速報レポート8 オタマジャクシを森へ帰そう!―モリアオガエルの行動範囲を探る―活動日: 2024年 7月14日(日)
活動場所: 西宮市立山口中学校、 西宮市山口町中野地区の池 参加人数: 小中学生 7人 / 大人 0人 / 指導者 2人 / 合計 9人 <活動内容> 飼育小屋である「モリアオさん家」に残されたオタマジャクシもあとわずかとなり、今回は合計約1000匹のオタマジャクシを元の池に戻します。朝から集まったメンバーで数をかぞえ、バケツの中に移していきます。まだ慣れていない1年生の様子をうかがいながら先輩方からアドバイスをもらって、少しずつ作業が素早く出来る様になってきました。オタマジャクシを傷つけまいと、慎重に作業していた姿が初々しさを感じました。 今日の活動の目玉は、モリアオガエルの行動調査です。まだ操作方法に慣れない受信機を組み立て、潜んでいそうな方角に向けて、少しずつ受信範囲を特定していきます。今週1週間、デモンストレーションで準備した甲斐もあり、すぐに行動域を特定することが出来ました。更に、ちょうど竹にへばりついて休憩しているオスを発見することが出来ました。この時期はまだ産卵シーズンなので、池の周辺で動き回っているようでした。 見つけた「発信器付のオス」を再び竹に戻し、池の中の生き物調査をしました。モリアオガエルのオタマジャクシが、何匹も水中と水面を行き来して、酸素不足を補っていました。そこに網を入れて、モリアオさん家で飼育した人工飼育のオタマジャクシとの大きさを比べてみました。結果をみてみんなで驚きました。自然界のオタマジャクシの方が大きく育っていたのです。この結果を受けて、モリアオさん家での飼育方法を見直していかないといけないと分かりました。 また、前日に投入したウシガエルのオタマジャクシ捕獲用の「カニカゴ」を引き上げましたが、何も入っていませんでした。ウインナーには食いつきが悪かったのかもしれないので、次回は魚介類で再挑戦することにしました。インターネットや専門書に書いてあるとおり、自然界での出来事は、そう簡単にうまくいくものではないことを改めて思い知らされました。 <子どもたちの感想> 1年生 2年生 卒業生 速報レポート1 森のメレンゲを見つけよう! その1 速報レポート2 森のメレンゲを見つけよう! その2 速報レポート3 「コリドーってなんだ!?」ビオトープの観察 速報レポート4 「感動!山口町で見られる3種類のホタル」 速報レポート5 オタマジャクシを森へ帰そう!ーため池の役割とはー 速報レポート6 緑をつなぐ、3つのビオトープを見に行こう! 速報レポート7 オタマジャクシを森へ帰そう!―池が危ない!?― 速報レポート8 オタマジャクシを森へ帰そう!―モリアオガエルの行動範囲を探る― 速報レポート9 オタマジャクシを森へ帰そう!-モリアオガエルの行動範囲を探る-2- 速報レポート10 ため池の役割~ナチュラルウォッチャーになろう~ 速報レポート11 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-1」 速報レポート12 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-2」 プログラム検索に戻る |