速報レポート５　「尼崎運河の水質浄化活動と循環畑の菜種の収穫」

●畑づくりを通じて、尼崎運河の栄養を循環させるための仕組みを学び、自然再生や循環型社会の構築に向けて取り組もうとする心と態度を育む。
●生物の生きる環境を知り、自然環境にやさしい人間の生き方について考える。

(1)循環畑づくり
尼崎北堀運河水質浄化施設に繁殖する藻類や貝類を回収し、雑草と混ぜ合わせて作った堆肥でこれまで運河沿いにある「循環畑」で菜の花を育ててきました。今日は菜種を収穫しました。

(2)ボサカゴの観察
尼崎運河に沈めた、ボサカゴを引き上げて中に入っている生物を調べました。
チチブやスズキやボラの稚魚を観察することが出来ました。

(3)水質浄化水路の清掃
尼崎北堀運河には生物の生きる力を借りて、水をきれいにする世界初のしくみを持った水質浄化施設があります。この施設の浄化水路に繁殖する藻類は光合成によって酸素を運河の水に供給しますが繁殖しすぎたり、水温が上昇しすぎると死んでヘドロになってしまいます。ネイチャークラブは藻類が死んでしまう前に水の中から取り出して堆肥に変える作業をしています。その堆肥を循環畑にまいて菜の花やヒマワリを育てて種から油を搾っています。

(4)パドルボード体験
運河を楽しむ活動としてパドルボード体験を行っています。
気候も温かくなり、波が少ない運河はパドルボードを楽しむのにとても好都合な場所です。上達すると運河の浮遊ゴミも回収することが出来るようになります。今日は中学１年生が初めての体験ですがうまく乗ることが出来ました。

プログラム検索に戻る