NO団体名主な企画内容
3 細越ホタルの里の会(青森県) 「故郷!北国の空と風の中の子供たち」
ホタルの保護活動や伝統的農法、海辺の体験を通して、地域の人々と交流を深めて、自分たちの生まれ育った土地の理解や、地球環境と命の大切さを学ぶ。

速報レポート8

実施期日:2010年 9月 5日(日) 9時30分〜12時
参加者:栄山小児童3〜6年 12人 中学1人 幼児2人
    先生 4人 PTA 15人
    地域農業者12人 指導者 1人
活動内容

イモ掘りとカレー調理体験
 学校の畑は別名「カレーライスの畑」とも呼んでいます。カレーに入れる野菜を作っているからです。バレイショをはじめタマネギ、ニンジンそして付け合せのラッキョウもです。作付けから生育観察,収穫,調理を通じて四季の移ろいを体感するとともに,子供たちの大好きなカレーが,どのようにしてできるか学びます。

 学校の畑に種イモを植え付けした日は6月3日でした。なかなか雨が降らないため芽が出ませんでした。それでも三ヶ月を経た今では,紫の花盛りも過ぎ枝は枯れ,ひと目見ただけでは何の畑かわからないような状態です。
 側では同じ頃に種を蒔いたヒマワリがコスモスの花とバトンタッチをするところです。
 ジリジリするほど暑いが時おり吹く風は秋の匂いがしていました。

 春の植え付けの時に,カレーライスにはどんな野菜が入っているでしょうという質問をしたら,直ぐに答えが返って来ました。子供たちはそれだけカレーライスが好きです。興味のあることは覚えも早く一生懸命になることを改めて教えられました。野菜などの観察記録の発表は11月の収穫感謝祭の時になりますが,昨年までの発表では観察眼の鋭さに感心させられました。
 長年続けてきたこともあるのでしょうが,観察のほかにも作業の手順・こつ・手際の良さは,ケガをさせてはいけないと心配する大人を余所に,ほとんど手助け無用です。
 また,イモ掘り・洗い場・調理に至るまで高学年が低学年の面倒を良く見ます。

活動目的の達成度

 参加した地域農業者は,子供たちとの共同作業を楽しみにしています。また,収穫の喜びは誰しも同じでしょうが,今回は子供たちの作ったカレーを一緒に食べるのですから格別だったと思います。
 子供たちが,調理したカレーを誰よりも先に地域農業者に運ぶ様子は,ほほえましくも頼もしくも見えました。
 ただし,子供向けの味付けは辛味が物足りませんでした。

参加した子どもたちの意見

・イモ掘りは暑くて大変でしたが,いっぱいあったので楽しかったです。
・イモ掘りをやったら腰が痛くて大変でした。
・包丁を初めて使いましたが,うまくできたので良かったです。
・ラッキョウを運んでいたら,こぼしてしまいました,すみません。
・カレーライスは最高!

反省点

・ともかく暑い日でした。子供たちにとっては作業環境に適さない日だったかも知れません。
・大人たちの手を増やし,早めに終えるようにしました。何事も無く良かったです。 


種イモの植え付けは6月3日でした。「何日が過ぎたか数えてください。」「どれくらい育ったかな?」注目が集まる。

「あった!」「まだあるよ!」「もっとあるかしら」見えないものを探し当てる喜びは大人も同じ。 このドキドキ感が探検の原点ではないだろうか。

「とったぞー」リヤカー一杯になりました。昨年はリヤカーがいらないほど不作でした。ヒマワリもコスモスも喜んでくれています。


「これからカレーライスを作りますからきれいに土を落としてください。」「水が冷たくて気持ち良いわね。」

「これでいいかしら。」「そう,じょうずよ。」心配そうに見守るお母さんを余所に,子供たちは包丁さばきを楽しんでいます。

「いただきま~す!」自分たちで作ったカレーの味は格別です。太陽の下では頭がジリジリするほど暑い,夏から秋への一日でした。 



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