「北陽わんぱくクラブ」　川祭　[8/15]

佐田町窪田地区の川祭に参加しました。
ここはもともと窪田地区の皆さんが地域に沢山の若い人に遊びに来て欲しいとカヌーと乗り場を自分たちで整備して活動してこられた場所で、毎年お盆に川祭が開催されてきました。私達ガキ大将養成委員会は設立当初からカヌーと水遊びの指導をボランティアで行ってきました。
そんな地域の皆さんの努力が認められ３年前にカヌーのために護岸整備がされました。私達も、カヌー教室のお手伝いをしたり、お祭りに子ども達を集めたりしてきました。ところが２年前の豪雨災害で護岸が削り取られお祭りも中断していましたが、今年２年ぶりに復活です。
お誘いを受け、お盆中でしたが参加できる北陽わんぱくクラブメンバーで向かいました。

お祭りのオープニングは地域が誇る佐田神戸川太鼓です。
地元の小学生の一糸乱れぬ見事な太鼓です。お祭りが始まると私達はカヌー乗り場で安全管理、ヘルメットとライフジャケットの装着をチェックします。初めての人には乗り方を指導したり、簡単な講習会もします。
北陽わんぱくクラブの子ども達は得意な川なので、他の子ども達を誘って泳いだり、カヌーに乗ったりしています。

１０時半からは堰堤脇の魚道を封鎖してヤマメのつかみ取りです。
幅１メートルちょっとの水路の水を抜いてヤマメを放流してありますが、まだ水深は３０ｃｍほど有り掴まえるにはそれなりのテクニックが必要です。他の子ども達は闇雲に追いかけて掴まえられずにいます。
日頃鍛えた北陽わんぱくクラブは並んで水の中に腰を下ろし、ヤマメが逃げ込みそうなポイントで構えます。大勢の人に追われてヤマメの群れが逃げてきたところをすくい上げて掴まえます。上手な子で５匹前後掴まえました。
時々、とても速い魚がいてなかなか捕まりません。これは放流されたヤマメではなく、たまたま魚道を通りかかって閉じこめられた鮎のようです。ベテランの子ども達に協力させて掴まえるト３匹ほどの鮎が捕れました。魚捕りに慣れた子でも鮎の姿には興奮しています。みんなでヤマメが１８匹、鮎が３匹なので、１人２匹ずつあります。
捕まえた魚は地元の方の炭火ですぐに串に刺して塩をして焼いてもらいます。私的にはヤマメは腹を出して焼きたいところですが、地元の皆さんに言わせると「腹を出したら魚じゃない。」そうで、、、やっぱり苦かったのですが、鮮度が良くて最高でした。

お昼には地元の皆さんの炊き出しでカレーが振る舞われます。
みんな、カレーを何杯も遠慮無くお代わりしながらさらにヤマメや鮎をほおばります。

さっきのつかみ取りに使った魚道の水路に水を解放する前に網を使っても良いと許可が出ました。
ここで北陽わんぱくクラブ自慢の技、魚捕り三位一体の登場です。３人で水路を塞ぐように網を並べ一気に押していきます。狭くなっていく水路似合わせ３人が息を揃えて追うと、鮎が次々に網にかかります。
１０分ほどで２２匹の天然鮎、これは焼かずにみんなで分けて家族へのおみやげです。
かき氷やさんで氷を分けてもらい、クーラーボックスに大事にしまいます。

さて、朝からずーとカヌーに乗り続けている３人組に合流します。
カヌーが楽しくて仕方ないようで食事時間も惜しんで漕いでいます。そんな３人をつれて上流の瀬まで漕ぎ上がりました。
もうちょいで瀬、と言うところで突然の雷と大粒の大雨、慌てて橋の下に逃げ込みます。雷が逃げると雨の中に出ました。冷たい雨がシャワーのようで心地よくゆっくり漕ぎながらカヌー乗り場に戻りました。

お祭り会場は雨のせいでお客さんは蜘蛛の子を散らすように誰１人いなくなっていました。
予定より１時間早いのですがちょうど良い機会ですので、地元の皆さんと一緒に片付けです。子ども達も協力してカヌーや機材を倉庫にしまいました。
最後に、地元の皆さんにみんなでお礼を言って帰路につきました。

・ヤマメがとっても美味しかったし、カレーも美味しかった。
・僕たちが魚捕りがとっても上手だとみんなに褒めてもらえて嬉しかった。
・佐田の人達にとても優しくしてもらい、楽しかった。
・大雨の中でカヌーを漕ぐと、とても気持ちいいことが分かった。
・私の網に鮎がいっぺんに５匹も入って、嬉しくて感動した。
・魚は余り好きじゃなかったけど自分でとった鮎はとても美味しくてびっくりした。

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