NO団体名主な企画内容
45 出雲市立須佐小学校(協働:須佐コミュニティセンター)(島根県) 「魅力いっぱい須佐の郷探訪」
"小学校とセンター、地域が連携を取り、神話の源郷であり自然豊かな須佐地域を探訪する。想像力、生きる力、故郷の良さ、それを守る大切さを子どもたちの心に植えつけ、学んだことを地域へ発信する。"

速報レポート10 神話の地域探訪

実施日:9月27日(金) 9:30~12:00
活動場所:島根県出雲市佐田町須佐地内
参加者:須佐小学校5年生 17名、専門講師  1名  教員2名
ねらい

郷土の神話や伝承について知ることを通して、地域に対する関心を高め、大切にしようとする心情を育てる。

活動内容

須佐小学校5年生は歴史を学ぶ中に於いて、地域講師の案内で実際に現地踏査をすることで、自分たちが住む地域の神話や伝承について、知識をふかめる。
須佐神社に伝わる七不思議を中心に地域探訪に出かけた。


地域講師による出発前の説明

須佐の七不思議最初は雨壺

 草に覆われているが、中央の岩に直径約60cmの穴がある。
 これを犯すと須佐大神の怒りにふれ洪水が起こると言われる。


落ち葉の槇の説明を聞く

 稲田姫がお産をなさった後産具を槇(柏)の葉に包み松葉で止めて川に流された
 それが流れ着いた所に槇と松が生え現在に至る。


影無桜の説明を聞く

 その昔、隠岐の国で不作が続き、隠岐に住む男の夢想に須佐大宮の桜の大木の影によるもので、須佐の国造にお願いし桜を切ればよいとのこと。
 桜を切ったところ隠岐は豊作になり、切り株から生えた桜はその後大きくならない。


須佐の七不思議の看板

須佐大宮についての説明を聞く

 1300年前に作られた「出雲風土記」にも載っているが、須佐之男命は自分の名前を岩や木につけずに、土地に付けられて終焉の地となり、須佐之男命のご本宮となっている。
 須佐大宮の建物がこの大きさになったのは約1300年前それまでは2倍ぐらいあった。
 現在の宮司は足摩槌命・手摩槌命を先祖とする78代の須佐宮司である


本殿の後ろの大杉について説明を聞く(樹齢約1300年)

 この杉のパワーを求めて全国から参拝がある。


向うに見えるのが須佐大宮宮司がお住いの須佐家ですよ。

須佐の七不思議探訪を終え地域講師に「ありがとうございました。」

今回の成果

 授業で学習したことを、地域講師の案内で現地探訪することで、子どもたちはその内容をさらに深く理解することができた。
 自分たちが今住んでいる地域について知ることで、地域に対する関心を高め、地域を大切にする心情が育った。

子どもの感想

  • 須佐神社には沢山の神話や言い伝えがあることを初めて知ることができた。
  • 雨壺をいじっただけでも洪水が起こるとは、恐ろしい話だ。
  • 落ち葉の槇の意味がよくわかった。今は松が1本だが、昭和50年ごろまでは松が2本と槇が1本あり、槇の葉には松葉で刺したような穴が開いていたとは。
  • 影無桜は切り倒されてから生えた桜は大きくならないのは不思議。
  • 七不思議、地域の昔について話を聞いて自分でもっと詳しく勉強したくなった。

 等々、子どもたちの心には沢山の不思議が積もったようだ。


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