NO | 団体名 | 主な企画内容
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45 |
出雲市立須佐小学校(協働:須佐コミュニティセンター)(島根県) |
「魅力いっぱい須佐の郷探訪」 "小学校とセンター、地域が連携を取り、神話の源郷であり自然豊かな須佐地域を探訪する。想像力、生きる力、故郷の良さ、それを守る大切さを子どもたちの心に植えつけ、学んだことを地域へ発信する。" |
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速報レポート4 佐田地域子どもリーダー研修
実施日:7月27日(土)~28日(日)
活動場所:島根県出雲市佐田町須佐地域内 目田森林公園
参加者:須佐小学校児童 10名、窪田小学校児童 9名、実行委員会講師 24名
ねらい
須佐の自然にふれあう活動を通して、地域に対する関心を高め、大切にしようとする心情を育てる。
佐田地域子どもリーダー研修の趣旨
子どもの余暇の過ごし方は昔と大きく変わり、今ではテレビ・スマホ・パソコン・ゲーム機に向かって過ごす時間が圧倒的に多く、野外で遊ぶことが非常に少なくなってきている。このため、私たちの身近にある山や川での遊びは、多くの感動や驚きに満ちているにもかかわらず、そのことに気付かない子どもたちが多くなってきた。
自然を体験することで個々の感受性を養い、そして、知恵や工夫を育み、ふるさとの自然を理解し愛着をもつ子ども像を目指す。
また、須佐と窪田の両小学校の6年生が一緒に野外活動の体験をとおして、お互いを理解し、連帯を深め今後の中学校生活をより充実させる一助とする。
活動内容
須佐小学校・窪田小学校の6年生を対象に1泊2日のサバイバルキャンプを実施する。
野外活動経験者を中心に実行委員会を組織して、子ども主体の活動とし、スタッフは見守りに徹する。
活動で使う食器は竹で、鋸、鉈、ナイフを使って子どもに作らせる。
食事は、材料を渡しメニューは子ども達で考えて作らせる。
ごみの減量、洗剤を最小限にするなど環境についての学習もあわせて行う。
夜は、天体望遠鏡を持ち込み天体の学習をする。
中学校に進学すれば一緒になる子ども達であり中一ギャップ解消にもつなげる。
この活動は子ども主体の活動(生きる力を身に付ける)がねらいで、基本的に親の参加は遠慮願う。
スタッフも一緒に始まりの会
最初の活動!竹で2日間自分が使う食器、箸、スプーン作り
4節の竹で作ります。
鋸を使って切り分けます。
鉈で半分に割ってお皿2枚
ナイフで面を取り仕上げ
みんなで協力してテント設営
食事作りに当たっての注意事項
食中毒に注意!食材は今晩の夕食と明日の朝食で使い切ること。
真剣なまなざしでシオリを見つめる子どもたち
うまく火が付くかな
スタッフは見守り・自分たちでやります。
1日目の夕食
1班 チャーハン、スープ、サラダ
2班 ご飯、野菜炒め、コンソメスープ
3班 洋風おかゆ、ポテトサラダ、野菜炒め
4班 ご飯、肉じゃが、野菜炒め
班ごとにお食事
夜はキャンプ場の明かりを落とし天体観測(木星、土星、ダブルダブルスターを)
振り返りでアンケート記入
最後にスタッフと集合写真。2日間よく頑張りました。
子どもたちからの振り返りでの声
1.このキャンプでおもしろいと思ったこと
竹でマイ食器作り、食事作り、天体観測、自由時間、テントたて等ほぼ同数回答であった。
2.このキャンプに参加してよかったと思うこと
ちがう学校の人と仲良くなれ、協力して2日間のりきれたこと。
自分の力でマイ食器作りができたこと。
電気を使わずに、火をおこして料理ができたこと。
ナイフで削ったり、鋸で切ったり貴重な体験ができた。
テントで寝れたこと。
3.このキャンプで頑張ったこと
竹でマイ食器作り。
食事作り(オリジナル料理を考えた)。
火おこし。
4.このキャンプでつらかったこと
暑さに耐えること。
テントで眠れなかった。
すべて自分たちでやらないといけないこと。
5.このキャンプで困った事
火加減を調整すること。
ガスなどが使えないこと。
暑くてなかなか眠れなかったこと。
食事のメニューと調理。
6.気付いたこと、感想
普段おうちではやってもらっているが、自分たちでもできることがわかった。
竹でも食器が作れるとはすごいと思った。
班のみんなと協力できたので、辛いこともあったがのりきれた。
これから先、キャンプに行く機会があればこの経験を役立てたい。
また機会があれば参加したい。
成果
今年は梅雨が長く、まだ体が暑さになれていない中でのキャンプとなり、スタッフも子どもたちの体調管理に細心の注意を払い、事故もなく活動を終えることができた。
子どもたちは、猛暑の中、1本の竹から初めて使う刃物でマイ食器作り、マッチで火をおこし、食事作りをし、夜は大型望遠鏡での天体観測、そして初めてのテントでの野宿と辛いことの連続であったと思うが、みんなで協力すれば困難も乗り越えられるという発見と自信、また生きる力を身に付けることができた。
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