NO団体名主な企画内容
42 彦名地区チビッ子環境パトロール隊(鳥取県) 「きれいで美しい泳げる中海を取り戻そう」
町内の環境パトロールや、使用済み割りばしを回収して紙に再生する活動。天ぷら油の再利用など、環境保全を基軸にした活動を持続的に取り組む。

速報レポート10 エコクッキング教室

実施日 :10月 17日 9:30〜13:30
実施場所:彦名公民館
参加者 :こども 12人 大人 3人(含サポーター 1人)
     食生活改善推進員(指導者) 7人 
学習内容

ふだん家庭で捨ててしまうような食材を使っておいしい料理を作り、生ゴミをできるだけ出さない環境にやさしい料理法を食生活改善推進員の皆さんから学び、学んだ事を家に持ち帰り実践する。
また、食事後の汚れた食器等の処理方法についても排水を出さないようにするためにどんな気配りをしたらよいか、参加者全員で学習した。       

エコクッキングを学ぶ

  サポーター  向井哲朗

 彦名地区の食生活改善推進員の指導のもと、彦名地区チビッ子環境パトロール隊のメンバーは、大根の葉っぱ、ニンジンの皮、おから等を使っての環境に優しい料理のエコクッキングにチャレンジしました。食生活改善推進員の皆さんから、新設・丁寧に教えて頂きました。出来上がった料理はどれも好評で、中でも『おからかりんとう』が持つとも好評であった。参加者全員でおいしく食事をした後、台所排水の浄化方法について、向井から説明、よごれた排水を出さないようにするための環境学習を行い、実践した。

参加者の感想

汚れた食器はボロでふく、お米のとぎ汁は庭木にまき排水のよごれを減らす(5年女子)

 私は、エコクッキング教室に参加していろいろな事を学習しました。家の料理では、ニンジンの皮など使って料理してどんな味がするか楽しみにしていました。特に、おからから〜つくった『かりんとう』は買って食べるのではなく、自分で作るのでどきどきしていました。
 『おからかりんとう』の材料はおから、小麦粉、スキムミルク、卵などです。これらにさとうを入れめんぼうで混ぜて伸ばし4㎝の長さ、5㎜の幅くらいにほうちょうで切って、油で揚げました。出来上がった『おからかりんとう』を食事の後みんなと食べましたがとてもおいしく、買ったのと同じくらいおいしかったです。食べきれなかった分は家族のためにと持ち帰りました。みんながとてもおいしいと喜んでくれました。
 また、ニンジンの皮で作った『キンピラ』もとてもおいしく出来上がりました。家でもニンジンの皮を使って「キンピラ」の料理をつくってみようと思いました。
 
 料理の後には、サポーターの向井さんから料理後の汚れた排水を出さないようにするためにどんな事をしたらよいか教えて頂き、汚れた食器は家からもってきたボロ布でふいてから、洗う、また、お米のとぎ汁、牛乳やジュース、お酒、お茶など飲んだコップの洗い水はボールに回収、その排水は公民館の前の庭木に挙げてから洗い、汚れた台所の排水を出               さないようにする学習もしました。庭木は排水の中の栄養分が肥料の変わりになって大きく成長する事も学習しました。

エコクッキングは一石二鳥(5年男子)

 10月17日彦名公民館でのエコクッキングに参加して一番印象に残ったのは、大根のはやくずの野菜など捨てずに料理して、美味しく頂いた事でした。ぼくの家では、大根の葉はゴミとして捨てています。その葉をご飯と一緒に炊いて無駄なくする事がすごいなぁと思いました。
 大根などの葉をゴミとして出していたら水分の多い生ゴミがたくさん発生します。ゴミを減らすために燃やすとたくさん油を使って燃やすために、空気を汚し二酸化炭素もたくさん発生させて、温暖化の原因になって地球の環境を悪くする事も教えて頂きました。

 これまでゴミとして出していた大根の葉やニンジンの皮を、料理に使うエコクッキングによってゴミを少なくする事で美味しいご飯やおかずも出来、空気や台所の排水も汚れないから、今日学習したエコクッキングは、一石二鳥の本当にすばらしい料理方法だと思いました。ぼくの家でも習った事をお母さんに話してやっている。

初めてのエコクッキング教室(4年男子)

 エコクッキングとは、野菜の切れはしや、葉っぱ、小さな野菜など今まで捨てていたものを使っておいしい料理を作る料理の方法です。10月17日につくったものは、「米子おこわ」「うの花サラダ」「ニンジンの皮のキンピラ」、「おからのかりんとう」等について大人の人たちに教えてもらって楽しくつくりました。まず始めに、「おこわ」を作りました。大根の葉っぱを小さく切って油でいため、さつまいもは油であげ、それを入れました。次に「うの花サラダ」を作りました。ニンジンを切るのが楽しかったです。

 ニンジンの皮の「キンピラ」、「おからのかりんとう」も作りました。「かりんとう」を作るときおからや小麦粉、ミルク、卵を混ぜてこねる時、ねばねばしていて気持ちが悪かったです。さとうを水で溶かしていたらかたまってきました。これを小さく切って油で上げて出来た「おからかりんとう」はとてもおいしかったです。他のつくったものはみんなおいしくてとてもよかったです。
 食べ終わった後、お皿やおわんなどの汚れをボロなどでふいてから洗うことが川の水を汚さないことで大切な事であることもみんなで学習しました。
 家に帰ってからも学習した事を夕ご飯の時にみんなに教えました。

エコクッキングにチャレンジ(中学1年 女子)

 エコクッキングにチャレンジしたのは、今回で3回目だ。エコクッキングとはゴミをあまり出さない環境に好い料理方法である。例えば大根やニンジンの皮、大根の葉っぱ、小さな屑にするような芋等これまで捨てていた物を使って行う料理方法である。ゴミとして廃棄されていたものを食材に利用して出さないようにする料理法。
 最初につくったのは「米子おこわ」だ。屑にするようなさつまいも、大根の葉などを使う。これは見た目よし、味よしの最高の「おこわ」だ。

 次につくったのは、「うの花サラダ」。スキムミルク、おから、きゅうり等を使う。いためると変なにおいがするし、はっきり言ってあまり美味しそうでない。でも実際に食べてみると以外に美味しかった。他にもいろいろな作りを体験させてもらった。最もおいしかったのは「おからかりんとう」だ。これは、おから、スキムミルク、塩、さとう等を使ったお菓子だ。材料を総て混ぜ合わせてよくこねるのだが、そのときにぺとぺとになって少し気持ちが悪くなった。でも、パンをこねているみたいで楽しかった。そのこねた少し硬くなったものを薄く延ばし、切って、いろいろな形を作って油であげる。あげたものを試食してみると、とても美味しかったのでたくさん食べてしまった。砂糖で蜜を作り、それをからめて出来上がりだ。

 今日のエコクッキング教室は、全部思いがけないいいものが出来て、びっくりしている。これからも、今日学んだエコクッキングを家でも再チャレンジして、食を通して環境によい事をたくさんやってみたい。
 台所から出る排水にも気配りして汚れた排水が出ないようにしたい。

指導を頂いた食生活改善推進委員から

エコクッキング生活排水浄化の勉強会 (彦名食生活改善推進委員会会長 石谷君江)
      
 10月17日(日) こども12人、大人3人 、こどもエコクラブのサポーターの向井哲朗さん他大人2人、食生活改善推進員(指導者)7人でエコクッキング教室を開催しました。
 内容は、ふだん家庭で使われない食材、親指ほどのさつまいも、大根及びニンジンの皮、キャベツやブロッコリーの芯、おから、古くなった梅酒残ったご飯などを調達しました。こどもエコクラブの皆さんたちは、食生活改善推進員につくる手順を聞きながら笑顔で始めましたが、こわごわに包丁を握り、うまく使いかなせないのに頭をかしげていました。時間がたつにつれ、一つ一つの料理の出来栄えにとても嬉しそうでした。

 メニューの中の『おから』という言葉にこども達は『えっ』と驚くような仕草見たように思います。料理は工夫と作り方で変身いたします。いよいよ出来上がった料理の試食会となり、食べながらの一言感想の内容には、私たち食生活改善推進員は微笑みながら聞かせて頂きました。自分達が作り、食した後の感想でもやはり『おから』の言葉多かったように思いました。料理の内容の中で家に帰ってからまた作りたいの一言には、皆さんと一緒に調理の指導をして本当に良かったと思いました。

 その後、サポーターの向井さんから、環境改善の問題、特に水環境をよくする内容についてのお話を聞かせて頂きました。毎日の生活の中で『身近にできる環境に優しい取り組み』について講演して頂きました。環境を良くしていくお話の中で自分自身がまだまだ改善をしなければならない事がたくさんあり、更に努力しなければならないと思いました。教わったことをベースに参加者全員で学習した事を実践し、できるだけ排水を出さないようにして後片付けをしました。

 私たちが係らせて頂くエコクッキング教室は彦名地区チビッ子環境パトロール隊の毎年の行事の一つになっています。
 環境パトロール隊の皆さんが元気で活動されている事は地域の環境を良くしていく上でとても意義のある活動です。私たちも地域の環境を良くしていくために一緒に頑張っていきたいと思っています。

 

おからかりんとうレシピ ・材料 10人分

 おから        100グラム
 小麦粉        200グラム
 ベーキングパウダー  小サジ2杯
 スキムミルク     大さじ4杯
 たまご        1ケ
 さとう大さじ     1杯
 塩          小サジ1/5量
 ぬるま湯       大さじ1〜2杯
  あげ油 砂糖    60〜80グラム
      水     大さじ2杯

・作り方
①ボールに砂糖、塩、ぬるま湯、卵を入れて混ぜ、これに小麦粉、おから、ベーキングパウダー、スキムミルクを加え、よくこねる(=かりんとうの種)
②まな板台の上に小麦粉(分量外)をふり、かりんとうの種を移して麺棒で厚さが5mmの厚さになるようによく伸ばす。これを包丁で約4cm の長さに切り、これを5mm巾に切る。
③あげ油を熱して②を2〜3回に分けていれ低音でじっくり揚げる。
④なべに砂糖、水を入れて煮詰めた蜜を作り<り。③揚げた者をからめれば出来上がり。            


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