NO団体名主な企画内容
21 駒ケ根市立中沢小学校 4年(長野県) 「お蚕様を育てて命をいただいて物をつくろう!!」
地域の伝統産業である養蚕を教科学習と関連付けて学び、体験の成果を学校新聞で地域に発信。蚕の飼育、餌となる桑の栽培、育てた蚕の繭で真綿のエコカイロ等を作る体験で、ふるさとへの理解を深める。

速報レポート8 中沢小学校 4年 お蚕様「シルクミュージアムで学ぼう・教えてもらおう」

日時 7月12日(金)
場所 駒ヶ根シルクミュージアム
参加者 児童18名 指導者1名 学芸員1名  計20名
活動目的

・自分たちが飼っているお蚕様を学芸員の方に見ていただき、アドバイスをいただく。
・自分たちが飼っているお蚕様がもうすぐ繭になるにあたり、どのようなお世話をしたらよいかを学ぶ。
・自分たちが飼っているお蚕様に子供を産ませ、また飼育するにはどうしたらよいか学ぶ。
・お蚕様の体のつくりや、昔の養蚕の道具、病気、現在の活用法などを展示物から知る。

活動内容

・『お蚕様の不思議』のビデオで、自分たちの飼ってきた過程と重ねながら蚕の成長を見たり、肉眼では見ることのできない顔の様子などを見たり、養蚕の様子や現代の医療現場での利用などを見たりする。
・自分たちのお蚕様を見せて、アドバイスをもらったり、心配なことを相談したりする。
・展示物の見学
・繭を作らせる方法、お世話の仕方を聞く。
・お蚕様に卵を産ませる方法を聞く。
・質問タイム

活動の成果と課題

○ビデオや展示を見ることで、肉眼では見ることのできなかったお蚕様の顔の作りやおなかの中の様子、養蚕農家での様子、医療現場での様子、お蚕様の活用法、お蚕様に関わる道具の数々など今まで知らなかったことを多く学ぶことができた。
○直接自分のお蚕様を見てもらうことで、心配事が解決したり、よいと思っていたえさの量を増やした方がよいことなどを知ったりでした。
○3連休を前に、繭になろうとしたときどのようなお世話をしたらよいのか、一人一人が確認できた。
○お蚕様を育てて、命をいただいて・・・とあったが、真綿や工作にするのなら、お蚕様のさなぎを中からとりだして別な箱で飼育すればよいとわかった。
●反面、お蚕様をかわいがって、情が移っているので、命をいただかなければならないなら、糸はとらなくてもよいという思いの子が増えた。ビデオを見ながら、養蚕農家のお蚕様を振り落とすような動きに「かわいそう。」と叫んでいた子どもたち。少ないお蚕様を手塩にかけてかわいがって、ペットのように飼っている自分たちと、お蚕様を育てて、出荷してお金を手にして生活する養蚕農家との違いに気づかせ、考えさせる授業の必要性を感じた。


「よろしくお願いします」

「ビデオでお蚕様の目がどこにあるかわかってよかったです。」

「お蚕様の蛾がちょっと気持ち悪かったけどみれてよかった。」


「ぼくのお蚕様、おしりの方が茶色っぽくなっているんだけど、大丈夫ですか?」「ちょっと弱っていると言うことかな。でもがんばってえさをあげて育てれば、繭作ってくれるかもだから、がんば ってお世話してね。」

しっかりお話を聞いて、自分でお世話できるようにならなくちゃ!!

昔でも、卵をかえす前にきちんと検査してやったんだ。そうしないと変な病気がはやって地域全体のお蚕様が全滅してしまったこともあったなんて・・・自分たちで産ませる卵は大丈夫なのかな。


おなかの中ってこんな風になっているんだ。でもちょっと気持ち悪い!!


きれい!こんな服もシルクで作られているんだ…着てみたいなあ!!



速報レポート1
速報レポート2 繭を使った工作を体験してみよう
速報レポート3 蚕を育てて・・・
速報レポート4 蚕を育てて・・・
速報レポート5
速報レポート6
速報レポート7 中沢小学校 4年 お蚕様を育てて+新聞記事
速報レポート8 中沢小学校 4年 お蚕様「シルクミュージアムで学ぼう・教えてもらおう」
速報レポート9 中沢小学校 4年 お蚕様が繭を作ってくれた
速報レポート10 中沢小学校 4年 繭ができて、その先を・・・
速報レポート11 繭を処理したよ
速報レポート12 お蚕様を育てたことを詩にしたよ
速報レポート13 養蚕農家見学
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速報レポート(15) 中沢小学校 4年 2学期 活動計画をたてよう
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速報レポート(17) 中沢小学校 4年 2回目のお蚕様の飼育始めました
速報レポート18 中沢小学校 4年 お蚕様の絵を描こう
速報レポート19 中沢小学校 4年 お蚕様を知る旅
速報レポート20 中沢小学校 4年 お蚕様の学習を発表したよ

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