NO団体名主な企画内容
9 NPO法人 暮らし・つながる森里川海(神奈川県) 「自然探偵団が行く」
生き物の名前を知らなくても構わない。自然の中に一歩踏み込み、自然の素晴らしさを体感しよう。キーワードは「見る、聞く、触る、かぐ、味わう」。地域の川、池、里山へ繰り出し、故郷の自然を丸ごと五感を使って捉える体験。

速報レポート4 ウナギの棲む川づくり運動展開中!石倉カゴ調査にちびっ子多数

実施日:2020年8月1日
参加者:子ども19人、大人14人、講師2人、スタッフ15人 合計50人

●効果あり!石倉カゴ
絶滅危惧種ウナギの生息環境を保全しようと「石倉カゴ」を2基設置しています。
金属ネットの中に石が入っているだけの仕掛けですが、ウナギを始め多くの生き物が住み着きます。この日もウナギ(6)、カワアナゴやテナガエビなど、多数の生き物が見つかりました。効果絶大です!相模川にいっぱい設置し、ウナギを増やしたいと思っています。
(※石倉カゴは国土交通省の許可を受けて設置しています)

●なぜ石倉カゴを設置するのか
ウナギが減っている理由はいくつかありますが、岸辺のコンクリート護岸化など、生息環境の悪化が大きな要因となっています。
生き物が棲むためには干潟や葦原、ワンドや岸辺の穴など、多孔質空間が必要です。
護岸の根固めなどに使用してもらおうと、関係機関に働きかけています。

●昔のガキ大将が魚採りの極意を伝授
川での魚採りは初体験の子が多く、初めはおっかなびっくりですが、すぐに慣れ、熱中魚採りになります。ただ網を入れても魚は捕まりません。網ですくうのではなく、ドロの上に網をかぶせ、泥と一緒に引き寄せ、その後、泥を水で洗うと、捕獲した魚やカニが姿を現します。
マハゼやヌマチチブ、テングヨウジ(1)や珍しいカニ「トゲアシヒライソガニモドキ」(7)、「アリアケモドキ」などが捕獲されました。
残念なことに外来種カダヤシが初めて見つかりました。
講師の工藤孝浩先生(神奈川県水産技術センター内水面試験場)や江ノ島水族館の伊藤寿茂先生から、お魚やカニのことなど色々と教えていただきました。

●水質検査も実施
国土交通省京浜河川事務所による水質検査も実施されました。
PHや透視度を計った結果、まずまずの水質でホッとしました。

●コロナに負けない
マスクの着用、距離2メートル、体温測定、安全管理など、神経を使う催しですが、
「楽しい」「面白い」「今度はいつやるの」の声に、全ての苦労が一掃されました。
やってよかった。おじさんパワーのエネルギーが充填される1日となりました。


石倉カゴの引き揚げは大人の領域。何が入っているか期待が高まります。

石を取り除くと、ウナギやカワアナゴなどがいっぱい入っていました。

熱中!ワンドの魚とり


でっかいカワアナゴにみんなびっくり!

お魚やカニのことなど、色々と教えていただきました

水質検査を実施。まずまずの水質で一安心


PH測定

汚れた体を井戸で洗いました。井戸、大人気です。

大人も子供も楽しい。ちびっ子エネルギー全開の催しとなりました



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