「びわ湖イカダ旅1日目」
速報レポート7 「びわ湖イカダ旅2日目」
速報レポート8 「びわ湖イカダ旅最終日(3日目)」
速報レポート9 「ご当地ガチャ(トイカプセル)作り」
速報レポート10 「ご当地ガチャ(トイカプセル):スタンプ作り」
速報レポート11 「ご当地ガチャ作りのノウハウ」
速報レポート12 「未来の丸太、学校林で植樹と枝打ち」

■別年度のレポート
2020年度 自然を活用したアントレプレナーシップの育成:KCLプロジェクト始動!! 実施レポート

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