NO団体名主な企画内容
23 伊那市立伊那小学校6年文組(長野県) 「文組ドリームプロジェクト」
自分たちで開拓した畑で小麦を育て、石臼で粉を挽き、りんご等から作った酵母を種にパンをつくりあげる。皆の「パン作りの夢」に向けて「食」を一から作り上げる。

活動レポート8「天然酵母に挑戦!」

日 時:10月
場 所:長野県伊那市
参加者:6年文組児童34名
活動報告

 今回は,レーズンで酵母を作りました。容器となるビンを熱湯で消毒して,ノーワックスのレーズンと水を入れて,数日おくだけです。1日に1回,新鮮な空気を入れるために,蓋を開けます。空けるたびに,泡が増していきます。そして,よく振るほかはしません。
 5日目,ビンの金属の蓋がもりあがって変形してきています。蓋を取ろうと,蓋を回すと突然,「ボンッ!」と大きな音と共に,中身があちこちに飛び散りました。ビンが割れたのかと思いましたが,そうではありません。レーズンの発酵の力です。びっくりです。
 昨年から,いろいろな材料をもとにパンに使う酵母づくりに挑戦してきました。イチゴ,りんご,バナナ,ヨーグルト,レーズン,酒かす等で試してみました。元種をつくって,毎日,小麦粉を加えて,酵母を活性化するかけ継ぎをしていきました。発酵しすぎてしまったり,雑菌が増えたりして,いやなにおいがついてしまうことが何回もありました。そんな酵母を使ってもパンにした時においしくありません。試行錯誤しながらも子どもたちは,酵母にかかわってきました。
 今年,5月の修学旅行で東京へ行った時,東京にあるパン屋さんで,天然酵母を使ってパンをつくっているお店を訪ね,そこで,レーズンで発酵させた酵母のにおいをかがせてもらいました。「わあ,くさい。」「お酒のにおい。」「ここまでくさくていいんだ。」自分の嗅覚をフルに使って,よい状態の発酵具合をつかんできました。そこで見せてもらったのが,レーズンの酵母です。だから,現在,レーズンの酵母で,子どもたちは,おいしいパンを作ろうと取り組んでいます。















活動レポート1「ぐんぐん伸びろ、大きくなあれ!ぼくたちの小麦」
活動レポート2「今年こそ,鳥から小麦を守ろう!」
活動レポート3「パンを焼くための石窯を作ろう」
活動レポート4「小麦の収穫」
活動レポート5「小麦の脱穀」
活動レポート6「薪割り」
活動レポート7「石臼を使って小麦を粉にしよう」
活動レポート8「天然酵母に挑戦!」
活動レポート9「自分たちの小麦粉を使って,パン生地を作ろう」
活動レポート10「パンを焼くために火をたいて窯を温めよう」
活動レポート11「いよいよ,パン焼き」

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