NO団体名主な企画内容
32 京都市立醍醐西小学校(京都府) 「長期宿泊・自然体験学習 5泊6日in花背」
子どもたちの生活習慣確立に効果のある生活体験活動を重視したプログラム。「自給自足」をモットーに活動を行うため、事前に半年間かけて野菜を育てキャンプに挑む。

速報レポート(事前編パート2)

<6月 「水やり・雑草抜き・間引き」>
 6月に入り,野菜の苗は順調に育っています。継続した取組があまり得意でない子どもたちですが,「自分たちの野菜だ!」「長期宿泊学習に持って行くんだ!」というしっかりした目当てがあるので,毎日畑に足を運んで野菜の成長を世話をして見守っていました。

トウモロコシも茎が太くかたくなってきました

キュウリはツルがネットに絡まりました。

 
 また,お世話になっている種苗会社の方も定期的に来てくださり,子どもたちに「誘引の仕方」や「わき芽の取り方」など,親切に教えてくださいました。


わき芽取りをする子どもたち

トウモロコシが結実しました

7月 「収穫(トウモロコシ・キュウリ・ピーマン)」

 苗から植え付けた,トウモロコシ・キュウリ・ナス・ピーマン・ミニトマトは,予想以上に早く成長し,7月中旬ころには収穫できる状態になりました。
 この成長は,予想外で9月の長期宿泊学習までもたないことになります。困ったことになりました。
 その他,カボチャやサツマイモは9月収穫ペースで育っています。スイカについては,すべての苗が枯れてしまいました。残念!
 種植えをしたダイコン・ニンジン・キャベツは,予定通り育っています。


青虫に食べられながらも順調に育っているキャベツ

キュウリも結実して大きくなってきました

 7月中旬になると,各野菜の収穫がはじまりました。専門家に相談をして9月に収穫できるように苗植えや種植えをした野菜が予定を大幅に早めての収穫になりました。
 「自給自足」をテーマにした野菜作りの取組が一部実現できなくなりましたが,みんなで育てた野菜を事前に調理実習したり,各自で持ち帰ったりして食べることになりました。


立派なキュウリができました

ピーマンも鈴なりにできました

夏休み 「収穫(ナス・ジャガイモ・ミニトマト・・・)」

 夏休みに入ってからも,毎日どんどん収穫できます。学習会に来ている子どもたちや,PTA行事で集まった保護者の方にも配りました。


毎日,毎日 各種野菜がどんどん収穫できます



 このように7月中旬から現在も毎日のように,子どもたちは野菜の収穫をしています。これまで,キュウリ約50本,トウモロコシ約20本,ピーマン約100個,ナス約20個,ミニトマト約700~800個,ジャガイモ約10キロの収穫です。これらの野菜については,地元の方や保護者の協力を得て,9月に代替えを用意していただくことになりました。
 その他,キャベツ,ダイコン,ニンジン,サツマイモについては,9月収穫を目指して大事に育てています。

 今回,畑作りから始めた子どもたちの野菜作りは,収穫時期がずれてしまい,自給自足をテーマに9月の長期宿泊学習本番に使用することができなくなったことは残念です。
 しかし,自分たちで土を耕し,自分たちで水をやり世話をし,自分たちで収穫し食する。まさに「自給自足」の生活を子どもたちは,長期宿泊・自然体験学習の前に体験しました。この貴重な体験や取組過程を大事にして,1か月後に迫った「長期宿泊・自然体験学習・5泊6日in花背」に生かしていきたいと思っています。


カボチャの成長は順調です

ジャガイモの収穫をする子どもたち

キャベツは葉が巻き始めました