NO団体名主な企画内容
39 一般社団法人 紀の国森社中(和歌山県) 「限界集落に子どもたちの声!住民とコラボ~自然も人も甦る「魔法の森」プロジェクト」
子ども達の自然体験活動を通じて、地域住民の培ってきた経験や知識、若い世代のIT知識、有識者の基本技術を活かし、世代を超えたコラボで、限界集落活性化と自然の中で得られる貴重な体験を協働で進めていく企画。

速報レポート2  限界集落に子どもたちの声!住民とコラボ~自然も人も蘇る「魔法の森」プロジェクト

日 時 : 6月21日(日) 9時~15時
場 所 : 矢倉脇地区
参加者 : トムソーヤ・自然体験クラブ1~6年生児童18名 
      スタッフ7名 地区住民2名 保護者3名 
2020年度活動スタート

 コロナ禍の影響で、児童たちと約4ヶ月ぶりの再開です。広報活動が出来ず、参加児童は例年の半分以下の人数に減少。コロナ第二波を心配し、この1年は様子を見たい、子どもの生活リズムが崩れ、参加するモチベーション下がってしまった等、更新しない理由を伺いました。それでも、活動を待ちわびて参加した児童18名と、2020年度第1回目の活動がスタート。別々の活動日だった小学1~2年生対象のトムソーヤと、小学3年~6年生対象の自然体験クラブは、人数の関係で合同活動を行うことになりました。

大切なお知らせ

 3月に古民家の拠点と、新しい森に移ったことを伝えました。
①矢倉脇地区は、山あり川あり、自然豊かな歴史のある地区であること。
②高齢者が人口の半分を占めており、地区のみなさんとの交流を大切にしたいこと。
③団体の森を持つことができ、みんなで新しい森づくりをしながら、活動を楽しみたいこと。
④トム・ソーヤ企画コンテストに応募、全国50に選ばれチキンラーメンが送られてきたこと。
⑤全国1位になったら、優勝賞金100万円をどのように使いたいか、以上5点を話しました。

変らない子どもの心

①賞金を使って、みんなで旅行に行きたい②全額ユニセフに寄付する③南極に行ってみたい。
②一人10万ずつ分ける(周りから足りないよ!の声) ④みんなで沖縄に行きたい等々。
5年前に、卒業生に同じ質問をしたことがあります。とても不思議な気持ちです。子ども達の意見が卒業生と全く変わっていないないのです。人に対する思いやりや、大きな夢を持ち、仲間意識の強さを感じました。しっかり自分の考えを伝えられる子どもたちです。

矢倉脇地区を知ろう!

 この2年間、矢倉脇地区で活動をしていますが、新しい拠点と森が点でしか繋がっていない児童たち。10時に出発し、古民家の拠点~矢倉脇地区探訪~マス池集会所~社中の森~古民家の拠点を、時々脱線して遊びながら、2時間歩いて探訪しました。すれ違う高齢の方に、元気にご挨拶していました。

野外料理

 薪で炊いた羽釜ご飯や煮物はスタッフに任せ、子ども達が必要以上に密集しないよう、昼食づくりや食器荒いは暫くスタッフが行います。

道具の使い方

 当日は父の日。竹林で竹を伐採し、お父さんにビールコップや花器をプレゼントする為、ノコギリを使って挑戦していました。新1年生には担当スタッフがつきます。

恵まれた自然環境

 古民家の拠点敷地内は広く、果樹、山菜、竹林、周りは田んぼや川があり、子ども達は、タモと入れ物を片手に、おたまじゃくし、カエル、カブトエビ、サワガニ、バッタ、アカハライモリを捕まえて遊んでいました。生き物はリリースして帰ります。

スタッフミーティング

 今後の活動と本日の振り返りを行いました。大人の心配を他所に、元気いっぱい遊び、笑顔が絶えない姿は、我々スタッフを元気づけてくれました。来週27日のホタル観賞の準備を確認し、快い疲れを感じながら終了しました。

感想

 児童や保護者にとって初めて足を運ぶ古民家の拠点。どの児童も、伸び伸び、生き生きした笑顔が印象的でした。新しい場所で慣れないのではないか、 体力が落ちていないか心配しましたが、4ヶ月前と、子ども達の心も身体も変っていないことを感じました。コロナ禍が収束していない中、自然体験活動に参加させてくれた保護者の方に感謝の気持ちで一杯です。。


タープ張りの手伝い完了!

安藤百福賞をもらえたら?!

~矢倉脇地区を探訪~


お屋敷は既に空き家です

矢倉脇区の運動場でひと遊び

アカハライモリ発見!


沢ガニおったで!

森~ クルミの実、落とせるか

関西のホタルブクロは白・関東は薄紫


水を見れば触りたい♪

巨大スズメバチの巣を見て目が点

担ぎ棒で「昔の人」やってるとか(笑)


コロナ禍 野外料理はスタッフが担当

田んぼで捕まえたカブトガニ

竹コップを作って父の日にプレゼント