NO団体名主な企画内容
12 国立市立国立第七小学校(東京都) 「国立市立国立第七小学校「みんなで自然体験推進レッツ・ゴー!」」
豊かな自然環境を生かし、体験活動を教育課程に位置付け、全校児童で取り組む。経験豊かな校長による出前授業や昆虫・植物標本づくり教室、星空観察教室を通じて児童の自然への関心を高めると共に、教職員のレベルの向上も図る。また、保護者や地域の方にも活動の輪を広げ、学校・家庭・地域が連携する体験活動を実践。

速報レポート27 「秋のタペストリー作り」

参加者 児童+教員  合計78名
校長先生の理科出前授業(5年生)

  • ・・葉っぱタペストリー作りを通して、植物の多様性について気付くと共に、秋の彩りを味わう!   10月15日(火)。ミカンの実も色づき始め、10月も半ばを過ぎると、秋の気配が濃厚になります。6月初夏に3年生と作成した葉っぱタペストリーもどこか涼しすぎて、廊下や階段に掛けてあっても、これから寒さに向かう季節には真反対の印象を受けます。そこで、今回は野山が色づき始めたことから、暖色を中心に葉っぱタペストリーを5年生と共に作成することにしました。
     もちろん使用する葉っぱは校地内のもので、普段から子ども達が理科学習などで見慣れているものです。今回は特に赤・黄色・茶色などの暖色系の色を自分で混ぜ合わせ楽しみながら行いました。そして、これらの活動を通して、自然の葉の持つ暖かな色合いや葉脈などの柔らかな線に気付かせることもねらいとしました。
     5年生の子ども達は、3年生が作ったタペストリーが自分たちでも作れるということで、大変喜んでおり、積極的に活動することができました。色を塗り布から葉っぱをはがす時が一番わくわくドキドキしたようで、「よし!よし!大成功」「うわあー、校長先生の言ったとおり、失敗なしだ。」「オレンジ色や赤、黄色が輝いている。」との声があちこちでたくさん聞かれました。
     この活動は、自然の世界との対話ができるようで、子ども達の心も自然とにこやかに和むようでした。現在、学校のあちこちに吊り下げていますが、暖かな色合いは、なかなかの評判のようです。今回の活動を通して、子ども達は自然に葉のもつ多様性に気付くとともに、自然に対しての興味・感心を高めることができました。以下、写真と児童の作文を掲載します。







子どもの作文から

   葉っぱでの版画をやって(児童S児)
 ぼくは校長先生と授業をして、楽しいし面白かったです。でも、学んだこともありました。いくつか学んだことがありますが、そのうちの一つは「いろいろな葉の種類があり、それぞれの形や手ざわりがちがう」ということです。そのことは知っていたんですけど、今日、版画で使った葉は、自分が知っている以上にいろいろな種類で特長などたくさんあります。知らない葉について、校長先生に聞いたりして、「こんな葉もあるんだ」と思いました。赤と茶色とオレンジをまぜるととてもすごい色になること、あんな素晴らしい作品がこんな身近なもので気軽に出来ることなども学びました。最後にこれ以上に世界中には葉があると思ったら、少し「葉」というものに興味を持ちました。

   校長先生とやった授業(児童O児)
 今日の5時間目に特別に校長先生と授業をやりました。それは、拾ってきたもみじやイチョウに絵の具をぬり、葉脈が見えるようにはって、新聞紙をのせ、なでる感じでこすって、はがすと葉っぱの色や葉脈がきれいに出ていました。これを、下駄箱のところにはれば、季節が変わる感じでいいと思います。やっていると、はるのがおもしろくて、だんだんはっていくと、きれいになってきてよかったです。

   初めての校長先生の授業(児童N児)
 私は、今日、初めて校長先生の授業を受けました。名前はわすれてしまいましたが、今日やったものは、「はんが」のようなものです。私はk、前に図工の授業などで「はんが」はやったことがありました。なので、最初からしっかりやることができました。だから、私はいろいろな工夫をためしたりして、よりきれいにすることをこころがけるようにしました。例えば、葉の半分は「黄色」にして、もう半分は「赤色」にしてみたり、少しうすく、絵の具をぬることをこころがけたりして、工夫しました。そして、うすくぬることによって、自然のあじがでるということも、今日初めて知りました。
 秋や冬は寒いですが、赤や黄や茶を使ってやることによって、少しあたたかい気分になることも今日初めて知りました。今日は知らなかったことをたくさん知ることができてよかったです。また、校長先生の授業を受けたくなりました。

   葉っぱスタンプ(児童K児)
 今日、校長先生と葉っぱをスタンプのように白いにおしたかざりを作りました。その時に、二回驚きました。一回目は、最初に校長先生が葉っぱを持って来て、そお葉っぱが全部七小のだと知ってびっくりしました。大きさも形もとてもちがうのに、同じ七小の中にこれだけの植物が生えるなんてすごいと思いました。でも、たぶん使っていない種類の葉っぱもあると思うので、他にもいろいろと試してみたいです。二回目は、できあがったものを校舎にかざると知った時です。もしも、かざれば何となくあたたかい気持ちになれると思うからです。しかもいろいろな葉っぱを見られるからです。



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2014年度 校長先生と身近な自然体験チャレンジGO! 実施レポート

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