速報レポート6 緑をつなぐ、3つのビオトープを見に行こう!活動日: 2024年 7月7日(日)
活動場所: 西宮市立山口中学校、 西宮市山口町船坂地区の池 参加人数: 小中学生 10人 / 大人 6人 / 指導者 2人 / 合計 18人 <活動内容> オタマジャクシを森へ帰す第2弾。今回は、来週からモリアオガエルのオスを放して「行動範囲」を調べるために、発信器・受信機の使い方講座も兼ねています。また、毎年参加していただいているダイハツ工業(株)にも参加していただきました。まずはオタマジャクシの数かぞえ。生徒の中には、オタマジャクシは好きだけれども、カエルは苦手という生徒も少なくありません。卒業生達に数をかぞえるテクニックを教えてもらいながら、ため池に向いました。 写真は長野県の専門業者さんが開発した「1gの発信器」とスタータースイッチ、受信機です。今回はデモの発信器3つを使って、野外で発信機を探し当てられるかを試してみました。まだまだ操作がおぼつかない生徒たちですが、明日の活動でも再度チャレンジすることになりました。 この船坂のため池は、かつて山口町内のため池が宅地開発や都市化の波に飲み込まれ、多くのため池を失っていた時、新たな新天地として昭和50年代に移植された場所です。現在では多くの卵塊を見られるようになりましたが、他の池に比べてまだまだ発見数が少ないため、存続が心配されている地域です。また、大雨や自然災害によって、池の存続が危ぶまれている池もあり、今後も毎年の活動の中で、これらの池を見守り続ける必要があることを学びました。 船坂の池から下山して、さくらやまなみバスに揺られること20分、徒歩で20分の阪神流通センター内にある、ダイハツ工業の駐車場に到着しました。かつてこの阪神流通センターは広大な山で、山林を切り開いた際に残された、数少ない樹林帯があります。この樹林帯の存在が六甲山系の山々と有馬川とをつなぐ貴重なコリドーになっていることを学び、続いて、このコリドーの中に作られたビオトープの見学に来ました。 学校のビオトープとは違い、敷地近くの調整池に残されていたイヌタヌキモを大切に残し、様々な動植物のよりどころになっていることを学びました。これで、学校近くの中央公園にあるビオトープ、学校のビオトープがつながり、生物の多様性につながればと、企業で地域の自然環境を保全する意気込みを教えていただきました。 学校への帰り道、西宮市のマンホールに、カエルのイラストがあることを生徒が発見しました。今日一日、モリアオガエルを通して、自然とカエルに対するアンテナが敏感になっていたのでしょうか?思わぬ発見に生徒が喜んでいました。 <子どもたちの感想> 速報レポート1 森のメレンゲを見つけよう! その1 速報レポート2 森のメレンゲを見つけよう! その2 速報レポート3 「コリドーってなんだ!?」ビオトープの観察 速報レポート4 「感動!山口町で見られる3種類のホタル」 速報レポート5 オタマジャクシを森へ帰そう!ーため池の役割とはー 速報レポート6 緑をつなぐ、3つのビオトープを見に行こう! 速報レポート7 オタマジャクシを森へ帰そう!―池が危ない!?― 速報レポート8 オタマジャクシを森へ帰そう!―モリアオガエルの行動範囲を探る― 速報レポート9 オタマジャクシを森へ帰そう!-モリアオガエルの行動範囲を探る-2- 速報レポート10 ため池の役割~ナチュラルウォッチャーになろう~ 速報レポート11 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-1」 速報レポート12 「ワークショップ インセクトホテルを作ろう!-2」 プログラム検索に戻る |