活動レポート4「小麦の収穫」日 時:7月
活動報告
場 所:長野県伊那市 参加者:6年文組児童33名 地元の麦畑の収穫もだいたい終ったようですので,文組の畑の小麦もいよいよ麦刈りです。稲刈り鎌を手に,麦畑に向かいました。防鳥網をはずし,麦刈りの準備が整うと,麦を刈り始めました。 台風が過ぎ去ったその日は,日差しも強く暑い日でした。汗をかきながらも作業を交替し,リヤカー3台に,次々に麦を積み上げられました。気が付くと,時間は10:30。子どもたちの顔にも疲労が見られます。畑以外の3箇所に作ってある小麦も刈り入れもしなければなりません。休息が必要だと思いました。「休み時間になったから,11:00まで休憩。今日はまだやることがいっぱいだから,学校帰って休みな。あと残った棒の片づけとかは先生がやるから」と,指示を出しました。子どもたちが次々とリヤカーを引っ張って帰っていきました。すると,「先生,私もやるよ。」という声。「いいよ。学校行って休みな。」言うと,「大丈夫。」とその子は応えて,棒を拾い集めました。「わたしも」と他の子も言いました。それに気付いた帰りかけた子もわざわざ戻ってきて,7人もの子どもたちが一緒に作業をしてくれました。学校へ戻ると11:00.次の活動の開始時刻でした。この話を集まった子どもたちにしました。次は,残り3箇所の麦刈りです。1番やっかいなのは,斜面です。斜面な上に,草がぼうぼうで,蚊もいます。網張りの時も一番苦労したのがこの場所です。「次は,さっきR君が言ったように分担してやろう。」と言って,どの場所をやりたいか手を挙げさせました。なんと,一番大変な斜面の所に,半分以上の人が手を挙げました。大変なのを自らすすんでやろうという気持ちが感じられ,子どもたちの育ちを感じ胸が熱くなりました。その後の活動ぶりも見事でした。斜面以外の所も少人数だったので思ったよりも大変でしたが,みんなのがんばりで,午前中に全部の麦の刈り入れが終わりました。 ・今日はとても暑くて,かるのが大変でした。しかも,ささったりして痛かったりしたけどけっこう楽しかったし,とてもたくさん刈れたので,これでパンを作るのがすごく楽しみです。(TN) 活動レポート1「ぐんぐん伸びろ、大きくなあれ!ぼくたちの小麦」 活動レポート2「今年こそ,鳥から小麦を守ろう!」 活動レポート3「パンを焼くための石窯を作ろう」 活動レポート4「小麦の収穫」 活動レポート5「小麦の脱穀」 活動レポート6「薪割り」 活動レポート7「石臼を使って小麦を粉にしよう」 活動レポート8「天然酵母に挑戦!」 活動レポート9「自分たちの小麦粉を使って,パン生地を作ろう」 活動レポート10「パンを焼くために火をたいて窯を温めよう」 活動レポート11「いよいよ,パン焼き」 プログラム検索に戻る |