NO団体名主な企画内容
39 たつの市立新宮小学校6年生(兵庫県) 「人も自然も笑顔の楽園プロジェクト」
6年間の環境体験学習の集大成として、主体的に発案した環境保全活動(新宮宮内遺跡を整備)に取り組むと共に、校内の荒地をビオトープを含む憩いの場として整備する。そこに下級生やこども園の園児を招待し、自然の面白さを伝える機会を設けることを目的とした総合学習。

速報レポート34 観察記録から考察しよう

日時:10月20日 10時20分
参加者:41人

9月7日から,写真のように土日も観察を続けた子どもたち。その観察の記録を整理し,ムラサキやヒシモドキなどそれぞれの植物について,考察しました。(以下,主な考察記録参照)

【ヒシモドキについての仮説】
 私たちが立てた仮説は,「ヒシモドキの生長には,水質と水深が大切である」ということである。

【調査方法】
〇継続的に観察し,気付いたことを観察シートに記す。
〇ビオトープに,水深30cm,15cm,5cm未満の場所を用意し比較する。

【ヒシモドキの考察】
 同じ水で育ったヒシモドキでも水深によって葉の大きさや裏の色が変わった。1番浅い所が最も大きく色も濃い。これは根から吸収される養分の差であると考えた。ヒシモドキは主根が底に届かないと養分の吸収が減るようだ。そのため,水深より葉の大きさ,葉の裏の色が変わるのだと思う。
 タッチプールの中にあるフサモは多く,ヒシモドキの生長を妨げているので,もう少し取り除いたほうがよい。アオミドロの発生を考えても,豊富すぎてはならないと思う。
 つまり,主根が十分に届く水深で,栄養が適当にあるところはヒシモドキが住みやすい環境である。

【ムラサキへの疑問】
 なぜ絶滅するのか?

【考察】
 ムラサキは気温や日光のあたり方によって,種子の発芽率が低くなる。葉も害虫に食べられる危険性が高いことが分かった。だから直射日光が当たらない今の場所が最適である。
 調査を開始してから茎の高さは変わっていないということから,昔から必要とされた根の部分に養分がいっているように思う。
 紙面の都合で,写真は省いていますが,数十枚ある観察シートをしっかりと分析しているグループがたくさんありました。改めて関心の高さと継続観察の必要性を感じました。






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速報レポート31 アキアカネを守ろう
速報レポート32 完成したいこいの広場を説明しよう
速報レポート33 いこいの広場にこども園の子を招待しよう
速報レポート34 観察記録から考察しよう
速報レポート35 全校生がいこいの広場で

■別年度のレポート
2021年度 わがまち見聞録プロジェクト~身近な国指定遺跡から北前船の昆布ロードを辿る。 実施レポート
2017年度 キラ☆まち日記~メイ・ジンからのおくりもの~ 実施レポート

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