NO団体名主な企画内容
26 浜松市立庄内小学校第6学年(静岡県) 「豊かな浜名湖を未来に受け継ごう〜浜名湖の秘密〜」
浜名湖を取り巻く様々な要素について講話、体験、活動などを通じて学び、浜名湖の実態を知る。浜名湖の豊かさを将来にわたって受け継いでいくために、自分に何ができるかを考えるプログラム。

速報レポート5 浜名湖のアマモ場を観察しよう

日時  5月30日 8:00~
参加者 54人

 多くの子供たちは「実際に浜名湖の中に入って海の中の生き物を観察してみたい」という願いを持っています。その思いを大切にし、学区のアマモ場で生き物観察会を行いました。観察会には、はまなこ里海の会の窪田さんと、村櫛遊漁組合代表の高山さんが同行してくださいました。観察会を始める前に、高山さんから浜名湖には潮の流れや満ち引きがあること、浜名湖は岸に近い所は遠浅になっていて、岸から離れた所には航路があって深くなっていることなどを教えてもらいました。



窪田さんと高山さんから説明を聞く


浜名湖に入って生き物観察を始めました!


 さっそく子供たちは浜名湖の中に入り、目を輝かせながら生き物の観察を始めました。身近にある浜名湖とはいえ「海の生き物採集」を経験している子は少ないのかもしれません。生き物のすみかとなっているアマモ場を自由に歩き回って、思い思いにタモ網をすくい上げ、何か入ると大はしゃぎしていました。
 観察会の途中や終わりに、窪田さんや高山さんから、捕まえた生き物の名前や特徴などについて教わり、興味深そうに観察していました。

 子供たちが捕った生き物を持ち寄ると、ハゼ、コノシロ、トラフグ、クルマエビ、ヨウジウオ、イカ、ナマコなど、たくさんの種類の魚介類が集まり、まるで水族館のようでした。この体験活動は、浜名湖の自然の豊かさを実際に体感する絶好の機会となりました。


捕った魚介類を持ち寄ると、水族館!

※「アマモ」とは? 海草の一種。海藻とは異なり、茎や根があり、花も咲く。産卵場所や小型魚などのすみか、大型魚のえさ場になっていることから「海のゆりかご」と呼ばれている。


平成28年5月31日(火)静岡新聞朝刊に掲載



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