NO団体名主な企画内容
3 細越ホタルの里の会(青森県) 「故郷!北国の空と風の中の子供たち」
ホタルの保護活動や伝統的農法、海辺の体験を通して、地域の人々と交流を深めて、自分たちの生まれ育った土地の理解や、地球環境と命の大切さを学ぶ。

速報レポート5

実施期日:2010年 8月 8日(日) 10時〜15時
参加者:栄山小児童1〜6年 15人
    中学生 2人 幼児 4人 PTA 23人
    先生 1人 指導者 10人
活動内容

山の子・海で初の地引網漁
 地引網漁の前に,海を満喫する。整備されたばかりの海水浴場は,砂場から瀬そして岩場と変化に富み絶好の遊び場所となった。目が届くため,子供たちの好きに任せることができた。
 昼食後に地引網漁の体験をする漁港に向かった。迎えてくれた漁師さんたちを前に緊張気味でしたが,これから海に網を入れること,その後で二手に分かれて綱を引くこと,綱を引く時は急がず左右の呼吸を合わせること,最後に,大漁のためには気合が大事なことという漁師の説明を聞くうちに,子供たちの目が輝き始めていた。見えない海の中の想像をかきたてられているようだ。

活動の中で最もアピールしたい点

 漁師とともに大海に投じた網を引くという体験は,大人を含めても誰もいなかった。沖で網を入れる船をみつめながら何を想像したことか。寄ってくる網を引きながらどれだけ期待に胸を躍らせたことだろうか。未知の世界に対する想像と期待という体験は,子供たちを大きく成長させるに違いない。
 ユグイ25センチをはじめとする10数種類・数百匹の漁ではあったが,子供たちにとっては十分過ぎる成果だったようである。

活動目的の達成度

 誰にとっても初めての体験でしたので,子供たちの反応が気がかりでした。でも,漁師さんたちは慣れているようで,やさしくていねいな説明に,子供たちもすっかりその気にさせられていました。
 やはり,指導者が大事と教わりました。
山の大人たちにとっても,忘れられない夏休みになったようです。

参加した子どもたちの声・意見など

・海がきれいで,また来たい。(6年女子)
・網の中に海の魚がいっぱいいたので驚いた。(5年男子)
・網を引いて,漁師の仕事が大変だと解った。(5年女子)
・大きなフグを海に放してやったら泳いでいったので楽しかった。(5年女子)

反省点

大人にとっても貴重な夏休みなのだから,付き添い・管理人という意識だけでなく,子供たちと一緒に遊ぶというところが,もっとあっても良いような気がした。


海に入ると,男の子は岩場で生き物探し,女の子は浮き輪でプーカ・プカ。狩猟民族のDNAが今でも残っているのか。

いよいよ地引網漁。漁師が沖合いで網を入れている。待ちきれない様子の子供たち。真夏の海に太陽がまぶしい。   

そ―れ・そ―れ!「大漁には気合が大事」と漁師に言われ,掛け声とともに引く手に力が入る。漁師さんも網の先をみつめる。


「いだが?」「いだが?」と引かれた網元に期待を込めてみんな寄って来る。余りの熱い視線に海の魚も焼けそうである。

「獲れた?」「いっぱい獲れた!」「食べられる?」「ぜったい食べる!」「もう一回やるべし!」これで終わりです。

引いた網の周りにはカモメが寄ってきた。海から帰りたくない子供たちの気持ちが解るのか,いつまでも離れなかった。今年の青森は,まだ暑い日が続くようだ。


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