第2日目 「試練」日時:9/8(水)
第2日目朝
昨夜は興奮してかあまり寝ていないのか,寝不足気味で遅れて野外炊飯場に表れた子どもがいました。社会体験の修学旅行等の宿泊行事なら,先生からの大目玉をくらうところですが,長期宿泊・自然体験学習の目的の一つに,自然の中での生活体験を通して自らの生活規律の確立を目指すことにあります。ですから,あえて静観することにしました。もちろん健康面には十分気遣い,PD(プログラムディレクター)以外の引率教員は傍観者的立場で各班を回りケアーに努めました。 朝食の野外炊事(2回目)は時間短縮のための「パックドック」です。朝の野外炊事の定番になっています牛乳パックを利用してホットドックを作りました。準備からごちそうさままで1時間で終えました。子どもたちにとっては初めてのパックドックでしたので,興味を持って楽しく取り組みました。 第2日目のモットーは,「試練」です。野営キャンプでは様々な試練が待っています。忍耐力・我慢強さに課題のある昨今の子どもたちには,不便な生活(野営キャンプ)全てが試練です。今日から設備の整っている花背山の家から離れて,約10年前に過疎化で廃校になった旧八桝小学校で2泊3日過ごします。 台風接近のため,朝から小雨が降っています。旧八桝小学校に到着してすぐに「テントサイト」の設営に取りかかりましたが,夜に台風が直撃との連絡を受け,テント設営は断念して野外炊事のためのタープテントのみを張りました。子どもたちは,今夜は避難場所の体育館(講堂)で寝ることにしました。 野営キャンプでの楽しみの一つがドラム缶風呂です。安全上,直火で沸かしたドラム缶からサイホンの原理を応用してホースでお湯を入れています。ですから常にオーバーフローしているので,お湯はきれいです。事前にかかり湯で汗を流し,洗髪した後,子どもたちは温泉気分でドラム缶風呂を楽しんでいました。 水着で入るお風呂もいいものですねえ。 水道も少なくテントサイトから離れていて,大変不便です。そんな中で夕食作りが始まりました。 2日目の夜,野営キャンプ初日の夜は班別ミーティングを兼ねた「班別ファイヤー」です。お天気も味方してくれたのか?班別ファイヤーの時には,雨も小休止してくれていました。夜食のジュースやお菓子もトラブルなく分けていました。わずか2日で班での仲間意識が芽生えてきています。 夜中に台風直撃とのことで,体育館(講堂)で寝袋で寝ることになりました。全員が寝るので窮屈でしたが,これも試練です。いい経験です。さすがに疲れたのか,寝不足なのか??スタッフ会議がはじまる11時には,体育館(講堂)の中が静まりかえりました。 速報レポート(事前編パート1) 速報レポート(事前編パート2) 第1日目 「協力」 第2日目 「試練」 第3日目 「工夫」 第4日目 「挑戦」 第5日目 「笑顔」 第6日目 「感謝」 ■別年度のレポート 2014年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~全校たてわりグループで自然体験活動をしよう~ 実施レポート 2013年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~野外活動クラブ&課外活動の取組~ 実施レポート 2012年度 「自然の中で生きる力を高めよう!長期宿泊・自然体験学習・5泊6日」Part5 実施レポート 2011年度 醍醐西e-na(えーな)プロジェクト 実施レポート 2009年度 長期宿泊・自然体験学習 5泊6日花背山の家 実施レポート プログラム検索に戻る |