NO団体名主な企画内容
43 ガキ大将養成委員会(島根県) 「北陽わんぱくクラブ」
空き家を借り上げた会場で、年間を通じて平日の放課後、さまざまな自然体験活動を連日おこなう。川遊び、虫取り、カヌー、ラフティング、トロッコ列車&サイクリングなど多彩な活動を計画。

「北陽わんぱくクラブ」 斐伊川川流れ [8/20]

日  時:
場  所:
参加者:
2008年8月20日(水)
島根県 斐伊川やぎ沈下橋周辺
16名、指導者4名
 <レポート>

毎年人気の斐伊川川流れ。
今年は『神立橋〜やぎ沈下橋』約3kmの予定でしたが、
山間部で大雨が降る予報があり増水の可能性があったので沈下橋周辺のみとしました。

北陽わんぱくクラブベースで水着にライフジャケット、ヘルメットに着替え車で5分の移動です。
河川敷運動公園に車を止め、ここから沈下橋まで50mです。
最近ではすっかり使用する人もなく、周辺の田畑も荒れ果てて背より高い茅の茂みになっています。
そこの人1人通れる幅の道を網や水筒を担いでを歩きます。
子ども達は「蛇か出たらどうしよう。」「周りが何にも見えないけど、本当に川に出るの?」と不安でいっぱいです。

沈下橋を見つけちょっと歩くと川に出ました。
視界は一気に開け子ども達のテンションは一気に上がります。
川の中央あたりで沈下橋から1.5mほど下の中州にみんな次々に飛び降ります。
このあたりの斐伊川は砂の川で、この日の水位は深いところで50cm程度です。
上流下流にある島を目印に行動範囲を徹底します。

スタッフは上流下流の限界に各1名、橋の上に2名、後は子ども達の固まり毎に体制をとります。
橋の上のスタッフは30分おきに携帯で、国交省『川の防災情報』で上流部の降雨増水状況をチェックします。

最初に全員に、本来の目的だった川流れを教えます。
普通に泳いでも楽しいのですが、浅く砂の斐伊川での流れ方を教えます。
まず仰向けに浮かびおへそを水面に出すように力を抜いて浮かびます。
そうするとかかとを軽く底の砂に擦りながら体がゆっくりと流れ出します。

耳は水中なので、踵と擦れる砂のさらさらとした音が心地よく伝わってきます。
これでずっと流れていくと時間を忘れるほど気持ちいいのですが
この日はベースが決まっているので、一番上流から行っても200mほどです。

中にはすっかりはまった子もいて、何度も下流の島まで流れてはまた上流まで駆け上がっていました。
慣れてくると、川流れや砂遊び、沈下橋からの飛び降り、島周辺での探検組に別れます。
砂だけの中州は簡単に水路が掘れるので、沢山の川やダムの土木工事に夢中なる子や
橋から飛び降りるのにいろんな技を競うグループ、仰向けに浮かんでぽかんと空を見続けている子など様々です。

島には私達が子どもの頃からツリーハウスにちょうど良い大木があり、
久しぶりに覗きに行ったところ、やっぱり最近誰かが作った跡がありとても嬉しく思いました。
来年はこの木にツリーハウスを造る企画を計画したいと思います。
平日のイベントで、夕方から塾等予定のある参加者もいたため
15:30に「もっと遊びたい。」との沢山のブーイングの中撤収しました。

 <参加者の感想>

・斐伊川はとても広くて空がとても高くて気持ちよかった。
・川に浮かぶとふわふわして、さらさらきんきん音がして夢の中みたいだった。
・初めは橋が高くて降りるのも怖かったけど、慣れたら橋からジャンプできた。
・砂で沢山川を作った、友達の川とつなげたら水がいっぱい流れた。
・草の中を歩くとき、蛇が出そうで怖かった。蛇が出ない様に大声を出したらおもしろくて怖いのが少なくなった。
・川の砂の中にとても冷たいところがあって、水がわいているところだと聞いてびっくりした。



北陽わんぱくクラブ 実施レポート(1)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(2)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(3)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(4)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(5)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(6)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(7)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(8)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(9)
北陽わんぱくクラブ 実施レポート(10)

■別年度のレポート
2009年度 北陽わんぱくクラブ 実施レポート
2007年度 北陽わんぱくクラブ 実施レポート

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