NO | 団体名 | 主な企画内容
|
42 |
彦名地区チビッ子環境パトロール隊(鳥取県) |
「きれいで美しい泳げる中海を取り戻そう」 町内の環境パトロールや、使用済み割りばしを回収して紙に再生する活動。天ぷら油の再利用など、環境保全を基軸にした活動を持続的に取り組む。 |
|
速報レポート2
実施日 :6月16日18:00〜22:30
実施場所:島根県雲南市大東町
参加者 :こども 7人、大人 4人、サポーター 1人
プログラム
・ホタルの生態に関する親子での事前勉強会(米子市環境政策課)
・現地まで他のエコクラブのメンバーと一緒に島根県大東町までバスで移動(約1時間)
・大東町ホタル保存会の石倉さんよりホタルの保護活動について説明を受ける
・地元の方が真心こめて作って頂いたおにぎりと沢庵と熱いお茶を頂く
・現地でのホタル観察
・ホタル観察後大東町から帰米
大東町ホタル保存会の活動
―石倉さんのお話の要旨―
1.赤川ほたる公園は、住民との協働でホタルの住みやすい河川改修を実施。大東町の新庄地区の赤川護岸敷一帯。
2.昭和58年5月、「雲南市ほたる保護条例」を制定、以後、大東町に「ほたるの里」が復活。ホタルを保護する条例は全国的にも珍しく全町民挙げての取り組みとなっている。保存会による汚泥取り、草刈り、ホタルとその餌となるカワニナの放流など、管理も十分にしている。同時に小中学校においてもホタル・カワニナの放流などを通して自然保護、自然学習、環境保全学習の体験の場として利用されている。大東町のホタルは「大東町ほたる保護条例」により全町地域で保護が行われ、阿用川のほたる自然増殖場での自然増殖のほか、保存会会員による増殖・放流もしている。
3.赤川護岸は、水路は流れも緩やかで、自然石が積み上げられ土手にはネコヤナギ等も生育し、蛹となる場所も確保されている。
4.大東町のホタルの発生は、例年5月下旬から6月下旬で、最盛期は6月10日前後。この時期にはホタルバスを運行。松江市、出雲市等からたくさんの人がホタル観察に来町。
5.ほたる鑑賞は、この赤川ほたる公園のほか、幡屋中央公園、海潮小学校周辺、阿用川沿い、刈畑川(大仁広域農道)沿いでもできるので、出かけてみてほしい。
6.当ホタル公園の周辺には、海潮温泉、ゆとりの里、丸子山公園がある。温泉に家族の皆さんと是非くつろぎに出かけてみてほしい。
7.大東町は市町村合併によって雲南市大東町となり、「大東町ほたる条例」は「雲南市ほたる条例」に、全町地域の保護は全市地域での保護となっている。
参加したこどもと保護者の感想
ホーホーホタル来い (小学5年女子)
『ついたよ!』と誰かがさけぶ声がしました。もうすぐホタルが見れます。胸の中ではドキドキがとまりませんでした。集合写真をとって出発。『スタッタッダッ』とクツの音をさせながら、すこし急ぎ足で歩いていきました。
とちゅうおにぎりがもらえました。そこのおばちゃんたちはとても親切でした。おにぎりは、ほっぺがおちるくらいおいしかったです。
そろそろ暗くなってきました。川に近ずくと一つまた一つとホタルが小さな流れ星のように飛んでいます。『ほーほーホタル来い』と言っておきな声で歌いました。『あっちの水は苦いぞ。こっちの水はあーまいぞ』ホタルたちは歌にひかれたようにうちわに止まったりました。しばらく遊んでいると、『そろそろ時間ですよ』と誰かの声がしました。私はドキッとして『もう時間なんてもう少しいたい。』と私は言いました。すると『また来年くらばいい』と誰かやさしく言ってくれたので私は帰ることにしました。帰るとちゅう、おにぎりを作ってくれたおばさんがホタルをホタルブクロに入れてくれました。さわってみるとかすかに温かい感じがしました。ホタルブクロの中で見たホタルはちょうちんが光っているようですてきでした。
バス停まで急ぎ足で帰る途中、横の川の上を飛んでいるホタルが『また来てネ!まってるよ』といっているようでうれしくなりました。
ホタルは『川が自分の家だということ』そして『その川できれいに光ってみんなを喜ばしていること』ホタルはすばらしいと思います。
『またね、ホタル』と大東町に別れを言いました。
ホタル観察会に参加したこどもエコ親子(於:雲南市大東町)
ホタルの保護啓発看板(雲南市大東町)
ホタル観察会に参加して (小学5年女子)
6月16 日にホタル観察会があり参加しました。最初に市役所でホタルの事前学習がありました。オスとメスの見分け方や、ホタルの一生の説明を聞きました。その後、車に乗って島根県雲南市大東町に向かいました。大東町のホタルを見る場所に着いて、記念撮影をしてから地元の方のお話を聞きました。それから、おにぎりを食べました。たくさん作ってくださっていたのに、おいしくてあっという間に完食しました。たくあんもおいしかったです。
その次にビオトープのところに行きました。このビオトープは、自然の川と同じ環境を作ってそこでホタルのえさになるカワニナのはんしょくを研究されるのだそうです。話を聞きながら前を見ると、もうホタルが光っていました。ビオトープに入れるカメやカエル、タガメなど川にすむいろいろな生き物を見せてもらいました。見ているときにだれかが、「ホタルつかまえた!」と言ったので見に行ってみると、ホタルを持っていました。
帰るときにホタルがたくさんうちわに来てとまりました。一匹連れて行ったら地元の人がホタルブクロの花の中に入れてくださいました。ちょうちんみたいできれいでした。
来年もホタル観察会に行きたいです。
ホタル観察会 (中学2年女子)
「あっ、ひかった」といい、指でその場所を指した。そこには黄色っぽく点滅して光っているものがある。
ホタルだ!。
今、私たちは、エコクラブの活動でホタル観察のため大東町に来ている。そして今、一ぴきのホタルが光りだしたところだ。一ぴきのホタルが光りだすと二・三びきと光が増えていく。そして、私たちはもっとたくさんホタルを見ようと、どんどん奥へ進んでいった。奥へ進んで行くとだんだんホタルの光が増えていった。曲がりくねった川があったからのぞきこんでみると、とてもたくさんホタルが光っていて、私は、『すごいキレイ!』といった。ちょっとそこで立ち止まってまたどんどん川奥へ進んでいった。すると道ばたで、弱々しく光が点滅している。近くに行ってみると、ホタルがいた。そのホタルは、前の人にふまれたらしく、もう死にかけていた。私は、それを見て『とてもかわいそう』と思った。そして、又歩いて、山奥に向かうと川ぞいにホタルがたくさんいて、私は思わず「きれい!」とさけんだ。
今回、ホタル観察会に参加して、環境を守る赤川ホタル保存会の皆さんのすばらしい活動を知た。ホタルが成虫になって光ることが出来るのは二週間だそうだ。その命のリレーが続いてくれるように願っている。
私も身近な環境を守れるように、出来ることからがんばっていきたい。
親子ホタル観察会に参加して (保護者)
都会育ちではないですが、ホタルが乱舞する光景を体験したことのなかった私です。今回のこどもエコクラブの「親子ホタル観察会」を楽しみにしていたのは、子ども以上だったかもしれません。「大東町のホタルは素晴らしい」と話には聞いていたものの、それを見る機会は今までありませんでした。
早速に赤川ホタル保存会の石倉会長さんのお話を聞き、「赤川ホタル」を守るための取組みについて説明して頂きました。
・美しい環境を守るために、農薬の使用を少なくし汚水を流さない。
・川の草を刈り、ホタルに優しい街を創る。
など強い意志と地域の方々の団結・結束力を垣間見ました。
夜八時を過ぎる頃、一つ、又一つと美しい淡い光が、暗い山陰を背景に光はじめました。ホタルは、成虫になって二週間のはかない命だそうです。夜霧を飲むだけで何も食べず、新しい子孫を残すための短い命の輝きです。懸命に生きる姿が美しいのだと感しました。
一口に「環境保全」と言いますが、環境に配慮した行動を常に心がけることは、良いという事が解っていても難しいことです。・便利で豊かな生活を希求し続けてきた私達は、犠牲にしてきたものが沢山あるかもしれません。それは、あたりまえにホタルの飛び交う夜の風景だったかもしれませんし、メダカの泳ぐ小川だったかもしれません。
数年前、自宅近くでホタルが飛ぶのを見たことがあります。それは、ほんの少しの光でしたが、ホタルの住める環境は、実は身近なところでも実現できるはずです。
毎年この親子ホタル観察会でお世話になる赤川ホタル保存会の皆さんにお心遣い頂くそのおもてなしの心が、ホタルや自然を守る環境への配慮に繋がっていると感じました。
その心を学び、生かすことが出来るよう、家族で話し合いたいと思います。
本当にありがとうございました。
ホタル博士の石倉さんよりお話を聞く於:雲南市大東町)
ホタル観察会に参加して (保護者)
ホタルの輝きは言葉では言い尽くせない趣があります。それは、ホタルが自分の寿命を悟り精一杯最終章を飾ろうとしているからだと思います。
幻想的で潔く、勇気すら感じられます。
私は丹波の山奥育ちで、山水が豊かで清流の川を当然のように身近に感じていました。夜8時ごろになると、友達を誘い合って竹箒でホタルをすくうのです。「卵を産む仕事があるから放してやりなさい。」と大人に叱られホタルを自然にかえしたものです。花火を見るのと同じくらいホタルを見るのが好きでした。
6月16日、雲南市大東町でのほたる観察会では、地元の方々の暖かいおもてなしにありがたく思い、サポーターの向井さんの影の努力が感じられました。
ホタルをはじめ、自然界の動植物はの営みは、地球環境のバロメーターであると思います。大東町赤川のこの集落の皆さんは、ホタルのシーズンは家の電気を出来るだけ、つけないようにと集落あげて配慮していらっしゃいました。ホタルをよい生息環境で保存していこうという姿が私たちに伝わってきました。
海面上昇、サンゴの白化現象、サイクロンなどの異常現象、紫外線、感染症の発生、病害虫の増加など、地球温暖化による問題は山積しています。
温室効果ガスであるCO2は、私達の家庭のさまざまなところから出されています。照明、家電製品、自動車、給湯、冷暖房などです。昭和30年代の生活に戻ることは不可能です。
それであれば、省エネに取り組むしかありません。
鳩山前総理は就任後の2009年12月、ストックホルムで開催されたCOP15の国際会議で、日本は2025年までに温室効果ガス排出量を1990年レベルのCO2の排出量を半減させるという長期目標を明示されました。
そんな中、私達はこの目標達成に向けて、家庭や職場で身の回りの小さなところから省エネを心がけることが急務だと思います。
私は身近にできることを一つづつ確実に実践しています。
速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
速報レポート4
速報レポート5
速報レポート6
速報レポート7 サマーエコキャンプin日南邑
速報レポート8 メダカ(シジミ)の探検調査
速報レポート9 使用済み割り箸を回収し紙に再生 割り箸を原料にしたパルプで葉書き作り
速報レポート10 エコクッキング教室
速報レポート11 環境新聞『中海』の継続発行
プログラム検索に戻る