活動レポート11「いよいよ,パン焼き」日 時:10月19日
活動報告
場 所:長野県伊那市 参加者:6年文組児童33名 いよいよ,パンを焼き上げます。2時間燃やした石窯からおきを取り出します。「そろそろいいね」「出すか」「うん」「パン生地持ってくるように言って」と,子どもたちが一斉に動き出します。おきの取り出しを素早くしないと,石窯の中の温度が下がってしまいます。けむりが目に入って涙が出ますが,そんなことも言っていられません。交替しながら,近くのドラム缶の中へおきを移していきます。熱さもかなりあります。おきの取り出しのタイミングを見計らって,成形し二次発酵させておいたたパン生地を石窯のところへ運んできます。 きれいにおきをかき出し,パン生地が並べられた鉄板を並べていきます。窯の中が熱いので,鉄板を入れたり,出したりする棒に板を付けた道具を使わないとできません。道具も何回もパン焼きを繰り返す中で,使い易いように工夫して作っていきました。そして,窯に蓋をして,焼き上がりを待ちます。 鉄板を置く位置によっても焼き上がりが違います。時々様子を見ながら,場所を変えたり,うまく焼きたものは取り出したりしていきます。「その奥の,もういいね。」「うまく焼けてる。」「これ(手前を指さし)白いから,その奥へおけばいいね。」「じゃあ,これ(手前)とってからやろう。」と,子どもたちは,蓋の開け閉めする人,鉄板を置く場所を作る人,鉄板を動かそうと,『とっちゃう棒』を手に持つ人など,あうんの呼吸で,作業を行います。 焼きあがったパンは,まるまるとふくらんだでおいしそうです。パンの表面には,天然酵母のパンならではのポツポツの跡がきれいに表れました。焼きあがったパンを分け合い味見をします。「おいしい」「あっ,あまい」「酵母の酒くさいにおいがしない」「全粒粉の味」「うまくいったね」「やったあ」と,子どもたちの満足のいく出来上がりとなりました。 ・今日,パンを焼きました。火はいい感じだったのか全員分のパンが焼けてうれしかったです。食べてみたら,モチモチしていて,いつもと違うやさしい味がしました。「自分たちの小麦が入っているから。」と,思いました,自分たちの小麦がパンになると,小麦を作るまで大変だったことがやってよかったなと思えました。とってもおいしかったです。 活動レポート1「ぐんぐん伸びろ、大きくなあれ!ぼくたちの小麦」 活動レポート2「今年こそ,鳥から小麦を守ろう!」 活動レポート3「パンを焼くための石窯を作ろう」 活動レポート4「小麦の収穫」 活動レポート5「小麦の脱穀」 活動レポート6「薪割り」 活動レポート7「石臼を使って小麦を粉にしよう」 活動レポート8「天然酵母に挑戦!」 活動レポート9「自分たちの小麦粉を使って,パン生地を作ろう」 活動レポート10「パンを焼くために火をたいて窯を温めよう」 活動レポート11「いよいよ,パン焼き」 プログラム検索に戻る |