NO団体名主な企画内容
42 彦名地区チビッ子環境パトロール隊(鳥取県) 「きれいで美しい泳げる中海を取り戻そう」
町内の環境パトロールや、使用済み割りばしを回収して紙に再生する活動。天ぷら油の再利用など、環境保全を基軸にした活動を持続的に取り組む。

速報レポート7 サマーエコキャンプin日南邑

実施日 :8月21〜22日
実施場所:鳥取県日野郡日南町
学習内容:(1)米子市の他のエコクラブとのこども達と合同の環境体験学習
     (2)日南川での水生生物調査
     (3)自然一杯の中でのウッドクラフト
参加者 :こども 10人、大人 1人(保護者)
     米子市のこどもエコクラブの合同エコキャンプ(38人)の中に
     「彦名地区チビッ子環境パトロール隊」の子ども10人と大人1人が参加
サマーエコキャンプの目的・ねらい

  サポーター  向井哲朗
 今年も米子市こどもエコクラブ全体の夏のメイン事業である『サマーエコキャンプ日南邑』を開催する。夏休みの思い出の一つとして日南町の山の中で自然に触れ、どんな生き物がいるかそっとのぞいてみたい。きれいな夜空の観察も行う。今まで見たことのない虫にであったり、植物が見つかるかもしれない。サポーターや保護者の皆様と一緒になって山の中を歩き、珍しい昆虫や植物などと新しい出会いにわくわくしながら探し回る。
 米子市内の多くの学校から参加するので、サマーエコキャンプを通して友情を深めあいたい。
(1)目的    
   米子市の『こどもエコクラブ事業』に参加している各クラブのこども達が、緑豊かな自然の中で自然体験プログラム等の共通体験を通して、各エコクラブ間の相互の交流を一層図るとともに、環境学習活動の拡大と次の活動の更なるステップアップを図る。
(2)ねらい

≪参加者にとって≫
① 交わる・・・・・ほかのこどもエコクラブの仲間と交わる。
② 学ぶ・・・・・・自然に親しみ、人と自然のかかわりを学ぶ。
③ 元気になる。・・お互いのやる気と思いやりを交換して元気になる。
≪主催者にとって≫
① 広める・・・・・こどもエコクラブ事業への理解と参加を広く呼びかける。
② 盛り上げる・・・こどもエコクラブ活動を盛り上げる機会とする。
③ つながる・・・・様々なクラブや個人との協働のためのつながりを作る。
(3) そのために
≪教育的な活動であるために≫
① ねらい達成に向けた流れのあるプログラムの企画・進行を行う。
② 体験学習の手法を大切にし、体験を振り返り、分かち合う機会や道具立てを用意する。
③ 参加者が主役であることを忘れない。
≪面白くて楽しい活動であるために≫
④ 自発的参加の実感が持てる内容・進行に心がける。
⑤ 直接体験の機会を大切にする。
⑥ スタッフ自信が面白がって係わる。
≪人や地球に優しい活動であるために>
① 活動の企画、準備、展開に際して可能な限り環境に配慮する
② 体験学習について、特に環境に配慮した行動の指導を行う。
③ ねらい達成に向けた流れのあるプログラムの企画・進行を環境に配慮して行う。

参加した子ども達の感想

楽しかったサマーエコキャンプ(6年 女子)
 8月21日〜22日、日南町でサマーエコキャンプがあり参加しました。私は、食事係りだったので入所式が終わるとすぐに夕食の野外炊飯の準備にかかりました。野外炊飯では玉ねぎをきっている時、まきが燃えて出る煙がいっしょに目にしみて涙が止まらなく大変でした。皆んなで協力しあって出来あがったカレーはとてもおいしかったです。
 まっ暗闇の中で行ったタオルで目隠しをして行ったゲームの暗夜航路は、時間をとても長く感じました。また、天体観測では、うれしかったことがあります。倍率の大きい望遠鏡で見せてもらったので火星と月の表面を観測することができたことです。私は月の表面がでこぼこしている事も始めて知りました。皆ともとても楽しく観察できました。
 2日目は、朝食の後すぐの自然観察学習会では花の一部を拡大した写真がサポーターから各班に渡され、その花が何の花であるか探すものでした。私の2班はカタバミですぐわかりました。なかよくなった2班の皆からいろいろな花の名前を教えてもらいとても楽しかったです。
 その後、皆で日南川に行き、石ころの裏についている小さな水生生物をピンセットで白いバットの中にとり、多くの水生生物を採取して、その生物の種類と数から川の汚れの度合いを調査しました。図鑑を片手にチェックしました。ヒラタカゲロウ、ヘビトンボなどきれいな川に住む生き物が多くみられ、きれいであると判定しました。


自然観察学習会

日南川の水生生物調査

水生生物はヒラタカゲロウ?

 ウッドクラフトでは森の中にある枯れ枝、枯木、松かさなどを使い工作わしました。
 私は友達といっしょに松かさや木の実等をたくさん集めてふくろうを作りました。
 今回始めてサマーエコキャンプに参加しましたが、よかった事が二つあります。
 一つは、学校で学べなかったことが経験できたことです。野外炊飯も初めてだったし、天体観測で火星や月が見られたことです。二つ目は、別の学校の人と友達になれたことです。全然知らない人でもすぐ仲良くなれてとてもうれしかったです。サマーエコキャンプに参加できて本当に良かったです。

サマーエコキャンプで自然輪大切にすることを学んだ(5年 女子)
 私は始めてサマーエコキャンプに参加しました。その中で一番楽しかったのは、暗夜行路でした。シーンと静まりかえった真っ暗やみの夜中に目隠しをして、ロープを伝って森りの中を歩きながら鳥の鳴き声や虫の鳴き声を聞いたりしましたが、私の家の近くでは、夜こんな鳥や虫の泣き声を聞くことが出来ないからです。
 2番目に楽しかったことは、ウッドクラフトです。私は、仲良くなったお友達と相談して木のふとい枯れ枝等を集めて来て、りんごを作ることにしました。まず、太い枝を取ってきて、その枝の皮をむき、ナイフや小刀、ノコ等を使って皆で力を合せて円くなるようにし、りんごの形を時間をかけて作りました。それにへたをつけ、赤い色の絵の具を塗ってりんごが出来上がりました。次に曲がりくねった木の枝をたくさん集めて、針金とひもをからませて籠を作りました。
 また、山の中の川では、石ころなどについている生き物を調べて、そのいきものの種類や数によって川の水がきれいであるかどうかについても学習しました。
 日南町の小川はとてもきれいであるとわかりました。
 サマーキャンプに参加して、自然がいっぱいある日南むらというところでないと出来ない体験や、ほかの学校のお友達もたくさん出来て、本当によかったです。このキャンプで生物や、植物を大切にすることを学びました。
 これからは、生物や植物など自然にもっと関心を持って大切にしていきたいと思います。

サマーエコキャンプに参加して(5年 男子)
 8月21日と22日、日南むらで開かれた「サマーエコキャンプin日南邑」に参加しました。
 受付をした時、米子市の他のエコクラブの人もたくさん来ていました。夕食のカレーを作る時にはもうたくさんの友達が出来、皆と仲良くなっていました。野外炊飯で、皆で作ったカレーはとてもおいしく、何杯も食べました。
 少し休けいしてからナイトウォークラリー出かけました。女の子は真っ暗闇の中を歩くので少しこわがっていましたが、ぼくは皆といっしょだったのでこわくありませんでした。
 お風呂に入ってから、ほかの小学校の友達と話をしていたら、朝までねむってしまっていました。
 次の日、朝食後、日南むらの森の中に落ちている木の枝や皮葉っぱを使って、皆がウッドクラフトづくりにちょうせんし、皆が思い思いのものを作りました。ぼくは馬づくりにチャレンジしました。あまり上手には出来ませんでしたが、馬の形のした素敵な夏休みの思い出の一つとしてぼくの机に飾っています。
 帰るときにはほとんどの人との友達が出来、皆ともっとあそびたいと思いました。
 緑がいっぱいの中でとても楽しいエコキャンプに参加できました。



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