NO団体名主な企画内容
3 細越ホタルの里の会(青森県) 「故郷!北国の空と風の中の子供たち」
ホタルの保護活動や伝統的農法、海辺の体験を通して、地域の人々と交流を深めて、自分たちの生まれ育った土地の理解や、地球環境と命の大切さを学ぶ。

速報レポート3

実施期日:2010年 6月 30日(金) 19時30分~21時
参加者:栄山小児童5~6年 11人 5歳児 1人
       先生 3人 PTA 5人
    指導者 1人
活動内容

蛍のカップリング
メスとオスのカップリングによって卵が産まれ,卵からかえった幼虫に餌をやり続けると,次の夏にはホタルとなって目の前で飛ぶ。ですから,児童は飛ぶホタルを見て「あ!わたしのホタル」と言う。児童は教わらずして,命をあずかるホタルの親になっている。

10数年前に,放棄され荒れた水田を整備したらホタルの数が戻ってきた。しかし,今度は心無い見学者の採取によって少なくなった。困っている時,当時の栄山小学校校長が,増殖してみようと言ってくれた。それ以来,ゲンジボタルの増殖と放流は栄山小学校の児童の役割となっている。幼虫の放流は,今年4月19日で10回目を数える。今夜は増殖のための親どりの日で,メスとオスを捕らえ器の中で結婚をさせるカップリングを行う。メスを発見できるかが鍵になる。


4月19日,昨年のカッブリングから一年近く育てた幼虫を,全校39人で放流する。

放流の頃,上流ではミズバショウの花がひっそりと咲いている。

親どりは5~6年の役割で,高学年の誇りであるが,不安も残る。


メスを見つけるためは,草むらに注意する必要がある。

こっちの組みも草むらに目を向ける。頭の上を飛び交うのはオスだけだから。さすがは栄山っ子!

全員がカップリングに成功し喜んでいたら,参加賞の「チキンラーメン」を手渡され喜びが二倍になった。

活動目的の達成度

 ここ数日雨が降ったり晴れたりという日が続いている。足元が悪いので延期するか悩む一方,ホタルの発生状況が良くタイミングを逃したくも無いので,時間まで待ったら雨は止んでくれた。しかし,晴れた日の夜と違って,雨模様の夜は漆黒の闇で足元が見えない。「ホタルを深追いしない」「なにかあったら,助けて!と大声で叫ぶ」という条件のもと,児童は散っていった。水路にも深い所あり,畑の野菜を踏んではいけない,窪地はいたる所にあり大人でも簡単ではない。
 心配無用でした。勝手知ったるフィールドは児童にとって昼も夜も無いようです。
 5歳児でさえホタル狩りを楽しんでいた。くたびれていたのは大人の方である。

参加した子どもたちの意見

・メスが見つからず,大変だった。(メスを発見できる大人はあまりいません。)
・蚊の大群に襲われた。
・ホタルが一杯いて,一緒に遊べたので楽しかった。
・プラネタリゥムみたい。(網の中をホタルでいっぱいにした5歳児)

反省点

・費やした時間が長かったような気がしている。



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