速報レポート1 森のメレンゲを見つけよう! その1活動日: 2024年 5月25日(土)
活動場所: 西宮市立山口中学校、 西宮市山口町中野地区の池 参加人数: 小中学生 12人 / 大人 5人 / 指導者 2人 / 合計 19人 <活動内容> 私たちの活動には55年と言う歴史が染み込んでいます。 今まで理科部の先輩たちが行ってきた活動は、 7年前から私たちモリアオガエル保存会のボランティア生徒が活動を引き継ぐことになりました。 毎年行われる飼育活動を中心に、最近ではため池の危機が迫っていることがわかり、池の保全活動にも力を入れています。 まずは池の周辺の伐採作業から始まります。大きくなってしまった木々の枝や下草を刈り取り、池の周りで作業をしやすくします。また、この時池に張り出した枝を切ってしまわないように気をつけます。今は小さく短い枝かもしれませんが、やがて5年後、10年後にはモリアオガエルが卵塊を産みつける枝になるかもしれないことを見極めながら、枝を切る事はかなり緊張する作業です。さらにこの作業は、私たちがマムシなどの被害に遭わないようにするためにも役立ちます。池管理者が高齢となり、池や池周辺の管理作業ができなくなっているため、この作業は大変重要となっています。池がなくなれば、モリアオガエルたちの帰る場所も無くなってしまいますから・・・。 さて、いよいよ卵塊を探して採集を始めます。卵塊は時に 10メートルを超える樹木の枝に産みつけられることもあり、目視で探す事は大変ですが、発見に慣れている先輩たちのおかげで、すぐに見つけるコツを教えてもらうことができました。 卵塊の採集は、ほとんどの場合高枝切りバサミを使って行われます。ペアを組んだ3人組が、息を合わせなくては卵塊を壊してしまうこともあります。高枝切りバサミを操作する人、壊れないように網を準備する人、バケツを持って優しく卵塊を収納する人に分かれます。ほとんどの場合、足場は池の中やぬかるみになっているため注意が必要です。 ようやく今日の目的である、卵塊採集が終わりました。 今回は3つを採り、モリアオさん家に持って帰ります。 西宮市との約束で、年間12個まで持ち帰って飼育することが約束されているため、持ち帰りには最新の注意を払います。 飼育小屋であるモリアオさん家に到着するとすぐに、 準備していた水槽の上に卵塊を吊します。その後すぐに、乾燥を防ぐために汲み置きをしていた水を霧吹きに入れて噴霧します。 卵塊の中の卵は1週間ほどでオタマジャクシになるため、この霧吹きの作業は毎朝・夕欠かせません。これから生徒ボランティアたちは当番を決めて、毎日卵塊と向き合うことになります。 <子どもたちの感想> 速報レポート1 森のメレンゲを見つけよう! その1 速報レポート2 森のメレンゲを見つけよう! その2 速報レポート3 「コリドーってなんだ!?」ビオトープの観察 速報レポート4 「感動!山口町で見られる3種類のホタル」 速報レポート5 オタマジャクシを森へ帰そう!ーため池の役割とはー 速報レポート6 緑をつなぐ、3つのビオトープを見に行こう! 速報レポート7 オタマジャクシを森へ帰そう!―池が危ない!?― 速報レポート8 オタマジャクシを森へ帰そう!―モリアオガエルの行動範囲を探る― 速報レポート9 オタマジャクシを森へ帰そう!-モリアオガエルの行動範囲を探る-2- 速報レポート10 ため池の役割~ナチュラルウォッチャーになろう~ 速報レポート11 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-1」 速報レポート12 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-2」 プログラム検索に戻る |