NO団体名主な企画内容
22 伊那市立伊那西小学校(協働:ミヤマシジミ研究会)(長野県) 「絶滅危惧種ミヤマシジミを守ろう ~里山の小学生が小さな命をつなぐ体験活動~」
ミヤマシジミが活動する夏に生息地環境の調査、飼育観察と保全活動に協力する環境学習プログラムを実施し、秋は保全活動をまとめてチョウのグッズを作成し、ミヤマシジミの保全学習プログラム活動。

速報レポート7 バタフライガーデンの看板作成と竹の伐採

活動日 8月 26日(木)
活動場所 伊那西小学校 実習室,校庭,学校林内
参加人数 3年生9名 研究会指導者2名,教員2名
活動内容

*講 師:岡村 裕・中村寛志(ミヤマシジミ研究会)
*今回の活動のねらい:
7月 15日にミヤマシジミの食草コマツナギを校庭に植えたのをはじめ,いろんなチョウが校庭に来るように成虫の吸蜜植物や幼虫の餌植物を植えてきた.この日の活動では,(1)校庭に植えた植物とチョウの名前を書いた立て札を作ること,(2)校庭にこの立て札を立ててチョウと植物の関係を学べるバタフライガーデンを作ること,そして(3)9月後半から行うミヤマシジミのペン立て作りの材料となる竹の伐採と運び出しをみんなで協力して行うという3つのねらいを設定した.

*内 容:

  • 作業に入る前にまず飼育していたミヤマシジミが蛹になったので,きれいな緑色の蛹(写真7-1)をみんなで観察した.校庭に植えてある18種類の植物について,例えばコマツナギとミヤマシジミの幼虫の食草など,植物の名前と関係あるチョウの名前を色紙に書いて絵も付け加えた(写真7-2).校庭に立てるので雨にぬれてもいいようにパウチラミネーターで加工して(写真7-3)立て札に張り付けた(写真7-4).全部で18本の立て札ができた(写真7-5).
  • 校庭のバタフライガーデンに出て,自分で書いた植物を探し出して,立て札を立てた(写真7-6).校庭が手作りの立派な植物園のようになってきた(写真7-7).
  • 次は林の中へ出かけて竹の伐採作業.直径10cm近くある竹を切り倒すことはたいへんな作業(写真7-8).雑草が生い茂っている竹の林から切り倒した長い竹を運び出すのも一苦労で(写真7-9),みんなで力を合わせて引っ張ってやっと林の外に出した(写真7-10).この竹はしばらく乾燥させて,9月後半から行う竹×蝶(ミヤマシジミ)のコラボペン立ての材料にする.


(写真7-1)飼育していたミヤマシジミが蛹になった.きれいな緑色だ.

(写真7-2)立て札用に植物の名前と関係あるチョウの名前を色紙に書く.絵も付け加えた.

(写真7-3)書いた紙をパウチラミネーターで加工.


(写真7-4)立て札板に張り付けて完成.タチツボスミレはツマグロヒョウモン幼虫の食草だよ.

(写真7-5)全部で18本の植物-チョウの立て札ができた.この立て札の材も校内林のカラマツから作ったものだよ.

(写真7-6)校庭のバタフライガーデンで自分の立て札の植物をさがす.


(写真7-7)しっかりと立て札を立てて,立派なチョウが来る植物園になった.

(写真7-8)林の中の竹林で太い竹を選んで伐採.ノコギリは慣れているけど切り倒すのは一苦労.

(写真7-9)倒した竹を林から運び出す作業.自分の背の高さもあるまわりの雑木や雑草の中で奮戦中.


(写真7-10)みんなで協力してやっと引っ張り出した.これはペン立ての材料になるよ.



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